分厚い雲に覆われ、雨も降りだしてきた比叡山山頂からの琵琶湖の眺め。
本日の宿は、先斗町の旅館を予約しています。
ただいま14時。少し早いですが、旅館の雰囲気を楽しみたいので、下界におりましょう。
比叡山山頂 ⇒ 八瀬比叡山口
来た時と同じルート。
ロープウェイで中腹まで下り、そこからケーブルカーで下山します。
登るときは01号車だったけど、帰りは02号車でした。
登りよりも下りのほうが、迫力あります。
そして下界へ到着。
02号車の顔。
下界なんて大げさな言葉を使ってるけど、比叡山が天台宗としてその権威が強かった時代は、まさにそんな感じだったのでしょう。
権威だけでなく、修行をしているわけですから、武力も強かったものと思われます。
今回は「東塔」のみで、さらっと見学しましたが、次回来るときは、滋賀県坂本側から登って「西塔」や「横川」も訪れてみたいです。
ケーブル八瀬駅から、叡山電車の八瀬駅へ歩きます。
今朝、瑠璃光院を訪れたときに渡った橋。
瑠璃光院は、まだ人波が途切れてないのだろうか。
さて、下界に降りてきたはいいですが、このまま先斗町へ行くには早すぎて、まだチェックインできません。
どこか、近場でもう一か所観光する場所ないかな・・・と、こんなときはガイドブックが便利。
ついに買ってしまいました。地球の歩き方の日本版。
海外旅行需要が完全に蒸発して、編集側の苦肉の策でしょう。
でも、日本だって地球の一部。「歩き方」があったっていい。
ただ、2,200円とお値段が少々張るのが玉にきずですが(^^)
三宅八幡駅で降りて子供の守り神「三宅八幡宮」へ
その、「地球の歩き方 京都」によると、叡山電車沿いには、子供の守り神で知られる「三宅八幡宮」が近くて手ごろ。
八瀬の次の駅、三宅八幡で電車を降りました。
ローカルな雰囲気の三宅八幡駅。
踏切を渡ると、すぐに石碑がたってます。
駅からは徒歩10分強。
高野川を渡ります。
この高野川は、鴨川が二手に分かれた片方です。
今夜の宿は、鴨川沿い。三宅八幡宮に向かいながら、今夜の宿のことばかり考えてます(^^)
鳥居が見えました。
町中にでんと鳥居があるのも京都らしいですが、
くぐったあとは、なんの変哲もない住宅街です。
でも、知らない町を歩くのは、それが住宅街でも楽しい。
先客は家族連れ。さすが、子供の守り神ですね。
神域という言葉が響きます。
どんな神様を祀っているのかと調べてみると、小野妹子が遣隋使としての旅の道中、病気になり、途中、宇佐八幡宮へ寄ったところ病は全快。
それで、無事帰国した際、八幡宮をこの地に建てたとのこと。
だから、直接的な神様がいるわけではありませんが、宇佐八幡宮といえば九州にある全国の八幡宮の総本宮。
そして、宇佐八幡宮は応神天皇や神功皇后を祀っていることから、神域といっているのかもしれません。
静かな境内ですが、隠れた紅葉の名所。
さっきの家族連れが消えてしまいました??
私1人になって、境内を散策。
コロナが運んできたものの一つが、日本各地の寺院の散策。
このはやり病がなかったら、おそらく、これほどまでに寺院をめぐることはなかったと思う。
訪れた寺院の8割以上は京都ですが(^^)
奈良も入れたら、たぶん9割以上になります。
外国でいえば、由緒ある教会や大聖堂を訪れているようなもの。
それが、日本になっただけだけど、しっとりとした情緒という点では、日本は群を抜いてますね。
この、時が止まった感覚を、海外で味わったことはありません。
三宅八幡宮から雨の先斗町へ
駅に戻り、叡山電車で出町柳に戻ります。
出町柳で、コインロッカーに預けておいた荷物を持ち出し、京阪電車で三条へ出ると、雨の鴨川でした。
鴨川の流れは、晴れた空より、どんよりとした空のほうが似合うと思うのは私だけかな。
約1年半ぶりの京都・先斗町。雨が降ってるので雰囲気満点です。
今回の旅のメインイベントに到着。
「今日のお宿 三福」です。半年前に予約して、この日を楽しみに待ってました。
さて、どんな宿なのでしょうか(^^)