さて、前置きが長くなってしまいましたが、ようやく京都の観光スタートです。
ところで、どこをどう回ろうか、まったく無計画に来てしまいました。
京都は、石を蹴れば名所史跡に当たるほどの歴史の町ですが、それでも、ある程度エリアをイメージしながら回ったほうが効率がよいのは言うまでもありません。
しかし、今日は平日の水曜日。まだ連休に入っていません。
なので、本日は、外国人だけでなく日本人観光客もいない(であろう)京都の史跡を目指して、銀閣寺や金閣寺などの大御所を見て回ろうと思ってました。
烏丸口のバス総合案内所で「地下鉄・バス2日券」をゲット
リムジンバスが南側の八条口に着き、北側の烏丸口に出るのに一苦労の京都オンチ。
そして京都タワーを見上げ、京都に来た実感がわきます。
人もまばらなバス総合案内所。でも、感染症対策もバッチリです。
京都の観光にバスや地下鉄は外せません。
そして、次のような乗り放題チケットがあります。
種類 | 値段 |
---|---|
バス1日券 | 600円 |
地下鉄・バス1日券 | 900円 |
地下鉄・バス2日券 | 1,700円 |
ここでポイントなのは、バスはあまり距離に関係なく1回230円かかること。
だから、1日4回も乗れば元が取れる計算に。史跡を4箇所も回ればそのくらいバスには乗るので、間違いなく乗り放題チケットの方がお得です。
今回、私は京都に5日間滞在するつもりなので、できれば3日券ぐらいあったらいいなと思いましたが、とりあえず2日券をゲットしました。
5番バスに乗って「銀閣寺」方面へ
とりあえず、ホテルに荷物を降ろして、バスターミナルに停車していた「5番バス」に乗り込みました。
「銀閣寺」方面へ向かうバスです。「銀閣寺」の落ちついた佇まいは、私の好きな情景の一つ。
バスの車内は、平日であることも手伝って閑散としています。
京都のバスは、こんな風にバスストップを予告してくれるのがありがたい。
「平安神宮」前で途中下車
このバスで、まずは「銀閣寺」まで行っちゃおうか、などと考えていたら「平安神宮」のアナウンスが聞こえて下車しました。
「平安神宮」に、思い入れがあるわけではないですが、5日間もあるんです。
特にルートを定めず、行き当たりばったりでもいいのかなと。
バスを降りて、いきなり現れる巨大な鳥居に驚きますが、人がいないのにも驚き。
この大鳥居は、昭和天皇の即位の礼を記念して1929年(昭和4年)に建てられました。
色あせてない朱のカラーが、青い空によく映えています。
そして、桜の名所でも知られる平安神宮の疎水。
西村京太郎著「京都感情旅行殺人事件」の第一の被害者は、この疎水から見つかったんだったな、などと過去を思い出しますw
平安神宮に向かって歩きます。
横に現れるのは、京都市美術館がリニューアルされた京都市京セラ美術館。
平安遷都1,100年の歴史 平安神宮
そして、平安神宮の参道に到着。
平日ではあるけど、見事なほど人がいない。
応天門をじっくりと眺めます。平安神宮の南正門です。
応天門をくぐる正面に現れるのが大極殿。
あまりの人のいなさに、威圧感たっぷりです。
平安遷都1,100年を記念して1895年に造営されたものですが、平安京の正庁であった朝堂院を8分の5のスケールで再現したとのこと。
大きさにも驚きますが、朝堂院の形をよくぞ再現できたなとも思います。
まずは、誰もいない中庭を砂を踏みしめながら散歩。
大極殿の東西に配されている蒼龍楼・白虎楼。
白虎楼の脇に神苑への入り口があります。
神苑への入場料は600円。
平安神宮神苑を歩く
この神苑に来るのは初めてです。
神宮の創建と同じ1895年に運行が開始された日本最古の電車「京都電気鉄道」の車両が飾ってあります。
今から125年前の話です。
神苑は広いので、少し早歩きで。
中神苑。庭の中央にある蒼龍池です。
これが臥龍橋(がりょうきょう)と呼ばれる沢とび石ですね。
それにしても、ところどころ、赤っぽくなっている葉があるのはなぜだろう?
順路の最後に現れる東神苑。京都御所から移築された泰平閣や尚美館などが、栖鳳池(せいほういけ)を囲むように造営されました。
泰平閣です。
神苑を歩いている観光客も数人。こんな京都は、なかなか見られない。
人がいないので、逆にのんびり時間を取りすぎました。もう12時です。
さて、次の目標は?
歩いても行けますが、さっき乗った5番バスに乗って「南禅寺」へ行ってみることにしました。