今回の旅は、レンタカーがメインの移動手段となります。
私は、本来、公共交通機関利用派ですが、南アフリカ共和国は治安もよくないし、限られた時間であれもこれもなので、仕方ありません。
レンタカーは、Webで予約しておきました。
カナリア諸島のときと同じく、空港でレンタカーを借りて返却するパターン。
Webの予約確認書には、レンタカーオフィスは空港内にあるよ、みたいな書きぶりでしたが、空港の外のようです。
ケープタウン空港のレンタカーオフィス
でも、案ずることなく、空港から続く地下道をくぐると、レンタカーオフィスが並んでいました。
今回レンタカードットコムで予約したのは、この会社。
予約確認書を渡すと、あっさり手続きが完了。
国際運転免許証は、確認することもなく、日本の免許証を提示しろと。そうなんですか・・
それにしても暑い。
暑く感じるのは当然で、なんと気温42度!
レンタカー屋のスタッフも、ここ数日、異常な暑さが続いてるといってました。
さて、今回のクルマは・・・ なんと、ダットサン、つまり日産自動車でした。
南アフリカの道路は左側通行の右ハンドルが基本。日本と同じですね。
イギリスがつくったからでしょうか。
今回の旅では、どのくらい走ることになるのかな。
レンタカーでGO! 南アフリカのドライブ開始
さあ、グーグルマップをセットして出発。
まずは、ホテルに直行する前に、テーブルマウンテンに登ってしまうのが、第一目標。
空港から、テーブルマウンテンのロープウエイ駅まで37分とのこと。
右ハンドルなのに、ウインカーレバーが左側にあったり、少しとまどいましたが、慣れました。
左手で、シフトレバー握るの久しぶりだな・・
テーブルマウンテンは、天候不良時は、ロープウエイが閉鎖されます。
だから、行けるときに行かないと、行かずじまいになるリスクもあります。
だから、今のうちにと、アクセルを踏み込んでいます。
少し、雲をかぶっていますが、あのくらいなら大丈夫でしょう。
快適な高速道路。しかも無料。日本も見習って欲しい。
驚き! 信号待ちでたかられる!
ケープタウンの街に入りました。
信号待ちでクルマを止めていると、いきなり窓ガラスをたたかれました。
カネをくれ、と手を差し出しています。あわてて追い払いましたが、びっくりした・・・
ドアロックを、もう一度確認します。
車内に、カメラなんか置いて運転してたら、ヤバいかな・・・
テーブルマウンテンのロープウエイ乗り場に通じる坂道を登ります。
ところが、この辺りから大渋滞。
うそでしょ、テーブルマウンテンって、混むとは聞いていたけど、こんなに???
驚きⅡ! テーブルマウンテンの山火事
久しぶりの坂道発進の感触を楽しんでいると、左の窓には、テーブルマウンテンが。
異変を感じたのは、このとき。
てっきり、雲かと思っていた白い霧が、煙のにおいがします。
間違いなく煙です。テーブルマウンテンのふもとのほうから流れてきます。
そのうちに、パトカーや消防車がけたたましいサイレンを鳴らしながら、駆け上がっていきました。
こりゃ、山火事ですか・・
すごい煙があがっています。
観光バスも、クルマも、すべて、Uターンさせられています。
いや、これはマジですごい。目も開けていられないほど。
クルマを路肩に止めて、野次馬根性で見物に行きました。
近くにいた観光客に「ファイア?」と聞くと、うなずいて「ファイア」。
やっぱり山火事ですか。
いやあ、しかし、テーブルマウンテンに登れないのは、まったくもって残念。
煙がなければ、空は雲ひとつない青空なのに。
観光客も、次々にハンカチを口に当てて下山してきます。
しばらく見学してましたが、ずっといると警察に怒られそうなので、帰ります。
ますますひどくなる煙。これ、今日中に鎮火するのかな。
してくれないと、せっかくケープタウンまで来て、テーブルマウンテンに登れない羽目に・・・
最初は面白がって、見物してましたが、事態が尋常でないことを悟り、あきらめてホテルに向かいます。
対向車線を駆け上がって行く消防車。
たのむよ~。早く消してね~。
3泊するPROTEA HOTEL CAPE CASTLE
グーグルマップの通りに運転して、今日から3泊するプロテア・ホテルに到着。
ケープタウンにおいて、治安が最もいいのがウオーターフロント。
このホテルは、ウオーターフロントではありませんが、その入り口に近いところに面しています。
パーキングもあるので助かります。
ていうか、パーキングがあるホテルを探したんですけどね。
普段はシャッターが降りてる厳戒態勢です。
私は、宿泊客である旨を告げ、開けてもらいました。
路駐でなく、パーキングに止められると、安心だよね。
フロントでチェックイン。
うお!広い部屋。
1泊8,000円と値は張りましたが、ダウンタウンのホテルをとるわけにはいかないので仕方ない。
快適な部屋ですが、さっきの野次馬見学で、シャツや髪の毛に煙の匂いが付着しちゃいました。
間抜けです。
プールもついてます。
それにしても警備が厳重。
ホテルのロビーが、誰でもフラッと入ってこれるようになっていません。
泊り客1人1人、顔を確認してから、扉を開けるようです。
やっぱり、なにかと油断できない国に来たようですが、閉じこもっていては面白くありません。
一休みしたら、ウオーターフロントの散歩に出かけるとします。