京都一人旅、3日目の朝。
今年の1月に台湾を旅して以来、半年ぶりの旅。
旅の楽しさをかみしめるように、朝起きます。
実は、本日の予定は定めていません。
世界遺産「東寺」まで、早朝の散歩を兼ねながら、本日の行程を練ろうというもくろみ。
昨日のうちに買っておいたサンドイッチとコーヒーの朝食を済ませて、カメラだけ持ってホテルを出ます。
通りの名前を確認しながら歩く京都の街の楽しさ
これが、よく耳にする「堀川通り」か、とか、今までの見聞を確認しながら歩くのも、大観光地ならではの楽しみ。
そして、一歩路地に入れば、無数のお寺が並びます。
東海道本線のガード。その先に、新幹線が姿を現します。
知らない町を歩く。
ひとり旅で、こんな楽しいことはない。
本日は、寺院めぐりもさることながら、特色ある京都の街並みを歩くことに費やしてみようかな、なんて思ったりします。
京都駅前の「ドーミーイン」から約2km。20分ほど歩いて「東寺」に到着しました。
東寺 講堂に並ぶ「立体曼荼羅」 撮影禁止は残念・・
北よりにある「慶賀門」から東寺に入場。ん?学生さんが、続々と入場していきます。
東寺の北に洛南高校などの学校があるので、そちらの生徒でしょうか。
毎日、東寺の境内の中を通って、通学してるんだね。
お堀に咲く蓮の花。
早朝ですが、お土産屋さんが賑わいはじめています。
学がないというのは、誠に恐ろしいもので、この「食堂」のことを字面だけでレストランだと思っていました(笑)
「食堂」とは、僧が生活のなかに修行を見いだす場。 観音堂とも呼ばれるそうですが、「食堂」と書いて「じきどう」と読みます。
講堂に入りたいので、チケットを買います。500円です。
こうして、あちこちで拝観料を払っていると、実はけっこう馬鹿にならない。
外国(たとえばアテネ)みたいに、〇ヵ所までいくら、みたいなフリーチケットがあると便利だし、キャッシュレスも進むと思う。
もう、五重塔が見えていますが、まずは「講堂」へ。
ここも、秋は姿を変えるのかな。
「講堂」の内部は残念なことに撮影禁止。
この中には「立体曼荼羅」、大日如来坐像を筆頭に、如来、菩薩、明王など、21体が安置されています。
空海が構想した密教の教えを表現しているとのこと。
なかなかスマートな「講堂」。
「講堂」の南に位置するのは「金堂」。
「金堂」は東寺の本堂にあたる建物で、国宝に指定されています。
1603年に豊臣秀頼が再建した、安土桃山時代を代表する建築物。
私は慶賀門から入ってしまいましたが、この「南大門」が東寺の正門。
高さ55mの五重塔は間違いなく京都のシンボル
さて、いよいよ東寺のシンボル五重塔。
空に向かってレンズを向けるので、撮るのが難しい。
しかし、塔の頂上にそびえる相輪が、誇らしげに輝いています。
はじめは、避雷針かなにかかな、なんてバカなことを考えましたが、仏様の遺骨を安置するストゥーパ(卒塔婆/仏塔)の上に重ねられた傘を表しているらしいです。
でも、冗談でもなく、この五重塔は落雷で、何度も焼失しているそう。
これだけ高ければ、そうなるよね。
東寺の境内をぐるぐる歩いて、どの角度がもっともカッコいい五重塔になるのかチャレンジ。
アングルもさることながら、露出が難しい。
後で知ったのだけど、南大門を出たところにある歩道橋の上からだと、いい角度で撮れるらしい。
個人的に、気に入った一枚。私のセンスでは、これが限界です。
さて、東寺の早朝散歩終了。ホテルに帰りましょう。
バスを調べると、1時間に1本しかない。42番バスです。
京都タワー目指して歩きます。1時間半の早朝散歩終了です。