さて、ボーディング開始です。
なんかワクワクしますね。
私が、人生ではじめての海外一人旅のときに乗った飛行機がアエロフロート航空なのですから、無理もありません。
アエロフロート航空 SU263便で10時間25分 モスクワへ
乗客は、ほとんど日本人。若い人が多いです。
航空券安いし、アエロフロート航空は若い人の味方かも。
ところで、私の横はロシア人でした。
美しいロシア女性のCAによる機内安全ビデオ
機内安全ビデオがはじまりました。しかし、ロシア女性は、おそろしいほど美しいな。
14年前、はじめて海外を一人で旅したときに訪れたロシア。
そのとき、ロシア女性の美しさには舌を巻きましたが、これまた美しい・・・
手を振って見送ってくれるグランドハンドリングスタッフに、こちらも手を振ってこたえます。
6日間の旅のはじまりです。
ゴルフ場の多い成田上空に舞い上がります。
こうしてみると、成田市って、そんなに大きくないな。箱庭のようです。
飛行ルートは予想通りシベリア上空。これは、シベリアの大地をじっくり鑑賞できるかな。
水平飛行に移り、配られる飲み物。
なんと、アルコール類は一切なし。
両手を挙げて万歳するロシア人もいました(笑)
私も、赤ワインを飲みたかったんですが仕方ありません。アップルジュースで旅立ちに乾杯です。
日本海上空は、ニュースが報じていた通り、すじ状の雲。
そして、ユーラシア大陸へ。
沿海州は、意外にも積雪がありません。
さあ、これから長駆ユーラシア大陸を端から端まで横断です。
それを、その日のうちにやってしまうってんだから、やっぱり飛行機ってすごい。
アルコール類のない機内食
シベリアも、だいぶ奥深く入った頃。
1回目の機内食が配られます。
アルコールは出ないけど、おいしくいただきました。
和洋折衷のお弁当って感じですね。
おいしい食事に満足しながら、景色を眺めます。
シベリア上空を西へ
ようやく、雲が切れて、シベリアの大地を拝めるようになりました。
飛行位置は、ちょうど、バイカル湖の北方にあたります。
この夕陽の向こう側にバイカル湖があります。
バイカル湖上空を飛んでくれたら最高だったんだけどな。
これらは、バイカル湖へ注ぐ河。いや違う、バイカル湖から流れ出て、北極海へ向う河。
凍ってるのかな。
まったく無人のシベリアの大地ですが、ときおり、こんな人工物が。
成田から3,800キロ。ようやくモスクワまでの飛行距離の半分です。
さて、ここらで、おもむろにウオークマンとヘッドホンを取り出してセッティング。
ノイズキャンセリングの効果はいかに・・・
すごい、効果絶大です!
ノイズキャンセリングをオンオフしてみると、耳をつんざくゴォォォォという、あのエンジンの轟音に、急にミュートがかかったかのように静まります。
もちろん、完全にノイズがなくなるかというとそうではないんですが、たぶんノイズの半分以上を除去してくれてるんじゃないかな。
耳を音楽に包まれて、眼下には、たまに現れるシベリアの町を見下ろす、ご機嫌なフライトになりました(^^)v
機がウラル山脈を越える頃。
二度目の機内食
二度目の機内食、夕食です。
美人CAが、「お魚がなくなってしまいました、スイマセン。」としきりに恐縮。
いえいえ、ビーフでも十分おいしいですよ。
でも、お金払ってでもいいから、お酒は飲みたいかな(笑)
西へ向う飛行機は、太陽と追いかけっこになるので、なかなか夕陽が沈みません。
乗客のほとんどは、眠っています。機内も消灯され、睡眠モード。
こんなときに、窓外を見下ろしてるのは、私くらいなもんですが、このあとモスクワで乗り換えてマドリードに着くのは23時。そして、翌朝は4時半の起床です。
つまり、マドリードに着くときは、睡眠不足状態になっていたほうがいいわけです。
それにしても、幻想的な光景。
シベリアの大地を見下ろしながら、これから赴くカナリア諸島に想いを馳せます。