月面のようなテイデ国立公園を後にして、マスカ渓谷に向かいます。
時間がそんなにないため、町にわけ入って、地上に降りていくわけにはいきません。
写真でみるとすごく急峻な谷なので、途中のワインディングロードからでも、航空写真のように渓谷の様子がうかがえるらしいので、それを見に行くつもりです。
ワインディングロードをマスカ渓谷へ
しかしまだ、テイデ国立公園を降りきっていません。
途中のカフェでミネラルウオーターを仕入れて、もうひとふんばり。
免許を取ってすぐ、西湘バイパスとか、国道135号線を夢中になってドライブしたころがあったけど、そのときの気持ちを思い出すようなドライブです。
音楽が聴けないのが少し残念(笑)
本当に、こんな楽しいドライブ久しぶり。
ヒールアンドトウの音も、全開の窓から響いてきます。
ようやく、ヒュンダイのこのクルマも、回転をうまく合わせられるようになってきました。
下り切ったところにあるインターチェンジ。
そこから、また一気に登るんです。
少し道を間違えながらも、狭く急なワインディングロードを慎重に。
ほんとに、いろは坂を思わせるヘアピンカーブの連続。ギアは1速でないと、登れません。
そして、そのワインディングロードを登り切ったところにある展望台。
ラ・ゴメラ島の島影がくっきりですね。
上に登ってみます。(高いところ好きだよな笑)
こちら側はテイデ山側。
あの下まで下って、そこからまた登ってきたことになります。
そして、今度は、また下るんです。
あの下ったあたりがマスカ渓谷かな。
これは、走り応えのあるワインディングロードです。
でも、たまに、バスもやってくるんだよね。気をつけないと。
これ、よくバス曲がれるな、と思います。
これは、マカオのメルコ・ヘアピンなみのタイトコーナー。
反対側にそびえる崖も火山活動によるものでしょうか。写真では上手く表現できませんが、赤茶けています。
ようやくマスカに到着。
いろんなところに寄り道しながらだったので、すでに15時に近い時間。
そして、例によって、パーキングは満車。
クルマを進めて進めて、ようやく、1台分の縦列駐車スペースを確保。
そういえば、まだランチ食べるの忘れてました。
岩壁に張りついたマスカの村
町というより村はこの下。
考えてみれば、村に行く人たちは、クルマをどこに止めてるんだろう?
だって、村はあそこですよ。
こりゃ、すごい。
なにもわざわざ、あんなところに村を構えなくても、なんて思ってしまいます。
さすがに、あそこまでは行けないわな・・・
だって、また上がってこなくちゃならないし。上から眺めるだけで十分です。
あ、でも、クルマがある。
この坂を下りていくのかな。
途中、売店がある場所まで下ってみました。
観光客?それとも、住民?
ジャムが名産みたいですね。
上に戻ったら、バスが入り口をふさいでました。
しかし、よくあのヘアピンカーブを上がってきたものです。
ちょっと慌ただしいけど、オロタバに向って出発しますか。
オロタバの町の散策は夕方でいいと思ってるけど、日が暮れてしまったら、どうしようもない。
ここ、マスカからオロタバの中心部までは約50キロ。1時間10分とグーグルマップは計算しています。
到着予想時刻は16時40分。
では、17時に到着させるとして、20分くらい、ランチ食べる時間はありそうですね。
と思ったら、タイミングよく、カフェが現れました。
マスカ渓谷を見下ろすカフェテラス
おお、今まで通ってきたワインディングロードが見渡せます。
ここで食事していきましょう。
あいにくテラスは満席。
ちなみに、テラス席からの眺めはこんな感じ。
さっき見学してた村が、あんなに小さく。ほんとにすごい自然です。
小ぎれいでオシャレなカフェ。
あやうく、ビールを注文するところでした(笑) 危ない、危ない。
オレンジジュースとサンドイッチをオーダー。
よく冷えたオレンジジュースが旨い。マスカ渓谷に乾杯!
バカンスを楽しむ欧米人の中に、アジア人が一人。
そういえば、この旅、中国人の団体とかに遭遇してないですね。
中国人に出くわさない旅というのも珍しい。
日本人に会わないのはいつも通りですが。(私が避けてるから笑)
ほんとにすごい渓谷だったんだね。
岩もすごい。
出てきた分厚いツナ・サンドイッチ。すごくおいしかったです(^^)v
マドリードのほかには、パリやロンドンはなく、アムステルダム。
スペインだから?
なぜ、プラハ? なんか、意味不明・・・
食べ終えて、カフェの周りを散歩。
あれは、ラ・ゴメラ島でいいんだよね。
まさか、ラ・パルマ島ではないよな。100キロ以上離れてるし。
今日は、ドライブと、大西洋の鑑賞を心ゆくまで楽しめました。
カフェに戻ってみると、観光バスが2台も。
よかった、ちょっとの時間差で、カフェは満席だったね。ついてるぜ。
青く広がる大西洋
さあ、オロタバの町に向って出発。
しかし、すぐにクルマを止めて、光り輝く大西洋を鑑賞。
しょうがない。日本に帰ったら、大西洋なんて、そう簡単に見れないんだから。
時間がたつのを忘れる美しさですよ、これは・・・
がけっぷちに咲いているサボテン。
また、ワインディングロードを走らせます。
そして、また、すぐ止めます(笑)
もう、しばらくは、こんな雄大な風景とはお別れだろうな・・
やっぱり、旅って素晴らしい。
東洋にも、美しい景色はあるんだよ、って、教えてあげたくなります。