【京都一人旅 #27】外国人観光客が一人もいない「伏見稲荷」は絶品です

変化に富んだ「東福寺」の素晴らしさに見とれ、かなり時間を費やしました。

時刻はすでに16時。「伏見稲荷」に急ぎましょう。

ガイドブックには、閉館時刻が16時半となっているし、大丈夫かな・・・

「東福寺」から「伏見稲荷」まで早歩き

「東福寺」の六波羅門から「伏見稲荷」までは約1km。

早歩きで急ぐんですが、その道のりにもいくつもの塔頭(なのかな?)が現れるので、いちおう一つ一つ見て行きます。

参道付近に出たようです。

 

昨日の嵐山もそうだったけど、徐々に参拝客が戻りつつあるって感じですか。

もっとも、府民が中心なんでしょうけど。

そして楼門にたどり着きました。

朱塗りが映える伏見稲荷大社の楼門&本殿

やっぱりここは、伏見稲荷に敬意を表して、大鳥居をくぐって参拝するべきでしょう。

立派な大鳥居です。

そして楼門。「お稲荷さん」と親しまれる伏見稲荷大社は、全国に3万社ほどある稲荷神社の総本宮です。

商売繁昌や家内安全のご利益があるとして、全国から多くの参拝者が訪れるということですが、恥ずかしながら、私は初見参です。

そして本殿。応仁の乱で焼失し1499年に再興です。

西陣のあたりからは、かなり南だと思いますが、応仁の乱って、やはり京都じゅうを焼け野原にしてしまったのですね。

 

商売繁昌や家内安全以外にも、「学業成就」というご利益もあるみたい。

なんにせよ、こうして人々が活動しはじめたのはよいこと。

資本主義社会は、お金を使ってなんぼです。

さて、ではいよいよ「伏見稲荷」のメインイベント、「千本鳥居」にご対面と行きましょう。

と思ったら、ニカーブをかぶったイスラム女性が。

観光客ではなく、近くに住んでいるのでしょうか。

朱塗りの寺院の中で、ニカーブをまとった女性に出会うとは思わなかった。

考えてみれば、この連休中、私は本来モロッコへ行くはずだったんだと、思い出します。

「千本鳥居」の入り口が見えてきました。

目が痛くなるほどの朱色のトンネル「千本鳥居」

おお・・・これは、すごい。言葉を失います。

江戸時代、願いごとが「通るように」というお礼をこめて、鳥居を奉納する習慣が広まったとのこと。

 

奉納された鳥居の数は、なんと1万本を超えるらしい。

新旧の鳥居は、放たれる光沢でなんとなくわかります。

 

鳥居の裏には、奉納者と年月日が記されています。

おや、令和二年六月を発見! 先月ですね!(^^)!

初詣の際は、西日本最大の賑わいをみせる「伏見稲荷」。

それが、この人の少なさ・・・

少し待てば、完全に人がいなくなります。

インスタ映えし放題ですね。

 

嵯峨野の竹林の小径でも感じたんだけど、宇宙人が初めて地球に降り立つ場所がここだったら、どう感じるんだろう?

ちなみに、奉納は誰でもできるそうですが、大きさによって一体21万円から160万円になるそうです。

そして、申し込んでから、2~3年くらいは順番待ちで待たされるとか・・

 

当たり前ですが、外国人観光客にまったく出くわしません。

これは、神がくれたプレゼントです。

ライトもあるけど、夜はどうなるんだろう?

鳥居のトンネルをくぐって、奥社奉拝所に到着。

このへんで折り返す人も多いようですが、この鳥居は稲荷山全体を覆いつくしています。

もう少し上まで登りますか。

これは、今まで登ってきた鳥居の道。

人とすれ違わないな、と思ったら、一方通行でした。

本当にこれは圧巻です。

こんな光景を目にできて、素直に神に感謝したい。

少しなめていた「伏見稲荷」 登りだしたら長い長い・・

 

登ってる人多そうだから、私も行ってみよう。

この大きさの奉納は、いくらなんだろうねw

このあたりから、鳥居の乱反射で、だんだん目が痛くなってきました(笑)

どこまでも続く、鳥居のトンネル。

このへんで引き返す人が多そう。けっこう疲れました。

踊り場のような休憩所。

さて、また登りますよ。

「伏見稲荷」をあまく見てました。登っても登っても、延々と鳥居が続きます。

このあたりから、どのへんで引き返そうかな、なんて考えはじめました(^_^)

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