結論からいうと期待外れだった「チョルーラ」という場所。
こう書くと、あえてニッチな場所ばかり歩く私らしくないと思えるけど、要するに、何も調べずに手を伸ばす私のクセが、すべて裏目に出たかっこう。
すなわち、
- チョルーラはプエブラとともに世界遺産登録されている遺跡
- その遺跡はアステカ時代のティオティワカンに勝る大遺跡
- 大神殿の地下にはトンネルがあり、当時の技術をうかがい知ることができる
という10年も前の「地球の歩き方」の情報をうのみにしただけです(^ ^)
チョルーラ行きのバスターミナルへ

さて、「サントドミンゴ教会」の煌びやかな装飾で目をくらませながら、戻ってきたソカロ。
時計を見れば、まだ10時半。
夕方のバスでメキシコシティ国際空港に戻るにしても、まだ6時間以上ある。
そこで、「地球の歩き方」にもでている「チョルーラ」遺跡に行くことにした。
チョルーラは、プエブラから10キロほど西。
バスが1時間に1本ほどでているらしく、40分ほどで着ける。
そして、チョルーラには、あのティオティワカンに勝る大遺跡があるという。
そこで、インフォメーションセンターで、チョルーラ行きのバスストップを教えてもらった。

地図を広げれば、たしかにチョルーラとある。
ストリート6とストリート13が交差するあたり。

では、行ってみよう。

碁盤の目の街の散策は苦手だ^ ^

ただでさえ、迷子になりやすい方向音痴なのに、「6と13」みたいに数字を暗唱して歩くなんて、目が回りそう。

素敵な通りがあれば、足を止めたくなってしまうし。

「6と13」なんて唱えながら歩いていくと、ボゴタで見かけたトランスミレニオみたいなバスストップを見かけて、足を止めます。

なんか、すごい、まるでトラムみたいだ。

こんな景色に見惚れてると、いよいよ「6と13」という数字を忘れてしまう。
私が、「碁盤の目」の街の散策を苦手としている理由が、もろにわかった気がするw

そして、忘れないうちに「6」にたどりついた。
ponienteとは、スペイン語で「西」という意味みたいだけど、東西通りという意味かな。

そして、歩いていくと、いままさに出発を待っているチョルーラ行きのバス。

乗り込むとバスはすぐ出発。
1時間に1本ということを考えると、ラッキーと言えるでしょう。
この段階で、私は、壮大な遺跡を見られると確信しています。

立ち入り禁止?だったアステカの遺跡

まず、バスを降りた時の第一印象。
「あれ!?遺跡じゃないの?街なの?」
勝手な勘違いもはなはなしいんだけど、チョルーラとは街でした^ ^
広大な土地に遺跡がドンと構えてるものと思った。ティオティワカンのように。
気を取り直して、遺跡らしき方角へ歩いていくと、

なんだか、アミューズメントパークのような雰囲気・・・

ひょっとして、来る場所を間違えたかな・・・
でも、いちおう「ミュージアム」とある。

とりあえず、進んでみましょう。

この鉄格子は、いやな予感・・・

嫌な予感は当たるもので、何か理由があって、遺跡はクローズド・・・

いったい、なんなんだろ???
それでも、坂を登っていく人たちは??

ふと、左手を見ると、金網で塞がれた遺跡。
これがチョルーラ遺跡でしょうか。

無理やり、金網のスキマにカメラのレンズを突っ込んで撮った写真。

ここでも、私は勘違いしてたんだけど、要するにティオティワカン並の大遺跡とは、「壊されてなければ」という但し書きつきだった^ ^

なんたる早とちり。
ああ、でも、地下に行けるようになってる。
工事中なのかな、ちょっと運が悪かった・・・

では、少しばかり過大妄想であったチョルーラ遺跡にさようなら。

教会&展望台からの眺め

ところで、遺跡は閉鎖されているのに、この観光客はどこに向かっていたのかというと、

丘の上の展望台らしい。

そして、そこには教会がありました。

チョルーラの街の眺め。
晴れていればポポカテペトル火山の勇姿が望めたんだけど、今日は無理そう。

誤算続きのチョルーラ行きだったけど、ここからメキシコ富士が眺められれば、オセロをひっくり返すように逆転、てことになったんだけど、そうはうまくいかないようです。

時計を見れば12時半。

もうプエブラの街に戻りましょう。
プエブラの碁盤の目の上を歩いてる方が楽しかったりする。

でも、せっかく来たんだから、ちょっと中をのぞいていこうか。

礼拝の人たちのアタマの向こうに、マリア様がたたずんでました。

では、ほんとにチョルーラにさよなら。

旅してりゃ、まあ、こんなこともあるさ。

いちおう、チョルーラを訪れた記念を撮っておこう。

バスストップに行くと、すぐにプエブラ行きのバスが来ました。
1時間に1本だから、バス便だけは運が良かった、チョルーラ行きでした。
