ムイッズ通り ~ 気付かなかったハーン・ハリーリ【エジプト旅行記 #12】

門をくぐると、ここからはムイッズ通り。

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ムイッズ通りの楽しい散策

そして、左側に現れるのがガーマ・ムアイヤド・イッシェイフ

牢獄だったとのこと。処刑された人は、ズウェーラ門に吊るされたんだね。

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もう一度、振り返って、ズウェーラ門の方を眺めます。

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私の他には、カメラを持った観光客は見当たりませんが、観光シーズンの冬なんかは、大勢の観光客が来るのでしょう。

カメラを出して歩いていても、道行く人は、まったく気にも留めません。

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これは楽しい通りだ。

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いいですねえ。私は、博物館などを見物するより、人々の生活の営みを眺める方が大好きです。

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ズウェーラ門が、だんだん遠ざかります。

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この通りは婦人服の店が多いと「地球の歩き方」に書かれてますが、女性の姿も多くなります。

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女性たちだけで外出してる姿を見ると、ホッとします。

女性は一人で外出してはいけないとかいう国もあるようですが、エジプトでは、見た感じは、ふつうに外出してるようです。

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ほんとに婦人服の店が多いです。

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自分がハーン・ハリーリにいることに気がつかず(笑)

ムイッズ通りの中間地点に来ました。

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スルタン・ゴーリーのマドラサです。

これも世界遺産。ほんとに世界遺産だらけ。

世界遺産で埋め尽くされたこのストリートを、当のエジプト人たちは、どう思ってるんでしょう。誇りに感じてるかな。

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とにかく、この辺一帯は、人通りがすごく、混雑で身動きがとれないほどと、「~歩き方」に書かれています。

たしかにすごい。今日は平日の夕方です。

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大きな車道にぶつかりました。
この大通りの向こう側が、お土産屋さんで有名な、ハーン・ハリーリです。

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でも、そのときは、ここが、ハーン・ハリーリの入り口にあたることが、わかりませんでした。

テクテク歩いているうちに、こんなとこまで来てしまったのか、って感じ。

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なので、ハーン・ハリーリに行くというより、向こう岸にワープしたい、と意思表示すると、あのガード下をくぐれと言われます。

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すごい渋滞です。でも、渋滞してるから安心。人身事故って起きないのかな。

そういえば、今日は、自分の体験も含めて、3回も事故現場を目撃。

そんなの、今までの人生で初めてだよ(笑)

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ハーン・ハリーリの賑わい

ハーン・ハリーリに足を踏み入れます。

でも、さっき述べた通り、その時は、自分がどこにいるのかわからず。

なんか、賑やかなエリアに入ったなあ、というマヌケな話(#^^#)

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香辛料の匂いもすごいですが、これが慣れてくるといい香り。

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これが、ハーン・ハリーリの雑踏。なんで、わからなかったんだろ。

たぶん、刺激に満ちた通りを歩くうち、このまま雑踏が途切れるまで、ずっと北に向かってやれ、なんて考えてたから。

でも、これがエジプトの旅のテーマとしたくなるほど、刺激に満ちた、本日の午後。

今日の午前中はピラミッドだったんだよね。

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失敗したよね(笑)

ここが、ハーン・ハリーリとわかっていたら、タテヨコ、自由に歩き回って、いろんなお店を冷やかしたり、占い師アブドゥルの店を探したり? できたのに・・

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でも、こんなお店が並ぶカイロ随一のおみやげセンターを眺められて満足です。

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貴金属店も多いんですが、世界遺産のマドラサ(神学校)も多いです。

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ほんとにいろんなモノを打ってます。

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女性も多い。

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この異国情緒、言葉になりません・・

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こういうところを、ノンビリ歩くだけで、幸せを感じます。暑いですが。

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こりゃ、また来たいな・・ 正直、こんなに胸躍るエリアだと思いませんでした。

