ブエノスアイレス往復の、アメリカン航空のチケットを確保し、長年の夢だったアルゼンチンへの旅立ちを待つ日々。
旅の準備は、まだまだあります。旅というのは、この準備がまた楽しかったりもします。
アメリカ本土で乗り継ぐだけでも必要 ESTAの取得
今回の旅は南米アルゼンチン。飛行機の直行便はなく、乗り継いでいくことになります。
ブエノスアイレスへ行く方法はいくつかあり、今回の私のように、日付変更線をまたいでいく方法と、ヨーロッパや中東を経由していく方法があります。
私は、
- 日付変更線を超えてみたかった
- 仕事を終えた日の深夜に出発したかった
- トランジットになるべく時間を取られたくない
- チケットの値段
以上の理由で、今回のアメリカン航空のコースを選びました。
ところが、そこに2つの落とし穴あり(笑)
1つは、スターアライアンスでなかった(まぬけです・・)
予約したのは、半年以上前。10万円そこそこのプライスでゲットできたのはよかったのですが、アメリカン航空のアライアンスはワンワールド。
スターアライアンスではないため、私の貯めているANAマイレージは貯まりません。
ANAマイルを貯めはじめたのが半年ぐらい前なので、アライアンスのことなど、思いもよりませんでした。
まあそこは、とりあえず、JALカードを申込み、JALのマイルを貯めこむことで事なきを得ます。
問題は、もう一つの点。
この旅程だとアメリカ本土で乗り継ぐことになるわけですが、アメリカはただ乗り継ぎで経由するだけでも、アメリカへの入国手続きが必要だとのこと。
いわゆる、ESTAの取得が必要になります。
ESTAとは、アメリカの電子渡航認証システムのことで、アメリカへ入国、あるいはアメリカを経由して南米各国へ行く旅行者は、必ず日本出国前に取得する必要がある。これがないと、アメリカ入国や、航空機への搭乗が拒否される。
「地球の歩き方」を読んで、これの存在を知りました。
それで、ESTA ASIAのHPから申請の代行を依頼。直接ESTAを申請すれば、代行手数料はかかりませんが、当たり前ですがすべて英語。
申請方法を誤って、とんでもないことになっては困るので、ここは素直に手数料を払って、代行を依頼します。
申請が完了すると、以下のようなページが現れ、結果はメールで来るとのこと。
そして、来た結果が以下の書類で、無事に許可が下りたようです。ちょっとしたスリルでした。
質問に、イランの渡航記録などがありました。
イランに行っていたら、許可が下りないんでしょうか?
私は、来年3月にイランへの旅を予定しているんですよね。順番が逆だったら、どういうことになったんでしょうね?
パタゴニア縦断 バスの予約
そして、続いての準備。バスの予約です。
今回の旅のメインイベントであるパタゴニアの縦断。
パタゴニアに対して、私のような感情を抱く人はおそらく少数派で、パタゴニアでは氷河やトレッキングなどの観光が人気となっています。
そして、パタゴニアのシーズンは11月から3月の夏の間。(南半球なので)
この間に多くの観光客で賑わうようですが、実際、バスターミナルに行ったら満席で乗れなかったなんていうブログなども拝見すると、予約せずに出発するのは少し怖い。
で、日本にいるうちから予約できないかなあ、といろんなサイトを探していたら、出てきました。
「オムニライナー」。
アルゼンチンやチリ、ブラジルなど南米各国の様々なバス会社のチケットを扱っています。
当然、サイトの文字はスペイン語か英語しかありませんが、ブエノスアイレス⇒リオガレゴスと、リオガレゴス⇒ウシュワイアのチケットをめでたくゲットできました。
海外のサイトにクレジットカードの情報を入力するのは、それなりに勇気もいりますが、ちゃんとバウチャーのようなものもeメールで送られてきたので、まあ大丈夫でしょう。
嬉しいことに、座席まで選択できちゃいます。
40時間ぐらい乗るので、奮発してファーストクラスをリザーブしようと思いましたが、なんと満席!
でも、ファーストクラスは1階で、景色は2階の方がいいだろうから、いわゆるカマークラスというのにしました。
情報によると、それでも、180°くらい座席が倒れて快適だとのこと。楽しみです。
ペリト・モレノ氷河の上を歩くツアーを予約
さて、この旅は、パタゴニアをバスで縦断するのが主目的の旅。
でも、はるばる地球の裏側まで行くんです。それだけで帰ってきては芸がありません。
パタゴニアの真骨頂は雄大な自然。なかでも、地球上最大規模(南極は除きますよ)とも言われる氷河は最大の見どころ。
旅の道中で、エル・カラファテという町に立ち寄るのも、それが目的です。
そこで、色々調べたら、エル・カラファテから、氷河に向かうツアーがいくつも出ていて、なかには氷河の上を歩くトレッキングツアーも催行されているとか。
↓これです。
氷河の上を歩けるなんて、このときを逃しては経験できないかもしれない、と大げさに考え、現地ツアーの予約サイト「ベルトラ」で予約しちゃいました。
現地のエル・カラファテに行けば、いくらでもツアーを組む会社があるようですが、弾丸旅行で、日程の前と後がつかえています。
前もって予約しておかないと危険なので、200ドルと割高でしたが、日本から予約しました。
これで一安心です。
世界最南端の地をドライブ?
そして、最後に、国際運転免許証の取得!
地球上最果ての地を、自分でクルマをドライブ。考えただけでも痛烈です(笑)
さて、実際にレンタカーを借りて運転する機会があるかどうかはわかりませんが、取得しておかないと話は始まらないので、運転免許センターに足を運び、申請しました。
何十年ぶりかの英語筆記体で名前を書かされましたが、発行された免許証がこちら。
これがあれば、「ジュネーブ条約加盟国」については、自動車を運転することができます。
もちろん、各国の交通事情はまちまちなので、細心の注意を要しますが、未体験ゾーンに踏み込むなんともいえないエクスタシーに、旅立ちの前から、体が震えはじめました(大げさです)。
さて、あとは出発を待つのみ。