京都の滞在は本日一日のみ。
今回の「桜狩り」は、京都よりも奈良に力点を置いていたので、明日は奈良を歩きます。
京都最終日ならば「夜桜」を観にいこう、ということで、「夜桜」で有名でかつ、まだ行ったことのない「平野神社」に顔を出すことにしました。
「仁和寺」からホテルに帰り、さすがに疲れはありますが、宿泊している「ドーミーインPREMIUM京都駅前」の温泉で身体をほぐし、日が沈む前に出発です。
京都駅から市バス50番で「平野神社」へ
春の陽は長い。夕日を浴びる京都タワー。
京都駅前から「平野神社」へは、50番バス。
バスは夕暮れの堀川通りを北上。
ちょうど、嵯峨野の山に沈む太陽をキャッチ。
今日の午後に訪れた「二条城」。
日中よりも賑やかな人の群れ。「二条城」でも夜桜観賞やってるみたいですね。
そして、50番バスを「衣笠高校前」で降りて、「平野神社」に到着です。
60種400本の桜が咲き乱れる「平野神社」
「京都・桜の名所」あるいは「京都・夜桜」で検索すれば必ず引っかかる「平野神社」。
桜は生命力を高める象徴として、平安時代より植樹されているそうですが、さすがにすごい。
60種類の桜があるそうですが、もちろん、私にはその見分けはつきません。
でも、夕闇が迫っていることも手伝って、幽玄な迫力です。
ここからさきはカメラマンの技術の問題。
どんな撮られ方をされようが、美しいんですw
神門前の見事な枝垂桜「魁桜(さきがけざくら)」
花の知識にうとい私のような人間でも、神門前に来ると、やなぎのような不思議な桜に出会います。
これこそが、枝垂桜である「魁桜(さきがけざくら)」。
「魁」の名の通り早咲きの桜として知られ、この桜が咲き出す3月中旬から、京都の桜シーズンが開花するそうです。
夕暮れの参道も雰囲気ありますね。
この参道をすすんでいけば、北野天満宮に出る、そんな位置関係のようです。
京都を何度も旅して、なんとなく、そんなことが頭に浮かび、そして道がつながるようになったことが嬉しい!(^^)!
もう一度振り返り「魁桜」を鑑賞。たしかに独特だなあ。
桜の芸術「平野神社」です。
屋台のないのんびり「花見」を楽しむ「平野神社」
さて、いくばかの料金を払って、「花見」エリアへ侵入です。
今のご時勢なので、屋台も宴会もありません。
しかし、それが、さらに美しさを際立たせています。
美しいものに「雑音」はいらない、みたいな。
下を見れば、菜の花も咲いています。花の競演です。
人もなく、静かな環境で、ライトアップされる桜たち。
桜の木の下にいるのは、「夜桜」を撮影にきた数人の拝観者のみ。
こんな閑散とした「平野神社」は珍しいでしょう。
のんびりと、時を忘れて散策していたら、もうとっぷりと日が沈んでいました。
桜の季節の夜間特別拝観は21時までだそうです。
京都の一日の終わりに、厳粛な美しさを堪能できました。
バスでホテルに戻ると、ライトアップされた「京都タワー」がお出迎え。
さて、明日は、この旅の最終日。奈良・吉野です。
早く寝て、体力を回復させましょう(^^)