【晩秋の京都一人旅#9】洛東山科「毘沙門堂」 紅葉に染まる高台弁財天

晩秋の京都一人旅、2日目の朝。

本日も、昨日に引き続き、郊外を回ろうと思います。

昨日は、長岡京を中心としたいわば洛西をめぐったので、今日は洛東から洛南。

すなわち、山科から醍醐にかけて、そして宇治にまで足を伸ばそうという、いつも通りの欲張りスケジュールです。

山科から醍醐、宇治というと、ちょうど京都を中心に、外側の古都を時計回りに歩く感じですね。

 

山科は、京都から鉄道で一駅。東山トンネルを抜けてすぐの駅。

そして、山科の名刹と言えば「毘沙門堂」。

9時の開門と同時に拝観すべく、7時に起床してホテルを飛び出しました。

毘沙門堂とは

毘沙門堂は、天台宗五箇室門跡のひとつ。

本尊に、京の七福神のひとつ毘沙門天を祀っていることから、毘沙門堂の名前がついている。

創建は703年(大宝3年)、文武天皇の勅命を受けた行基によるもの。

当初は、上京区・出雲路にあったが、中世には荒廃。

1665年(寛文5年)に、公海僧正により現在の山科の地に再建された。

その後、後西天皇の皇子公弁法親王が入寺したことから門跡寺院となる。
江戸時代には、山科が東海道の要所として賑わいを見せ、毘沙門堂にも多くの人々が訪れていた。

境内の諸堂は、多くが京都市の有形文化財に指定されており、また春には桜、秋には紅葉と、自然豊かな洛東・山科の古刹である。

毘沙門堂へのアクセス

JR「山科駅」・地下鉄東西線「山科駅」から徒歩20分。

クルマでも行けますが、駐車場台数は少ないようでした。

京都から山科へ

欲張りスケジュールをこなすためには、なにをおいても早起き。

7時に起床し、京都の隣の駅山科の駅前に8時半に降り立ちました。

 

この山科駅。名前だけは知っていましたが、実際に降りるのは初めてです。

昨日の「長岡京」「向日町」同様、はじめて降りる駅が増えるのは嬉しい。

 

駅を降りた瞬間にこの案内看板。こりゃ、迷いようがありません。

本日は、11月最後の休日。晩秋の秋晴れです。

一本道をまっすぐに歩いていくと、毘沙門堂の入り口へ。

開門前から賑わいはじめています。本日は日曜日です。

意外に広そうな境内。でも、順路があるので、迷うことはなかったです。

仁王門から本殿へ

まず、仁王門へ向かって階段を登ります。

なんか、昨日から階段ばっかり登ってる樹がする。寺院めぐりなんだから仕方ないですね(^_^)

いきなり朝から運動ですが、階段を登りきると立ちはだかる仁王門。

1665年(寛文5年)に、上京からここへ移転したときに建立されたものです。

仁王門をくぐると、行列。

これは、拝観待ちと御朱印待ち。拝観待ちの列は少なかったです。

そして、開門を待ちます。

境内を歩くのは自由ですが、本殿の中に入るには500円が必要。

この各寺院で配られるチケット券ガイドは、非常に重宝する。

ガイドブックには載ってない記載も多いし。

開門までのしばしの時間、本殿前を散歩。

これはマップによれば、経蔵でしょうか。

本殿前でお参り。

紅葉に萌える高台弁才天

開門して、いよいよ本殿の中へ。

 

本殿の裏に回ると、紅葉に包まれた高台弁財天が。

紅葉は終わりかけなのかもしれませんが、朝日を浴びて、揺らめいてるように感じます。

太閤秀吉公の大政所・高台尼公が大阪城から移したとのこと。

庶民福楽を願ってのことらしい。

 

向こう側からだと、もっと真っ赤に見えるだろうな。

 

江戸初期の回遊式庭園「晩翠園」

さて、霊殿から宸殿へ。

 

宸殿の中には、見事な屏風がありましたが撮影禁止。

それよりも、この渡り廊下から臨むミニ庭園の敷きもみじに感銘。

そして宸殿を一周して晩翠園です。

 

晩翠園とは、谷川の水を引き、滝を造った江戸時代初期の回遊式庭園。

ちょっと、どこに滝があるのかは、わかりませんでした!(^^)!

 

紅葉に朝の光が映えて、いい景観になってます。

しかし、北側にあたるため、廊下が冷えてます。足の裏が冷たい・・・

この霊殿と宸殿の間の敷き紅葉が、もっとも見事だった晩秋の毘沙門堂でした。

 

一周して、ふたたび高台弁財天へ。

いただいたチケットには「弁才天」とあるのに、ネット上だと「弁財天」。

どちらが正しいんだろ?

勅使門から続く参道の敷き紅葉

早朝の毘沙門堂、すっかり堪能できました。

最後のハイライトは、勅使門から続く参道の敷き紅葉。

 

ここが、毘沙門堂のハイライトといってもよい紅葉の名所。

一週間早かったら、もう少し赤絨毯っぽくなってたかな。

それでも、十分に見事な勅使門からの参道。

巫女さんなどが、ちゃんと掃除してるからおがめる芸術ですね。

「そうだ!京都へ行こう!」の舞台になったのもうなずけます。

入り口まで戻ってきました。

毘沙門堂入り口の極楽橋。

実は、私の背後で、警備員さんがクルマを誘導しています。

では、毘沙門堂にさようなら。

番外編:赤穂浪士ゆかりの瑞光院

毘沙門堂の番外編として、「瑞光院」を簡単に紹介。

ここは、山科駅から毘沙門堂へつづくまっすぐな道の中間にあります。

山科の瑞光院は忠臣蔵ゆかりの寺院。

毎年12月14日には山科義士まつりが行われる赤穂浪士に縁のあるお寺です。

興味のある方は、毘沙門堂訪問がてら、寄ってみてはいかがでしょうか。

 

それにしても、一般宅のようですね。写真を撮るのもはばかれます。

今回の「晩秋の京都5日間一人旅」の全行程はこちらです。