「仁和寺」の早すぎた「御室桜」を観賞し終えたところで15時。
今日は、早朝7時から歩きまわっていたので、さすがに疲れを感じます。
どこか一ヶ所、「夜桜」を観るつもりですが、いったん京都駅前のホテルに戻りましょう。
「仁和寺」から京都駅前へは、バスで戻ってもいいんですが、京福電気鉄道の北野線「御室仁和寺」駅がすぐそばにあり、JR山陰本線に乗り継いで、渋滞もなく京都駅前に出られるそうなんですね。
京都バスの1日乗り放題チケットの枠からははみ出しますが、違うルートで京都駅前に戻るのも面白そう。
嵐電北野線「御室仁和寺」駅の風景
「仁和寺」の仁王門の目の前の道を下ると、すぐに「御室仁和寺」駅が現れました。
きっぷを買おうとしたら、車内で払うとのこと。
踏切を渡って、嵐山方面のホームに歩きます。
乗るべき電車は「帷子ノ辻」行き。「嵐山本線」と「北野線」との乗り継ぎ駅です。
しかし、これで「かたびらのつじ」ですか。読めない・・
ふだんなら観光客でごったがえす駅なのでしょうか。
外国人がいなく、感染症も治まっていない今、ひっそりと静かな雰囲気を醸しだす「御室仁和寺」駅。
反対側の「北野白梅町」行きの電車が来ました。
たった一両の車両が、桜をバックにいい雰囲気です。
私は撮り鉄ではないけど、撮り鉄の気持ちもわかるなあ(笑)
この電車の終点は「北野天満宮」近く。
そして、「妙心寺」「龍安寺」に行くのも便利。
立命館大学の衣笠キャンパス近くも通るので、学生さんも利用するのかな。
嵐電 前面展望で観賞した「桜のトンネル」
「帷子ノ辻」行きの電車が来ました。
やはり一両。かわいいです。
料金は、一律220円。降りるときに払いますが、SUICAも使えました。
運転手背後の前面を望める特等席をゲット。
こういう生活路線の前面展望は楽しいわ(^_^)
さて、「御室仁和寺」を出て、次の駅が「宇多野」駅。
その「宇多野」駅を出発してすぐ、絶景がおとずれました。
うわ、これはすごい!
これが、かの有名な嵐電のほこる「桜のトンネル」ですか。
「宇多野」駅と「鳴滝」駅間の、途中の約200mに、70本の桜が並んでいるそうです。
実は、そんなことは知らなかったので、思いがけない眼福でした。
時期によっては、夜桜観賞電車も走るみたいですね。
「仁和寺」の「御室桜」は見れなかったけど、この「桜のトンネル」でお釣りがきました。
お、撮り鉄発見!
撮り鉄の気持ちもわかるなあw
「桜のトンネル」終了。
一両の電車は、嵯峨野方面に向かって、民家の間を縫うように走ります。
そして「帷子ノ辻」の一つ手前「撮影所前」で下車。
ここが、山陰本線との乗り継ぎ駅です。
「撮影所前」とは、大正時代の人気俳優・阪東妻三郎が、ここ太秦(うずまさ)で初めて撮影所を開設したことに由来するもの。
それ以降、太秦は「映画のまち・撮影所のまち」として栄えてきました。
山陰本線・太秦(うずまさ)駅の風景
「撮影所前」から、「山陰本線・太秦(うずまさ)」駅までは、徒歩3分ほど。
途中、踏切を渡りますが、嵐電とはちがって、こちらは太いレールに複線です。
それにしても、太秦とかいて「うずまさ」ですか。
京都の地名は奥が深い。
駅ホームの背後に迫るアパート。
かん高い警笛を鳴らして駆け抜ける特急電車。城崎の方に向かう特急かな。
その特急と入れ替わりに、京都行きがやって来ました。
「仁和寺」から「京都駅前」までのミニトリップですが、「桜のトンネル」は見れたし、難しい駅名も拝めて、なかなか楽しい京都旅です。