テイデ国立公園の散策も楽しめました。
さて、ほんの少しだけ戻るとします。
来るときに通った、景勝地でゆっくり見学するためです。
テネリフェ島 尾根づたいの絶景ドライブ
前方には、カルデラの見事な地層。
ガードレールはありますが、「ない」場所も多数。
道幅も、それほど広くはないので、ていねいなハンドルさばきが必要。
パーキングがない場所でも、こんなふうにクルマを止めて、
周囲を見学できる、ぜいたくなドライブ。
冷んやりした澄んだ空気がとてもおいしい。
左手に大西洋が見えました。
背後にテイデ山も臨めます。
大自然を切り開いて、アスファルトを敷いたって感じだね。
これは西のほう、つまりアフリカ大陸ではないほうを見ています。
いやあ、しかし気持ちいいなあ・・・
おっと、サイクリングですか。
標高2,000m超だし、アップダウンもあるし、大変そう。
尾根が、そのまま海に落ち込んでいく様が、なんともいえないですね。
おだやかな大西洋。1年中こうなのかな、いや、そんなことはないでしょう。
また、パーキングに車を止めます。天文台が見えます。
これは東の方角。グランカナリア島の方角です。
両サイドに海が見えるし、ちょっと歩いてみますか。
グーグルマップによれば、ここはコーラルデルニーニョという地名。
コーラルって珊瑚って意味だと思ったけど、それは英語。スペイン語ではどんな意味かな?
それはそうと、まだ標高2,240mもあったんだね。
これは、フォトスポットという意味?
さっき追い越した自転車組みが、息を切らして到着。私には無理だ・・・
ちょっと奥にはいってみるとします。
青く広がる大西洋。
街も見えます。
大航海時代には、この海を、新大陸目指して、無数の船が沖にくり出していったんでしょうか。
緯度的には、この向こうには、フロリダ半島、あるいはキューバがあります。
それらが、海図に載っていなかった時代に、この海を沖に向っていく勇気。
コロンブスはすごい・・・
方角的には、夕方訪れる予定のオロタバの街。
一応、雲の上にいるんですね。
空、雲、海、見下ろす街、そのすべてに手が届きそう。
背後にそびえ立つテイデ山。
山肌をおおう、高山植物。
クルマを止めた天文台のあるパーキングに戻ってきました。
これだけクルマから離れると、少し不安になりますが、車内にはなにも残していないので大丈夫でしょう。
さて、時計も12時を回りました。
クルマの中で、グーグルマップと、ホテルでもらった地図を照合しながら、これからのドライブルートを確かめます。
コーラルデルニーニョは、地図の右側の丸三箇所の真ん中付近です。
その下の小さな丸は、さきほど散策したラス・カナダスの辺り。
これから、そこを突っ切って、テイデ山を駆け下り、左側の丸、マスカの渓谷を目指します。
今12時ですから、あちこち寄り道してでも14時か15時には着けるでしょう。
そのあとは、右側の一番上の丸オロトバの街を歩いて、夜にはサンタクルスに戻れる、そういう計算です。
カルデラの中を抜けて
では、また南に向けて出発。
オープンカーなんて、気持ちいいだろうな。
ロープウエイ乗り場を通り過ぎます。
混雑もピークのようです。でも、この時間に登ったほうが景色はいいかも。
カルデラの中を南へ。
一気に突っ切るわけではありません。
そこらじゅうに展望台があるので、写真を撮りながら。
奥さんがチャーミングな欧米の家族連れ。
溶岩がそのまま固まったできた、とか、
テイデ山も、反対側から見ると、カタチが変わります。
この草花に特徴があるんでしょうね。そんな書かれかたです。
さて、また出発。あんまりのんびりしてると、マスカ渓谷などの見学時間がなくなってしまいます。
それにしても、島というより、大陸をクルージングしているようなスケールです。
で、また、クルマを止めます(笑)
時間がなくなってきてることはわかってますが、こんな景勝地、めったに見れるもんではないです。
この軽石も火山岩で、天然記念物なんだろうな。
そして、また出発。
運転が楽しい 左ハンドル&マニュアルミッション
窓を全開にして、快適なドライブ。
シフトレバーをガチャガチャやりながらのFun to drive を、久しぶりに味わいます。
分岐を右折。マスカ渓谷に向かいます。
表示されている町は、途中の町。
火山岩のど真ん中を、ゆっくり駆け下ります。
しかしまた、フォトスポット。
これは、完全にテイデ山の裏側ですね。
案内板には、先の尖った植物に注目、とあります。
たしかに、標高が下がるにつれ、沿道に植物が増えてきました。
エアーズロックのような岩。
大西洋に浮かぶ、あれはラ・ゴメラ島ですね。
また休憩。
ほんとに植物が増えてきました。
大西洋に浮かぶラ・ゴメラ島
こりゃ、ほんとに絶景だね。ほかの言葉が思いつかない。
こんな楽しいドライブ、生まれて初めてかも・・・
くっきりと青い大西洋にラ・ゴメラ島。
この辺りから、勾配とカーブが急になります。
至るところにあるトレッキングコース。
テイデ国立公園の火山岩とも、そろそろお別れかな。
青い大西洋とは、もうしばらく付き合えます。
楽しいドライブ。
しかし、休憩しすぎて、予定を大幅に遅れています。マスカへ急ぎましょう。