京都の食事といえば京料理。
明日の朝食は、旅館「寿栄屋」での「おばんさい」(京都の日常的な家庭料理)を楽しめるとあって、今晩の夕食は、いっそ思いっきり豪勢にしたい。
そう考え、グーグルマップでいろいろと物色していると、ちょうど八坂の塔のふもと。
ねねの道の終点で、維新の道と交差するところに「The SODOH(ソウドウ)」というイタリアンレストランが見つかりました。
公式HPに掲載されている写真がこちら。
イタリアンレストランでありながら、木造建築に庭園という和テイスト。
レストランだけでなく、会議やウエディングなどにも対応している洋館のようなお店です。
私の場合は、おひとり様歓迎かどうかも重要な点で、HPから予約する際に、ふつうに1名で予約できたので大丈夫でしょう。
予約したのは、ふんぱつして「近江牛」のコース料理。
庭園を眺めながら、どんな料理がでてくるのか楽しみです。
日の暮れたねねの道の終点に位置する「ザ ソウドウ」
すっかり日の暮れた「ねねの道」。
その終点にある「ザ ソウドウ」。
旅館「寿栄屋」の女将さんも、
「夕食はどちらで? ソウドウさんですか~」と言っていたので、やはりこの界隈では有名なお店のようです。
私の予約は20:30から。
「寿栄屋」の門限が22時なので、ちょっぴり不安。
庭園を眺められる席でフルコース
さて、名前が呼ばれて、庭園に沿った席に案内されました。
メニューを見ると、近江牛なのに備前牛となっていることをしきりに恐縮してました。
そんなに気にしなくていいですよ(^^)
まずは、食前酒のシャンパンで乾杯。
庭園には、炎が2つともってました。2階からの眺めは清水寺ものぞめるみたいです。
店内の様子。20時半というもっとも遅いコースですが、ほぼ満席ですね。
一人客は私だけのようですが、純度100%going my wayな私は、全然気になりません(^^)
それよりも、屋根の造りからして、伝統ある東山の古民家を改修した感じですね。
まずは、キャビアにカリフラワー。
キャビアなんて食べるの久しぶり。
続いて、前菜のまぐろ。ソースをつけながら食べるよう手ほどきを受けます。
イケメンの兄さんにすすめられて「rindo」のワイン。
3杯で4,800円は、後から気づいた(^^)/
でも、「3杯目は、ぜひ、近江牛と一緒に召し上がってください。」とプロの言葉に感動。
というわけで、わけもなくふたたび乾杯。
優雅な食事は、心を豊かにしてくれるよね。
いつ以来だろう・・こんなおしゃれなレストランで、夕食をたしなむのは。
門限がある場合は2時間見ておいたほうがよいです
このあたりから忙しくなります。
伝助穴子が出てきたところで、21時半を回りました。門限の22時まで、あと30分・・
ウエイターさんに、申し訳なくも、門限が22時であることを告げます。
こちらが、パスタと香住蟹。
料理を急がせるなんて、凡人のやることですね・・まいった。
キンメダイにほうれん草。
コースの目玉「近江牛」が供されたところで22時を回りました。
実は、部屋の中がけっこう暗くて、スマホのホワイトバランスが合ってない。
アップルproROWは、レタッチが難しい。
ていうか、やわらかくて、とても美味しい近江牛。口の中に運ぶと、とけるような食感でした。
デザートの洋ナシをいただいたところで退散です。
情けないことに、このようなレストランにふさわしくない客になってしまいました。
ウエイターさんは、恐縮してくれますが、とんでもない。
門限を読み違えた私が悪い。お礼を言って、お店を出ます。
お代はこんな感じでした。
最後は急いでしまったけど、十分に優雅な気分を味わえる「ソウドウ」でした。
そして、すっかり夜もふけた「ねねの道」を、石塀小路まで走ります。
お化けでも出てきそうな「ねねの道」。
石塀小路の旅館「寿栄屋」の女将さんは、「あらまあ、そんなにあわてることなかったのに~」と言ってくれましたが、京都のこのあたりの旅館は門限があるところが多いと思われます。
気をつけましょうね(^^)