本来ならオリンピックが開催されていた2020年7月の4連休。
残念なことにオリンピックは延期。そして世界中で前代未聞の混乱を呈しています。
この歴史的な世界の危機がなければ、私もこの連休は「西サハラ」を旅するはずでした。
でも、せっかくの4連休です。どこかに旅立ちたい。
不要不急のものに惹かれるのは人間の特権です
旅とは「不要不急」なものの代名詞。
そもそも、人間という生き物は、不要不急なものにすがって生きているのだし、まさに人類の特権。
「不要不急」なものに文化的価値を見出せるなんて、人間らしさそのものだと私は思っていますが、世間は相変わらず思考停止の同調圧力。
旅行を「不要不急」なものとしてゼロか百かの議論を展開する「テレビ」「マスコミ」「情報発信者」が、私にとって「不要不急」です。
ルールを守って京都を旅する
私は、国や地方のルール、そして勤め先に許可をもらえていれば、旅はしていいものと、ごく一般的に考えます。
当然、旅している間は、専門家の方々が発信する感染症対策は愚直に守ります。
もちろん、本音を言えば外国に行きたい。でもそれは無理。
そんなことを願い続けてもまったく建設的でないので、日本の代表的観光都市である京都に行ってみようと思いました。
京都を選んだ理由は、
- 実は、修学旅行や家族旅行以外で、京都を歩いたことがない。
- 外国人観光客のいない京都など、もう見ることはできないでしょう。
- 離島や僻地などではないため、ホテルや史跡などの感染症対策がすすんでいると思われる。
さらに言えば、外国が無理なら日本、という消去法的な選択ではなく、日本文化をあらためて再確認したいという思いで、京都を選んだわけですが、結果的に京都を選んで正解。
相変わらずの弾丸紀行ですが、外国人のいない伸びやかな京都の名所旧跡を40箇所ほど楽しんでこれました。
そして、見てください。人のいない京都を。
外国人どころか、日本人もいません。
京都の町をジャックした気分。
三密な状態などなく、予想通りに、お寺もホテルも感染症対策はばっちり。
これで、一人旅なら、誰かと会話することもありません。
日常生活よりもはるかに衛生的な京都旅を体験することができました。
嫌がらせはないかな・・・
正直、不安がなかったわけではありません。
それは、異常ともいえる超排他的な、ある意味日本人らしいとも言える言動。
衝撃的だったのが「〇〇県に来たことを後悔すればいい」と、発言した県知事がいたこと。
まあ、事情はわかりますが、良識あるべき地方のトップがこんな発言しますか、ふつう(笑)
それに、県境で県外ナンバーのクルマをチェックする公務員のニュース。
日本はいつから新疆ウイグル自治区になったんだww
ただでさえ、排他的といわれる京都という地で、昨今の混乱でそれが増幅されていないか、それが心配の種でした。
しかし、それは、まったくの杞憂。
五日間京都の町を歩き、「おいでやす・・」「おおきに・・」といった声をかけられ、とても心が温まりました。
さすが、観光のプロの街だと思ったものです。
ところで、思い立ったのが、4連休の一週間前。
国内旅行なら、個人手配より旅行会社経由の方が安かろうと考え「楽天トラベル」で検索したら、4万円そこそこのプランが見つかり、その場で予約しました。
4連休に休暇を1日足して5日の旅にしました。
5日間はめいっぱい駆けずり回るつもりですが、さて、どれだけ回れるでしょうか。
この旅の全容はこちらです↓
往復ANA便でのプラン。
久しぶりに飛行機に乗りたかったのもありますが、新幹線は熱がある客だって乗ってこれるんです。
ここは、熱があったら乗ることができない飛行機をチョイスです。
久方ぶりの国内旅行。数年ぶりの京都ということで、気持ちも高まります。
というより、今年1月の台湾以来半年ぶりの宿泊旅行なんです。
気持ちを抑えろというほうが無理ですね(^_^)
では、いつもと違った国内旅行のパッキングに戸惑いながらも、始発のリムジンバスで羽田空港に向かって出発です。