ホテルから桟橋へ行く途中のギフトショップ。
ペンギンの人形がいっぱい並んでいます。お土産に買って帰るとしますか(^-^)
そのペンギン、見ることができるでしょうか。ビーグル水道クルーズのツアーに参加してきます!
ビーグル水道ツアー参加の手続き
朝は閉まってたインフォメーションセンター。桟橋は、この向かいにあります。
パッセンジャー・コントロール。それなりに長い航海ですから、いろんな手続きがいるんでしょう。
ビーグル水道ツアーについて
ちなみに、ビーグル水道というのは、ウシュアイアが面している狭い海峡で、対岸はチリです。
そこには、ロス・ロボス島、ロス・ハバロス島、エクレルール灯台などがあり、それぞれアシカやウミウなどの繁殖地になっているとのこと。
これだけならツアーは2時間半コースですが、私は、欲張って上記に加えゲーブル島まで足を伸ばすツアーにしました。
だって、生息しているマゼランペンギン見たいじゃないですか(*^^)v
このコースの所要時間は5~6時間で、出発は9時または15時半。
15時半に出発なんて、ツアーとしてはずいぶん遅いなあ、なんて思ってましたが、考えてみれば9時に出発したツアーの船が帰ってこないと、次のツアーが出発できないし、なにより、15時半の出発だって、日没が21時過ぎだからノープロブレム。
ノープロブレムっていう言葉は、こういう時に使うんだよね。
さて、チケットはすでに手に入れていますが、パッセンジャーコントロールで、何やら払わされました。
20ペソ。税金か何かでしょうか??
桟橋には、お土産屋さんも連なっています。
ビーグル水道を東へ 船の出発
船に乗り込みます。
乗り込む前に、チケットを見せて確認。危うく、手近な島を回る船に誤乗するところでした。
乗り込んで、すぐ隣にあった売店。
前方には、すでに先客がいましたが、人気のツアーと聞いてたけど、まだハイシーズンじゃないから、混んではいません。
さて、いよいよ出航です。
ツアー客は女性ばかりですね。
売店の店員さんも女性。出航すると、すぐくつろぎはじめました。
ウシュアイアの街が離れていきます。
ウシュアイアって、ほんとに斜面にへばりついた街です。
右手には、まさにランディングしようとしている飛行機。
ウシュアイア国際空港。明日は、そこから移動の予定です。
波は穏やかで、船は全然揺れません。快適な航海です。
出航から約1時間。退屈しはじめたツアー客。
外を眺めてれば、退屈しませんよ。
フィヨルドって見たことありませんが、こんな感じなのかな。もっとすごいのかな。
エクレルール灯台付近のウミウ&アシカの大群
おおっ、最初の島に到着。ウミウと呼ばれる海鳥がいっぱいいます。
アシカもいます。
ツアー客も甲板に出てきました。
みんな寒そうな格好してますが、風はなく、それほどでもないです。
こりゃ、動物好きの人が見たら、たまらんだろうな。
他のツアー船も来ました。
寝っ転がってる姿が、なんともいえず、かわいい。
さいしょは、ペンギンかと思いました。
すごいよ、この数。
おっと、これが、エクレルール灯台ですね。
ペンギンのように見えなくもないですが。
「地球の歩き方」によると、太陽光で発電しているとのこと。そんなに日照時間長いのかな。
では、ウミウさん、さようなら~
今度は、ゲーブル島を目指します。
ビーグル水道のヨット発見。
天気も、曇ったり、雨がパラッときたり、晴れたり、大忙しです。
あれは、何だろう。
ゲーブル島までは2時間近くかかります。
退屈した女性陣が、ネイルアートをはじめました。
話しかけられてわかりました。彼女たちはブラジル人。休暇を利用してアルゼンチンに来ているとのこと。
私のことを、プロのカメラマンだと思っていたそうです(マジか・・)
しょっちゅう、甲板に出たり入ったりしてたから。それに、20歳も年を若く見積もられました。
東洋人は童顔に見えるのかな。
右窓に見えるのは、チリのプエルト・ウイリアムスの町。
この集落が、正真正銘の世界最南端の村だそうです。
もとは軍の施設しかなかったが、村に発展したそうです。
甲板で景色を楽しむ老夫婦。
退屈極まって、居眠りするブラジル人。
船は、ひたすらビーグル水道を西に進みます。このまま行くと、大西洋が、
そして、その1,000キロほど南には、南極大陸が広がります。
あらためて、ものすごく遠いところへ来ている実感が。
パタゴニアの原野をバスで走り抜けた50時間。あっという間だったなあ、と、回想にふけります。
今、この辺りですね。
ほらほら、ようやく到着しましたよ。ゲーブル島です。
ゲーブル島のマゼランペンギン
さっそく、いました! マゼランペンギンです。
野生のペンギン、見るのはじめて。
こりゃ、かわいいわ。
上陸したいところですが、それはできないとのこと。
一生懸命、ヨチヨチ歩く姿は、いじらしい。
おっと、冷たくないのかな。
ペンギンだもん、冷たいわけないですね。楽しそうに水浴びしてます。
ペンギンさん、さようなら。
帰りの船のひととき
ウシュアイアに向かって帰ります。さすがに、体が冷えたので紅茶を一杯。
私も、やることがなくなって、持っている紙幣をテーブルに並べてみました。
それにしても、2ペソが紙幣って、14円ですよ。
並べているうちに、2種類の100ペソ紙幣があることに気がつきました。
アルゼンチンは、過去に何回もデノミを実施しています。その関係なのかなあ。
デノミって怖いよなあ。やっぱり、お金は、現役時代に使わないと。
海を眺めてまったりしてると、アンケートが配られました。
当然、エクセレント! です。こんなに揺れない船ははじめて。
かっこつけてスペイン語で書こうと思いましたが、止めました(笑)
夕闇の迫る窓外。時刻は21時です。
ほんとにやることなくなって、今夜のレストランを物色します。
地図にはゲレンデのコースまで載ってました。
私、スキー大好きなんですよね。もし、冬に来ることがあったら、ぜひチャレンジしよう。
ウシュアイアの街の灯りが見えてきました。
ブラジル人たちは、カードゲームに興じています。
時刻は22時。
予定より1時間遅くなりましたが、無事に到着。
みんなともお別れです。「チャオ~」と声をかけてくれました。
フィッシュ料理のディナー
さて、お腹もすきましたし、レストランを探しましょう。
昨日、ホテルのフロントでお勧めされたレストランの一つ。EL FARO RESTO。
場所は、サン・マルティン通り沿い。
平日の22時過ぎなのに、賑わってます。
まずは、赤ワインで、体を温めます。
そして、スープ。
で、お勧めをお願いして出てきたのがコレ。
白身魚と、魚介の盛り合わせでしょうか。主食はジャガイモ。
これはおいしい 白身魚の皮まで食べてしまいました。
ウエイターにお礼を言って、店の外に出ると、日没の遅いウシュアイアにも、完全に夜のとばりが降りてました。時刻は23時。
ホテルに戻ってきました。長かった一日が無事に終わりました。