【京都一人旅 #22】世界遺産「東寺」まで 京都の町 早朝散歩

京都一人旅、3日目の朝。

今年の1月に台湾を旅して以来、半年ぶりの旅。

旅の楽しさをかみしめるように、朝起きます。

実は、本日の予定は定めていません。

世界遺産「東寺」まで、早朝の散歩を兼ねながら、本日の行程を練ろうというもくろみ。

昨日のうちに買っておいたサンドイッチとコーヒーの朝食を済ませて、カメラだけ持ってホテルを出ます。

通りの名前を確認しながら歩く京都の街の楽しさ

これが、よく耳にする「堀川通り」か、とか、今までの見聞を確認しながら歩くのも、大観光地ならではの楽しみ。

そして、一歩路地に入れば、無数のお寺が並びます。

東海道本線のガード。その先に、新幹線が姿を現します。

知らない町を歩く。

ひとり旅で、こんな楽しいことはない。

本日は、寺院めぐりもさることながら、特色ある京都の街並みを歩くことに費やしてみようかな、なんて思ったりします。

京都駅前の「ドーミーイン」から約2km。20分ほど歩いて「東寺」に到着しました。

東寺 講堂に並ぶ「立体曼荼羅」 撮影禁止は残念・・

北よりにある「慶賀門」から東寺に入場。ん?学生さんが、続々と入場していきます。

東寺の北に洛南高校などの学校があるので、そちらの生徒でしょうか。

毎日、東寺の境内の中を通って、通学してるんだね。

お堀に咲く蓮の花。

早朝ですが、お土産屋さんが賑わいはじめています。

学がないというのは、誠に恐ろしいもので、この「食堂」のことを字面だけでレストランだと思っていました(笑)

「食堂」とは、僧が生活のなかに修行を見いだす場。 観音堂とも呼ばれるそうですが、「食堂」と書いて「じきどう」と読みます。

講堂に入りたいので、チケットを買います。500円です。

こうして、あちこちで拝観料を払っていると、実はけっこう馬鹿にならない。

外国(たとえばアテネ)みたいに、〇ヵ所までいくら、みたいなフリーチケットがあると便利だし、キャッシュレスも進むと思う。

もう、五重塔が見えていますが、まずは「講堂」へ。

ここも、秋は姿を変えるのかな。

「講堂」の内部は残念なことに撮影禁止。

この中には「立体曼荼羅」、大日如来坐像を筆頭に、如来、菩薩、明王など、21体が安置されています。

空海が構想した密教の教えを表現しているとのこと。

なかなかスマートな「講堂」。

「講堂」の南に位置するのは「金堂」。

「金堂」は東寺の本堂にあたる建物で、国宝に指定されています。

1603年に豊臣秀頼が再建した、安土桃山時代を代表する建築物。

 

私は慶賀門から入ってしまいましたが、この「南大門」が東寺の正門。

高さ55mの五重塔は間違いなく京都のシンボル

さて、いよいよ東寺のシンボル五重塔。

空に向かってレンズを向けるので、撮るのが難しい。

しかし、塔の頂上にそびえる相輪が、誇らしげに輝いています。

はじめは、避雷針かなにかかな、なんてバカなことを考えましたが、仏様の遺骨を安置するストゥーパ(卒塔婆/仏塔)の上に重ねられた傘を表しているらしいです。

 

でも、冗談でもなく、この五重塔は落雷で、何度も焼失しているそう。

これだけ高ければ、そうなるよね。

 

東寺の境内をぐるぐる歩いて、どの角度がもっともカッコいい五重塔になるのかチャレンジ。

 

アングルもさることながら、露出が難しい。

後で知ったのだけど、南大門を出たところにある歩道橋の上からだと、いい角度で撮れるらしい。

個人的に、気に入った一枚。私のセンスでは、これが限界です。

さて、東寺の早朝散歩終了。ホテルに帰りましょう。

バスを調べると、1時間に1本しかない。42番バスです。

京都タワー目指して歩きます。1時間半の早朝散歩終了です。

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