A HAPPY NEW YEAR! 日本より8時間遅れての2020年の始まりです(^^)
ついに、2020年、いわゆる20年代がはじまりました。
20年代。わが国日本は、もちろんオリンピックを控えているし、リニア中央新幹線もできるし、整備新幹線も伸びる。
旅が好きな人にとっては、日本は特別な10年間になりそうですね。
国際的には、なにがどう変わるかな。
地中海に昇る2020年の太陽
昨夜は、ワインを飲んで、もう爆睡。
時差が8時間もあるのに、夜まで歩き回っていたんだから無理もない。
でも、目覚ましをかけて、6時起床と思っていたら、夜明け前の空に響き渡る大音量のアザーンが。
私、このアザーン(礼拝の呼びかけ)が大好きなんです。
いやあ、異国にいる気分満天ですね(^^)
これから、地中海に昇る初日の出を見に行きます。
ホテルを出ると、ちょっと空気が冷たいですが、皮のコートの前をしっかりしめれば、風がないので我慢できるレベル。
途中の展望台。この夜景だけ見てると、北アフリカにいるっていう気はしません。
東の空を見やると、もう少しで太陽が昇りそうなタイミング。
アザーンも終わり、物音一つしない、静かな朝です。
さて、昨夕、夕焼けを眺めたビュースポットへ。
意外・・・誰もいない。
ヨーロッパの人たちが、避寒地として、年末年始を過ごすシディ・ブ・サイドです。
展望台は、初日の出を見る人であふれてると思ったのに。
後で調べたら、初日の出と騒ぐのは、世界でも珍しく日本独特だそうです(知らなかった・・)
でも、そのおかげで、展望台を独り占め。
対岸に見える陸地は、シチリア島かと思ったら、チュニジアと同じ国土、ボン岬半島でした。
日の出の時刻は7時過ぎ。もうしばらく太陽は出てこないと思って、付近を散歩。
近くの民家のテラスを拝見。
こんなテラスで、地中海を見ながら、毎日コーヒーでも飲めたら、素敵な朝になりそうですね。
そして、展望台に戻りました。
展望台の下に降りていけました。
サボテンが咲いてます。
もうすっかり朝の雰囲気ですが、雲が厚く、太陽は姿を現しません。
小さな船が出港していきます。
雲の色が変わってきました。
お、少しだけ、太陽が姿を現しました。
太陽ってすごい。ほんの少し、顔を出しただけで、周囲の明るさが段違い。
チュニジアンブルーが映える朝のシディ・ブ・サイド
少しだけど、初日の出が見れて大満足。夜の明けたシディ・ブ・サイドの町並みを見ながら歩きます。
チュニジアンブルーは、少し濃い青色ですね。
シディ・ブ・サイドは、もともとオスマン帝国の時代は大富豪たちが住んでいた町。
言われてみれば、そんな気がする邸宅が並んでいます。
青と白の色彩に統一したのは、1900年代にここに住んでいたロドルフ・デルランジェという男爵の好みによるもの。
この2色しか使用してはいかん、という条例を作ったそうです。
強制的とはいえ、秩序をつくったことで、このような美しい家並みの町が出来あがりました。
年輪の入った大木。
ホテルまで戻ってきましたが、そのまま通りを歩きます。
観光客が一人もいないシディ・ブ・サイドは、とても絵になります。
元日の朝。お店屋さんの主人たちは、日常の朝と変わらないんでしょう。
ふつうに、店じたくをはじめています。
本日、向かう予定のカルタゴ方面。
ここにも、サボテンがありました。
しかし、やっぱりすごいな。ゆっくり、ここを歩いていると、未知の世界にはまり込んだ気分。
異次元の世界です。
1時間も歩き回っていたでしょうか。ホテルに戻ってきました。
テラスから眺める青と白の世界
もう一度ルーフトップに上がります。
チュニジア来てよかった、そう思わせる光景です。
バルコニーからさしこむ朝の光が、画廊を輝かせます。
気持ちのいい、シディ・ブ・サイドの朝、そして元日の朝でした。