【カナリア諸島への旅】 出発まで

さあ、遠いところへ行くぞ。

異国のように霞の奥にあった北海道へ本当に行けるのかと思うと、私は嬉しくて夢心地であった。

待ちわびた出発日の八月七日の夕方、父とともに家を出たときは足が地につかない思いがした。

私は昭和三十六年の一月に初めて外国へ行ったが、家を出るとき、十九年前の北海道行と同じ思いがしたものである。

もはや今日では地球上のどこへ行こうと、この思いを経験することはないだろう。

(出典:宮脇俊三著作 時刻表昭和史より)

紀行作家であった故宮脇氏の、私のお気に入りのフレーズです。

 

旅に惹きつけられている私にとって、遠いところへいくというのは、武者震いが高じて、幽体離脱を感じるほど興奮するもの。

なので、氏の感情はよくわかる・・・

私も、12歳のとき、生まれてはじめて北海道に行きましたが、上野駅から列車を乗り継いで、30時間以上かけてたどり着いた流氷の海を目にしたときの感覚は、いまでも忘れることはありません。

ただ、最後のフレーズだけは、ちょっと違うかな・・

私のエモーショナルな精神年齢は極めて低いので、どこに行くのだって、簡単に感動に浸れます。

西の果ての島 カナリア諸島

カナリア諸島。

これは、私の感性に刻み込まれた、「西の果て」の島です。

学校の授業で、日本列島が中心にある地図帳を広げると、左のはし、つまり西の果てに浮かぶ島。

子供心に、とんでもなく「遠さ」を感じる島。

ただ、遠いというだけで、いつか絶対行きたいと思ってました(^^)v

カナリア諸島は、「遠いところ」という私のバケットリストの上位に位置する島。

そんなところへ、本当にいけるのかと思うと、感無量です(相変わらず大袈裟です笑)

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地球儀でみると、カナリア諸島は、ユーラシア大陸を隔てて日本の反対側といってもいい位置です。

日本とカナリア諸島を、同時に被写体に入れるのが難しいくらい。

それもそのはず、カナリア諸島の経度が西経15度ほど。

日本の経度が東経135度と考えると、経度で150度も離れていることになります。

ヨーロッパというより、アフリカといったほうが、地理的には合ってるかも知れません。

最も近いところで、アフリカ大陸のモロッコから100キロほど離れた、大西洋に浮かぶ7つほどの島々です。

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スペイン領であるのは、かつて「太陽の沈まぬ国」と呼ばれたイスパニア時代の強弩の末勢でしょうか。
(表現あってるかな??)

カナリア諸島 最大の島 テネリフェ島

そして、訪れる島は、カナリア諸島の中で最も大きいテネリフェ島。東京都とほぼ同じ大きさの島です。

カナリア

もちろん、行ったからには、カナリア諸島の魅力を大いに堪能すべきだとは思いますが、現役世代の人間、そうそう長期休暇は取れません。

正味3日間の日程で、滞在はテネリフェ島に絞り、最大の町サンタクルス・デ・テネリフェを拠点とする日程に仕上げました。

カナリア諸島への旅 弾丸スケジュール

スケジュールは、こんな感じです。

日付午前午後宿泊地
12/29(土) 成田13:10発
マドリード23:00着
マドリード
12/30(日)マドリード7:05発
サンタクルス9:00着
テネリフェ島観光サンタクルス
12/31(月)テネリフェ島観光(テイデ山)テネリフェ島観光サンタクルス
1/1(火)テネリフェ島観光サンタクルス18:55発
マドリード22:40着
マドリード
1/2(水)マドリード11:20機中機内
1/3(木)成田11:40着  

長期休暇は取れないなんて書きましたが、日並びのよい年末年始を利用しただけで、休暇は使ってません(笑)

しかし、年末年始の6日間なので、さすがに航空券が高い。

今回は、若干日程を贅沢に使って、値段の安さをねらい、アエロフロート・ロシア航空としました。

日程を贅沢とは、会社を退けて帰宅し、ぐっすり眠って翌朝出発すること。

正直、現役世代の時間が足りない人間にとっては、その眠ってる時間がもったいなく、移動に費やしたい。

つまり、週末の夜、会社を退けてから出発。そして、帰国は、もちろん出勤日の前夜。
これが、私にとって、ベストな行程。

ところが、そんな航空券をねらうと、とんでもなく高い。

 

