【晩秋の京都一人旅#23】祇園で食べた「うなぎ」&静寂の本能寺

静寂さを存分に堪能できた「長楽寺」をあとにし、本日の京都散歩は、これでいいかなという気分。

朝一の「正伝永源院」からはじめて6箇所の寺院を時間をかけて散策し、あてもなく祇園へ向かいます。

京都最古の公園「円山公園」&晩秋の八坂神社

「長楽寺」から祇園や四条河原町方面に向かうには、「円山公園」や「八坂神社」のなかを突っ切るのが最短経路。

「円山公園」は京都最古の公園だそうですが、不覚にも訪れたのは初めてです。

そして、足はあてもなく八坂神社のほうへ。

7月に来たときもガラガラで驚きましたが、まだ拝観者少ないですね。

まあ今日は月曜平日ではありますが。

八坂神社は、晩秋よりも、春の桜のほうが有名ですね。

春には、桜が似合う寺院をまとめて歩いてみよう、そんな気になりました。

八坂神社の鳥居をくぐり、まっすぐ伸びる四条通。

この先には、鴨川を渡って先斗町や木屋町通りがあります。

7月にも歩いた通りですが、また歩いてみたくなりました。

では、八坂神社に敬礼してさようなら。

なんか、すごい人だかりです。

なんでも、有名な米料理屋さんらしい。

これをみて、私も遅いランチをとることにしました。

祇園でたべる「うな重」

とりあえず、四条通に面していた「ぎおん屋」という定食屋さん。

GOTOトラベルの地域クーポン券が使えるらしいので入りました。

これは、泊まっている「ドーミーインプレミアム京都」では、1泊につき1000円分のクーポン券をつけてくれました。

利用するのは初めてですが、こういうものでもなければ、ちょっと高めのものを食べようなんて気持ちは起きない。

なにかと物議を醸してるGOTOトラベル事業ですが、私は政府の知恵を応援します。

実は、もう夕方近いので、店内はガラガラ。

では、さっきの米料理屋さんは、なんで混んでたんだ??

せっかくのクーポン券をフルに使って、「うな重」をオーダーです。

お釣りがでないからね(^_^)

久しぶりに食べる「うな重」に大満足。

考えてみれば、6月に佐原に行ったとき以来半年ぶりです。

 

木屋町通りを歩いて「本能寺」へ

さて、腹ごしらえして、今日はもうがめつく寺院めぐりするつもりはありませんが、日が沈むまでにはもう少し時間があるので、木屋町通りを歩いて「本能寺」へ行ってみようと思いました。

 

四条通を西へ歩き、鴨川を渡ります。

そして「高瀬川」に沿った木屋町通り。

雰囲気のよさそうなお店が並んでいる木屋町通り。

ただし、一人ですっと入りやすいお店は少ないんだよな・・・

高瀬川にかかる橋を交互に渡ります。

このうどん屋さんなんて、老舗中の老舗みたいですね。

静寂の中の「本能寺」

「本能寺」をたずねてみようと思ったのは、まったくの思いつきですが、河原町通りと御池通りを行ったり来たりして、入り口を探すのに、少々迷いました。

「本能寺ホテル」と「本能寺」は別物ですが、隣接しています。

本能寺の入り口。

立派な表門。

言わずと知れた「本能寺の変」。

織田信長が明智光秀の襲撃によって、自刃をとげたところ。

創建当時を模して再建されたという本堂を正面から眺めます。

隣の「本能寺ホテル」の客室窓からは、ここの境内が見下ろせるんですね。

現在の本堂は、1928年に再建されたもの。

この寺を、13,000の明智軍が包囲したそうですが、本当でしょうか。

こちら側には、塔頭が並びます。

洛中のど真ん中にあるのに、静かな本能寺。

本堂の奥には、信長公の墓があります。

「本能寺の変」のあった6月2日には、戦没者の法要が行われるそうです。

どこか哀愁漂う「本能寺の火伏せのイチョウ」

こちらが、京都市の保存樹に指定されている「本能寺のイチョウ」。

「火伏せのイチョウ」と呼ばれるこのイチョウは、天明の大火(1788年)の際、逃げ延びてきた人々に向けて、このイチョウの木から水が噴出し、本堂や避難してきた人々を救ったと伝えられています。

周囲に信長公の墓があるので、落ちたイチョウに哀愁を感じますね。

繁華街の中の静寂。「本能寺」でした。

河原町通り側から入る場合は、注意してないと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。

そのくらい、細い「本能寺」の裏門です。

今回の「晩秋の京都5日間一人旅」の全行程はこちらです。