チュニス・カルタゴ空港に着いて、タクシーでいきなりシディ・ブ・サイドという、チュニジアを代表するような俗化した観光地にやって来ました。
シディ・ブ・サイドといえば、白と青。
真っ白い家壁にチュニジアンブルーが映える、エーゲ海のサントリーニ島のような観光地です。
ところで、今日が大晦日で、明日は元日。
私は、観光地よりも、旧市街を歩いたりするほうが好きなんですが、シディ・ブ・サイドのような観光地なら、休日でもふつうに稼動しているでしょう、と計算した結果です。
白と青に彩られた丘の上に通じるハビブ・タムール通り
白と青が代名詞のシディ・ブ・サイド。予想通り、お土産屋さんも、ちゃんとオープンしています。
上のほうからは、観光客がぞろぞろと下りてきました。
このハビブ・タムール通りは、シディ・ブ・サイドのメインストリート。
振り返ると、チュニス市街方面に広がる夕焼けを見ることができました。
ダル・エル・フェル ホテルにチェックイン
丘に通じる石畳の道を登りきり、目指すホテルにたどり着きました。
タクシーを降りた1月14日広場から、300mほど登った丘の上のホテルです。
フロントスタッフは、すごくカッコいいチュニジア女性でした。一瞬、モデルさんかと思ったほど。
このホテルには、今日と明日の2泊する予定です。
このホテル、民泊のようですが、立地がいいため、1泊7,000円もします。
年末年始でもあるので、これは仕方ない。
ロフトもあるので、定員2名の部屋のようです。
ところで、フロントから、この部屋にくるまでも、油絵がいっぱい飾り付けられてました。
部屋の中にも、ところ狭しと、絵が飾ってあります。
さっきの、モデルさんのような女性が、テラスというかルーフトップへ案内してくれました。
その途中の部屋も、絵画が満載。画家さんでもいるんでしょうか。
さて、ルーフトップに出てみると、
夕暮れの地中海が広がっていました。
これは、さっき歩いてきたハビブ・タムール通りから続くへディ・ザルーク通り。
西の空に沈んでいく太陽。
ひょっとしたら、サンセットが見れるかもしれないと思って、ルーフトップから降りて、海岸に行ってみることにしました。
カメラだけもってホテルを出ました。
ホテルのすぐそばに、食べ物屋さんも並んでいるので、食事に困ることはなさそうです。
ほんとに、白と青なんだね。カッコいい・・
石畳の道もカッコいい。
道からそれると、いくらでも地中海のビューポイントがあります。
ちなみに、そんなに寒くありません。
つい数時間前、氷雨の降るイスタンブールでふるえていたことが、何日も前のことのように思えます。
これは、チュニジアの首都チュニス、あるいはその手前カルタゴのあたりを眺めています。
カルタゴは遺跡の町。あす、みっちり見学する予定。
それにしても、美しい景色です。
こういう景色を眺めていると、娘の受験や、親の介護のことなど、すべて忘却の彼方へ飛びます。
さらに奥へ。
夕暮れの地中海に静かな感動
ここが、シディ・ブ・サイドのビュースポット。
時間帯が夕暮れ時なので、静かに感動がこみ上げます。
ここは、東京から10,500kmも離れたチュニジア、シディ・ブ・サイド。
日本との時差は8時間。現在17時なので、日本は午前1時。旅してるって気分が湧きますね。
日本は午前1時って、もう日本は2020年ですか。
波が静かのように見えて、けっこう波がぶつかり合っています。ザーッと音がするほど。
太陽が、完全に没したようです。
ぼられても、タクシーで来てよかった。空港でぐずぐずしていたら、この景色には出会えなかったでしょう。
明日も、この天候が続く保証はないわけですから。
さて、ホテルに戻りますか。
明日は、カルタゴ遺跡を見学したあと、ここにもう一泊するので、今日中にすべてを見てしまうとか、欲張る必要はありません。
チュニスやカルタゴの町にも灯りがともりはじめました。
2019年も終わりです。
ランプを反射する石畳が美しい。
この観光客は、主にヨーロッパからでしょうか。
夜も賑わうシディ・ブ・サイド
すっかり暗くなりましたが、それでも、お店と観光客の賑わいは、途切れることがありません。
さて、夕食は何にしようかな。
でも、もう少し夜のシディ・ブ・サイドを歩いてみます。
夜になったと思ったら、西の空はまだ赤みがありました。
お土産屋さんは、何時ごろまで営業してるんでしょうか。
あとで、ホテルのあのモデルさんに聞いたら、それでもけっこう早く店じまいしちゃうらしい。
夕食は、ホテルの隣にあったこのお店で、パイを2つ買いました。
2時間ほど歩き回って、帰ってきた部屋。
ちなみに暖房がありません。
カナリア諸島でもそうでしたが、常春の国(夏は暑いけど)では、暖房は用意しないようですね。
さて、夕食です。
水1本とパイ2個。それにポテトチップを1袋で9ディナール(≒345円)という夕食です。
はるばる日本から抱えてきたワインで、無事にチュニジアにたどり着けたことに乾杯です。
明日は、カルタゴ遺跡めぐり。楽しみが続きます。