私自身は、ヨーロッパを素通りするだけですが、年末年始をヨーロッパで過ごす日本人が多いんでしょう。

パリやマドリードの直行便なんて、目が飛び出るほど高い・・・

でも、出発時間が中途半端なアエロフロート・ロシア航空。そして直行便でなく、モスクワ乗換え。

これなら、この繁忙期でも、マドリード往復が約8万円ですみます。
(税やサービス料を除いた純粋な航空券代は、なんと46,900円!です。年末年始ですよ。)

アエロフロート航空は、14年前にシベリア鉄道でモスクワに行ったときの、帰国の便で利用した思い出深い航空会社。

その時は、まだ旅慣れてませんでしたから、(というより海外一人旅はじめて)、モスクワでの搭乗に戸惑ったり、ワインを何杯もおかわりして、乗務員に「まだ飲むのか」という顔をされたりしましたが、ランディングのときのショックのなさは格別でした。

それをまた味わえるのか(どうかはわかりませんが)と思うと、楽しみもふくらみます。

 

カナリア諸島は、スペイン領。
なので、テネリフェ島をはじめ、グランカナリア島なんかにも、マドリードからはフライトが多く飛んでいます。

ほんとは、最終日もテネリフェ島に泊まって、翌朝の早い便に乗れば、マドリードでモスクワ行き(すなわち東京行き)を捕まえられたんだけど、ターミナルも違うし、そもそも乗り継ぎ扱いじゃないから、すごいリスクをとることになる。

なので、最後の日はマドリードに移動して宿泊。翌朝、帰国の途につくことにしました。

年末年始明けの1月4日、会社を休むことだけは絶対に避けたい(当たり前です。社畜とでも、なんとでも言って下さい笑)

 

移動する距離感は、こんな感じです。

kanaria

移動総距離は、片道トータル12,628キロ。往復で25,256キロ!

海外出張の多い方には、取るに足らない移動でしょうが、グローバル企業でもなんでもない会社に勤めるサラリーマンからしたら、どこでもドアでも使わないと手の届かないような場所に行けることに、勝手に武者震いが走ります(^^)v

往復で、地球半周以上の距離ですが、さっきも述べたようにアエロフロート航空のチケット代は46,900円。
なんと1キロあたり1.86円! なんかすごい・・・

地図でみると、ずいぶん遠回りのようになってますが、地球儀の上で、東京とカナリア諸島のサンタクルスを糸で結ぶと、上の地図のようになります。

地球は丸いからね。
なので、モスクワでトランジットになるのは、一応理にかなっています。

旅の準備

さて、旅の準備として、国際運転免許証を再取得。(有効期間が1年のため)
テネリフェ島内の移動として、今回レンタカーを利用することにしたからです。

公共交通機関も充実してるとのことですが、年末年始で、ダイヤも不規則。
かなり間引かれることもあるらしい。

 

今度の旅、実は、日程を立てるにあたって、困ったのが情報不足。

 

「地球の歩き方」なんてないし、一人で旅したなんてブログも多くはない。

そこで、現地のガイドさんに、メールで色々相談したところ、レンタカーを借りて、自由な行動の足を確保したほうがよいとの結論に至りました。

というわけで、Rentalcars.comというサイトで、レンタカーを予約。

年末年始だと、島内のレンタカーすべてが出払ってる、なんてことも珍しくないそうです。

海外で運転するのは、アルゼンチンのウシュワイア以来約2年ぶり。これも、ワクワクします。

 

ちなみに、現地のガイドさんには、貴重な情報をたくさんいただき、こころより感謝している次第であります。

大変有益な情報で、ブログ中でも、その都度紹介させていただいたらと思います。

今回お世話になった、カナリア諸島公認ガイドの方のHPはこちらです。

 

そして、最後に、モスクワでの乗換えは、ビザが不要であることも確認。

では、無事に2018年も終わりそうな週末(ていうか年末)、
地球の反対側に向って出発です。

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