変化に富んだ「東福寺」の素晴らしさに見とれ、かなり時間を費やしました。
時刻はすでに16時。「伏見稲荷」に急ぎましょう。
ガイドブックには、閉館時刻が16時半となっているし、大丈夫かな・・・
「東福寺」から「伏見稲荷」まで早歩き
「東福寺」の六波羅門から「伏見稲荷」までは約1km。
早歩きで急ぐんですが、その道のりにもいくつもの塔頭(なのかな?)が現れるので、いちおう一つ一つ見て行きます。
参道付近に出たようです。
昨日の嵐山もそうだったけど、徐々に参拝客が戻りつつあるって感じですか。
もっとも、府民が中心なんでしょうけど。
そして楼門にたどり着きました。
朱塗りが映える伏見稲荷大社の楼門&本殿
やっぱりここは、伏見稲荷に敬意を表して、大鳥居をくぐって参拝するべきでしょう。
立派な大鳥居です。
そして楼門。「お稲荷さん」と親しまれる伏見稲荷大社は、全国に3万社ほどある稲荷神社の総本宮です。
商売繁昌や家内安全のご利益があるとして、全国から多くの参拝者が訪れるということですが、恥ずかしながら、私は初見参です。
そして本殿。応仁の乱で焼失し1499年に再興です。
西陣のあたりからは、かなり南だと思いますが、応仁の乱って、やはり京都じゅうを焼け野原にしてしまったのですね。
商売繁昌や家内安全以外にも、「学業成就」というご利益もあるみたい。
なんにせよ、こうして人々が活動しはじめたのはよいこと。
資本主義社会は、お金を使ってなんぼです。
さて、ではいよいよ「伏見稲荷」のメインイベント、「千本鳥居」にご対面と行きましょう。
と思ったら、ニカーブをかぶったイスラム女性が。
観光客ではなく、近くに住んでいるのでしょうか。
朱塗りの寺院の中で、ニカーブをまとった女性に出会うとは思わなかった。
考えてみれば、この連休中、私は本来モロッコへ行くはずだったんだと、思い出します。
「千本鳥居」の入り口が見えてきました。
目が痛くなるほどの朱色のトンネル「千本鳥居」
おお・・・これは、すごい。言葉を失います。
江戸時代、願いごとが「通るように」というお礼をこめて、鳥居を奉納する習慣が広まったとのこと。
奉納された鳥居の数は、なんと1万本を超えるらしい。
新旧の鳥居は、放たれる光沢でなんとなくわかります。
鳥居の裏には、奉納者と年月日が記されています。
おや、令和二年六月を発見! 先月ですね!(^^)!
初詣の際は、西日本最大の賑わいをみせる「伏見稲荷」。
それが、この人の少なさ・・・
少し待てば、完全に人がいなくなります。
インスタ映えし放題ですね。
嵯峨野の竹林の小径でも感じたんだけど、宇宙人が初めて地球に降り立つ場所がここだったら、どう感じるんだろう?
ちなみに、奉納は誰でもできるそうですが、大きさによって一体21万円から160万円になるそうです。
そして、申し込んでから、2~3年くらいは順番待ちで待たされるとか・・
当たり前ですが、外国人観光客にまったく出くわしません。
これは、神がくれたプレゼントです。
ライトもあるけど、夜はどうなるんだろう?
鳥居のトンネルをくぐって、奥社奉拝所に到着。
このへんで折り返す人も多いようですが、この鳥居は稲荷山全体を覆いつくしています。
もう少し上まで登りますか。
これは、今まで登ってきた鳥居の道。
人とすれ違わないな、と思ったら、一方通行でした。
本当にこれは圧巻です。
こんな光景を目にできて、素直に神に感謝したい。
少しなめていた「伏見稲荷」 登りだしたら長い長い・・
登ってる人多そうだから、私も行ってみよう。
この大きさの奉納は、いくらなんだろうねw
このあたりから、鳥居の乱反射で、だんだん目が痛くなってきました(笑)
どこまでも続く、鳥居のトンネル。
このへんで引き返す人が多そう。けっこう疲れました。
踊り場のような休憩所。
さて、また登りますよ。
「伏見稲荷」をあまく見てました。登っても登っても、延々と鳥居が続きます。
このあたりから、どのへんで引き返そうかな、なんて考えはじめました(^_^)