【晩秋の京都一人旅#25】東福寺・通天橋  12月でも見事な紅葉の海

2020年の7月に、初めて訪れた「東福寺」。

その、むせるような新緑の波は圧巻そのもので、ただただ感嘆するばかりでした。

これです↓

7月の東福寺の様子はこちら

この新緑の海を見たとき、「これは紅葉の季節に再訪するしかない」と決意し、晩秋の京都一人旅の最終日の朝、やって来たのでありました。

 

しかしながら、「東福寺」といえば、日本人なら知らない人はいないというくらい、超メジャーな紅葉の名所。

秋の京都絶景百選なんかをひもといても、三本指に入るくらいの人気を誇っています。

訪れたはいいけど、人のアタマしか見えなかった、なんてことは避けたいので、

  • 見ごろ絶頂とされる11月下旬をさける(2020年の場合)
  • 平日の朝一番に訪れる

という大した対策ではないですが、一応計算し、12月1日(火)の朝、京都駅からJR奈良線で「東福寺」に向かいました。

「東福寺駅」の朝のラッシュ

朝8時前に「東福寺」駅に着いてみると、なんと、おそろしいほどのラッシュです。

地下鉄銀座線さながらの人混みにもまれながら駅の外に出ると、驚いたことに、みんな「東福寺」の方角へ向かうではないですか。

あとで調べてみると、この先に「日吉ヶ丘高校」という学校があるので、そこの学生さんたちですね。

ここで、「東福寺」への観光客と学生さんが別れます。

驚きましたが、これは、秋の季節、学生さんたちは、いわれのないラッシュに迷惑しているのではないかとお察しします。

「東福寺」開門前の「臥雲橋」もこの通り。

最盛期は、立ち止まることすら禁止されるようですが、12月の今は大丈夫のようですね。

12月1日の「臥雲橋」からの眺め。朝日が逆光ですが、しっかり色づきが残されているようです。

これは期待できそうですね。

下の写真は、実は先週(11月21日)に撮ったもの。

光線の強さかもしれませんが、一週間で、さほど落葉が進行していなさそうなのでほっとしました。

12月でも見事な洗玉澗の散り紅葉

さて、開門時刻を待って、チケット売り場に並びます。

12月の平日でもこの行列です。最盛期だったら、どんなことになっていたのやら・・

拝観ルートは、いきなり「通天橋」ではなく、まずは洗玉澗と呼ばれる渓谷の散策から。

敷地に入った瞬間、絨毯のような散り紅葉に圧倒されます。

これは、ほんとにすごいな・・・

おそらく社の方々が、しっかり敷き詰めたのでしょう。

毎朝の苦労が偲ばれます。

拝観客も、押し黙って歩きます。美は人を黙らせるのかもしれない。

それにしても、12月でもこんなに見事に演出されるなんて、驚きです。

渓谷の下のほうへ。

ようく観察すれば、やっぱり、かなり散ってしまっていることがわかります。

最盛期なら、どんな演出が待っていたのだろうか。

いちおう、拝観ルートにしたがって、「普門院庭園」へ。

江戸中期に造作された名園ですが、本日の目的は「紅葉」なので、観察もそこそこに「通天橋」へ。

「通天橋」に押し寄せる紅葉の海

さて、「通天橋」を渡りましょう。

開門前は、すごい人と思いましたが、境内が広いため、窮屈に感じることはありません。

人通りが途絶えたところを狙ってシャッターを切ります。

こうして、人通りが途絶えるのだから、12月は穴場なのかもしれません。

外国人観光客がまったくいないというのもあるでしょうが。

朝の光線だと、渓谷の下のほうまでは、光が届いていません。

人ごみを避けるには朝一番が有効ですが、お昼頃の方が、太陽光に照らされた紅葉が映えるのかも。

晩秋の本坊庭園

さて、素晴らしい紅葉に堪能したあとは、本坊庭園の観賞に参りましょう。

この靴の脱ぎ方。日本人が世界に誇れる礼儀正しさだと思います。

諸外国では、少なくとも今までの私の経験では、ありえません。

この方丈庭園は、作庭家・重森三玲(しげもり みれい)が手がけた東西南北4つの庭が特徴。

まずは「東庭」。こちらは庭というよりは、北斗七星を表す石がシンボル。

そして「南庭」。

東側に仙人の住む島に見立てた巨石、そして西側には京都五山になぞらえた苔山です。

「西庭」。さつきが刈り込まれた「大市松模様の庭」。

北庭への途中、「通天橋」を見下ろします。

ちょっと、朝のななめの太陽だと撮りづらい。

そして、チェック模様が斬新な「北庭」の「小市松模様の庭」。

幾何学的な並びには、不思議な魅力を感じますね。

さて、紅葉観賞がメインになってしまって、方丈庭園はふろくのようになってしまいましたが、無事に晩秋の「東福寺」観賞が終了です。

12月でも十分観賞できるということがわかりました。

7月には一切やってなかったお土産屋さんが復活していたのも嬉しいです。

「臥雲橋」を渡って、「東福寺」にお別れです。

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