まだ真っ暗な午前5時。
アエロメヒコ機は、約4時間で南米のボゴタから中米のメキシコシティのベニート・フアレス国際空港まで私を運んでくれました。
機内ではほぼ寝てないので、24時間ほぼ起きっぱなし。
でも、気が張ってるので、眠気は感じない。
なんといっても、会社から休暇をもらった10日間の中南米弾丸旅も、残すところ、歩き回れるのは本日のみです。
パスポートにスタンプでFMMDは不要??
さて、メキシコシティ国際空港到着の最初のミッションは、イミグレ。
1週間前にここに着いた時、入国は自動審査。
ほんとうに自動審査なら、なにも問題ないんだけど、自動でイミグレを通過する代わりに、FMMDという言わば「デジタル出入国カード」なるものを、プリントアウトしておく必要がある。
これが、1週間前に入国した時に、自動審査の際にくれたQRコードのついた紙片を翻訳したもの。
要するに、上の画像のURLにアクセスして必要事項を入力し、それをプリントアウトして(ひょっとしたらスクショでいいのかもしれないが)持っていなくてはならない。
ところが、それがなかなか強敵で、在メキシコ日本国大使館のHPには、
上記URL及びQRコードは日本語環境のパソコン及びスマートフォンではアクセスができませんので、スペイン語環境のパソコン及びスマートフォン又は言語設定をスペイン語に変更の上、利用してください。
なお、昨年以来、中南米諸国からアメリカを目指してメキシコ国内を移動する不法移民が増加しているため、メキシコ南部での不法移民取り締まりが強化されています。今後も南部を陸路移動する場合には特に注意が必要です。
出典:在メキシコ日本国大使館のHPより
とある。
実際やってみても、iPhoneではうまくいかず、iPadで試したり、Chromeだけでなくサファリやいろんなものを試してもダメ。
前回は、メキシコにいったん入国するものの、5時間後にはコスタリカに向けて出国したので、すっとぼけてれば大丈夫だろ、と考えてたら、その通りになった^ ^
ところが今回は、ここから120kmほど離れた世界遺産の街プエブラまで行く予定。
大使館のページにも、バスで陸路移動の際は、検問に気をつけるようにとあるので、さすがに、ほったらかしで乗り込むわけにはいかない。
さて、どうしたものかと、ボーディングブリッジをほかの搭乗客と一緒に歩きコンコースまで出ると、ANA便で着いた1週間前と違い、並ばされたのは自動審査レーンではなく、ふつうの対面窓口。
そして20分ほど並んだ後、それこそ、ふつうにスタンプを押して入国させてくれた。
見せたのは、今夜25時のANAの成田行きのチケットだけ。
いちおうイミグレで、「FMMDは?」と聞いても首を振るだけ。
察するに、
- 有人ゲートでパスポートにスタンプが押された場合、FMMDは不要
- 自動ゲートでスタンプがない場合は、レシートのURLからFMMDの登録が必要
ということらしい。
全然、自動化ゲートの意味がないような気がするけど、気のせい^ ^
24時間稼働のメキシコシティ国際空港T2の荷物一時預かり
最大の関門だと思ってたイミグレをクリアしたので、かなり気が楽になって、T2の到着ロビーへ。
次のミッションは、いま転がしてるキャリーの一時預かり。
プエブラの街まで行って、丸1日歩き回って、ここに戻ってくるので、なんとしても預けたい。
いろいろなブログを読むと、一時預かり施設はあるらしいんだけど、果たして、
- 午前5時にオープンしてるか。
- そして、何時まで営業してるか。
この2つがポイント。
しかし、これもあっさりクリア。
セブンイレブンの横に、荷物預かり所がありました。
どこでも見かけるコインロッカーにみえるけど、中にスタッフが座っていて、客をさばく仕組み。
300ペソで借りることができました。
日本円で2,000円以上するけど、仕方ない。
そして24時間稼働で「いつ来てもいいよ」とのことでした。
プエブラ行きバスチケットの手配
さて、最後のミッションは、プエブラ行きのバスの手配。
10年ほど前の「地球の歩き方」には、メキシコシティ国際空港からプエブラ行きの直行バスが、1日何本かある、と出ている。
さて、その「何本」のうち、都合のいいタイムスケジュールのバスはあるだろうか。
T2に併設されたバスターミナルに足を運び、タイムテーブルを見上げると、
なんと、30分後の6:05にプエブラ行きという好便を発見。
なんてついているのか^ ^
ところで、メキシコシティでの約20時間のトランジットの際に、訪れる街としてプエブラを選んだのは、
- メキシコシティの市街地は、以前警官に強盗に遭ったので行きたくない
- バスが渋滞するメキシコシティの市街地を通りたくない
- プエブラ歴史地区は世界遺産登録されている
理由はこの3つで、往復できる街としてはクエルナバカやタスコなども候補に上がったけど、プエブラは東寄りで空港から見てメキシコシティの反対側に当たるので選んだ次第。
空港から市街地を突っ切って東へ向かうトルーカ行きのバスなども発着してました。
さて、30分後に便があることはわかったけど、座席はあるかな。
画面上で好みのシートをクリックして、見事窓際をゲットできました。
ちなみに、押さえている親指のあたりに、名前とパスポート番号が記されています。
不法移民などの関係で、警戒が強化されているというのは本当みたい。
旅の終盤において、さらに行動にツキがめぐってきましたが、気持ちは引き締めよう。
事実、2018年7月には、キューバからの帰りにメキシコシティに寄って、旅がうまくいって浮かれていた私は警官から3,000ペソほど強盗に遭いました^ ^
とはいうものの、空港に着いてからのミッションが、すべてうまくいってホッとする。
これで、帰国までの20時間がすべて埋まりました。完璧だ(^ ^)
では、プエブラまで3時間のバス旅、楽しみますか。