【高台寺ライトアップ】12月でも鑑賞できる幽玄の美&「ねね様の追憶の光」

さて、石塀小路の旅館「寿栄屋」で旅装を解いた私は、夕方になるのを待って「ねねの道」に出向きました。

ねらいは、高台寺のライトアップ。石塀小路から高台寺は目と鼻の先です。

時は12月3日土曜日、時刻は16時。

京都の紅葉は、場所によっては12月になっても鑑賞できるのが特徴。

わけても高台寺の夜間特別鑑賞は、東寺と並んで12月11日(日)まで開催されていて、境内を彩る木々の特性なのでしょう。

高台寺ライトアップは圓徳院との共通券がおすすめ

ここで、ひとつ知恵を。

というか、知恵でも何でもないんですが、高台寺のライトアップの人気はすさまじく、チケット購入だけで1時間くらい並ぶのはザラ。

高台寺のチケットは600円ですが、高台寺の向かいに圓徳院という豊臣秀吉の正妻ねねが晩年過ごした寺院があり、そことの共通チケットを買うと900円なんです。

しかも、圓徳院のチケットは、ほぼ並ばずに買えます。

300円の差はあれど、1時間も並ぶくらいなら、圓徳院との共通チケットをお勧めしますがいかがでしょうか。

ちなみに、この共通チケットには高台寺の「掌 美術館」もセットになっています。

私は「圓徳院」はひと通り見学したことはありますが、この「掌 美術館」はたずねたことがなかったので、ちょっと寄ってみました。

美術館内は、残念ながら撮影禁止でしたが、豊臣秀吉自筆の「和歌色紙」や、「春慶塗陣中弁当箱」などが展示されていて、当時の様子をうかがうことができます。

ちなみに私は、「太閤立志伝」というゲームにおいて、春慶塗という存在は知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。

圓徳院を歩いて時間調整

さて、まだ日があるので、圓徳院を散策して、時間をつぶしましょう。

圓徳院は一昨年にじっくりと見学したので、今回はさらっと。

2020年11月の圓徳院の様子はこちらをご覧ください。

おお、やっぱり北庭には拝観客が集まってました。

日も陰ってきました。圓徳院もライトアップするそうですが、私は高台寺に移動します。

晩秋の京都は、急に日が陰る感じが好きです。

日中、伏見を歩いていたときは、汗ばむほどの陽気だったんですが。

高台寺ライトアップ  チケット購入の大行列

さて、宿で一休みした私は、頃合いを待ってふたたび出かけました。

ご覧ください、この行列を。

ゆうに200人は並んでますから、ひとり30秒でさばいたって100分。1時間40分です。

すでにチケットをもっている私は、TDLのファストパスのごとく、わきから優先的に入れました。

みんな共通券のこと知らないのかな。それとも待つことを楽しんでたりして(^^)

夕日に輝く祇園閣を拝めました。

茶室・遺芳庵です。

本日はライトアップが目的ですが、高台寺は2年前にゆっくり見学しました。

その時の様子はこちらをご覧ください。

時刻は17時。レタッチで露出をあげてますが、ほぼ真っ暗な境内です。

~すべての人にねね様のやさしさを~「追憶の光」

高台寺ライトアップの楽しみは、毎年ごとにプロジェクションマッピングのテーマが異なること。

今年のテーマは「~すべての人にねね様のやさしさを~ 追憶の光」だそうです。

迫力の大音響とともに、ねね様をイメージした採光がかがやきます。

「追憶の光」ですか。たしかに、いつまでも心に残るような演出です。

みんな撮りますよね(^^)

画像では、なかなかイメージしにくいかもしれません。

こちらに動画があるので、よろしければどうぞ。※音が出ますのでご注意ください。

臥龍池に映り込む「逆さ紅葉」

さて、イルミネーションの後は、臥龍池に映り込む「逆さ紅葉」。

ほんとに鏡のようです。

清水寺東寺のライトアップも素晴らしかったけど、高台寺も負けてませんね。

竹林にホタルの演出

さて、イベントは終わりかなと、一番てっぺんの時雨亭からの下り坂。

なんと、まだイベントがありました。

ホタルですね(^^)

ふもとまで下ると、行列はさらに長くなってました。

すっかり夜になって、けっこう寒いです。今からでも圓徳院に行って、共通チケット買えばいいのにと思うんですが。

紅葉を眺めるというより、イベントを楽しむといった感じの高台寺ライトアップでしたが、演出は見事でした。

今回の京都週末旅の全行程はこちらです。