暑さも、疲れも忘れ、自分の居場所も忘れます(笑)

どこか、大通りに出たら、タクシー拾って「タフリール」って言えばいいだけですから。

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しかし、この偉大な建物群。名前がわからないのが悔しい。

だって、「~歩き方」に形が載ってないんですから、素人にわかるわけがない。

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今日は感動の一日です。

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とは言うものの、さすがに疲れました。ブルーモスクから3キロぐらいは歩いたかな。

ノドも乾いたので、ジュースを1本。ほんとに、楽しい散策でした。

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タクシーで移動 フトゥーフ門 ⇒ タフリール

歩き続けて、ようやく大通りに。後で調べたところ、フトゥーフ門だったようです。

タクシー拾って、ホテルへ帰りましょう。

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手を横に出して、タクシーを止め、交渉しようとすると、手を振ります。

乗車拒否? と、馬鹿なことを考えましたが、初めて見るメータータクシーでした。

そして、エアコンもついている。エアコン付き車両も、エジプト来て初めてです。

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こりゃ、快適でいいわ。

ホテル前まで飛ばしてもらい、24.5ポンド。30ポンド渡して、残りはバクシーシ。

私からバクシーシを渡すのは初めてでした。だって、すごく紳士な感じの運転手だったから。

でも、この距離で24.5なら、今まで乗ったタクシーは、やっぱりボッてたね。

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ホテルの部屋に戻ります。

まだ夕方ですが、長い一日でした。

ナイル川を見たし、ピラミッドも見たし、事故には合うし、異国情緒たっぷりのカイロの姿をじっくり堪能できたし。

正直言って、出発前は、旅の力点は、カイロより先の日程にありました。

ところが、カイロ・・ 御見それしました。絶対、また来たいです。

 

勢いに乗って、夜のカイロと行きたいところですが自重し、今夜も、そのへんの屋台でケバブでも食べて夕食にするか、と考えてたら、昨日ビールを買ってきてくれた召使(笑)がまた現れ、「また買ってくるよ。」とのこと。

じゃあ、「ビールは今日は1本でいいから、ケバブを買ってきてくれ」と100ポンドを渡します。
ちょっとした、王様の気分(*^^)v

 

召使が、買い出しに行ってくれている間に、私はシャワーを浴びて、下着類を洗濯。そこら中に飾り付けます。

そして、フロントに出向き、翌朝のタクシーの予約。

 

というのは、今日はカイロの最終日。

明日の朝、飛行機で次の目的地、アブシンベルへ飛びます。

そのフライトが、なんと5:00!

空港までの時間を考えると、午前3時には、ホテルを出発したい。

ということは、午前2時半起床!

モーニングコールは?と言われ、つい、今日ずっと口にしてた「マイセルフ」と言ってしまった(笑)

タクシーは、午前3時でも、ちゃんと呼んでくれるようです。

 

ひと通り仕事を終え、ベランダから見るナイル川の向こうに沈む夕陽。

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召使が戻ってきました。

召使に聞きます「あなたはビール飲まないの?」  とんでもない、って感じで手を振ります。

エジプトって、そうなんだね。

そして、追加のバクシーシを要求。ビール1本でいい、と言ったのに2本買ってきたから、ケバブも入れてお釣りが少なくなったんでしょう。

仕方ない、もう20ポンドあげます。

 

エジプト来てから、もう、いくらバクシーシあげたのかな、

結局、カイロの治安って、どうだったのかな、悪いって感じは全然しなかったけど、

あーッ、エジプト考古学博物館、行けなかったな・・・

明日のアブシンベル神殿、楽しみだな、気温50℃あるかな、

 

そんなことを考えながら、ビールを飲みます。

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さっ、もう寝ましょう。

アブシンベル神殿は、今回の旅のハイライトでもあります。寝過ごしはご法度。

歩き回って疲れた身体に、2本のビールが一気に染みこみました・・・