鳴沙山 月牙泉を見下ろしながら何かを叫ぶ?【シルクロード旅行記 #11】

莫高窟の見学が終わった時点で16時。本日のうちに、鳴沙山も見学してしまおうという弾丸日程。

この時期の敦煌の日没は夜20時半ころ。

日が長いというのは、弾丸旅行者の助けになります。

鳴山路の風景

バーチャルセンターに戻るバスの車窓から、砂漠を眺めます。

そして、待っていてくれた運転手のクルマに乗り込み、鳴沙山に向かいます。途中、検問所のようなものがありました。

鳴山路に入りました。このまままっすぐに行くと、鳴沙山です。

鳴沙山が見えてきました。市の中心から意外と近く、レンタサイクルで行く人も多いらしい。

あの砂山の砂が吹き荒れて、敦煌の町を襲うことも少なくないらしいですが、本日の天候は凪に近いです。

敦煌山荘というホテル。美しい庭園のある4つ星ホテルだそうです。

 

鳴沙山・月牙泉景区に到着

鳴沙山の駐車場に到着。全体が公園のようになってるんですね。

修復工事中。

  

チケットを購入します。55元(880円)でした。

中国は、どこに行ってもQRコードですね。鳴沙山のゲートも、チケットをかざして入るタイプでした。

美しい鳴沙山です。夕方に訪れるのが人気があるらしく、すでに18時であるにもかかわらず、これから向かう人も多いです。

子供連れの姿も。

  

なんか、すごいところですよ・・・

出ました。ラクダの群れ。

キャラバン隊が行くようだ・・

電動カートで、月牙泉のふもとまで行きます。ガイドさんが、「パラグライダー飛んでみる?」「もちろん!」。ところが、本日は、風が強く飛行中止なり~。

そんなに風強い感じはしないんだけど。ていうか全然吹いてないんだけど・・・

お、またキャラバン隊に遭遇。古代の旅人も、こうしてシルクロードを超えていったんだね。

すごい、マスクして、サングラスして、帽子かぶって、完全武装です。

これは、靴の完全武装。砂が入りやすいんだろうね。

電動カートの終点。

コンコンと澄んだ泉の湧く月牙泉

まずは、鳴沙山のふもと月牙泉を見に行きましょう。

おお、たしかに三日月の泉。月牙泉です。

びっくりした。星の王子様かと思った。

 

振り返るとこんな感じ。鳴沙山は、あとで登りますよ。

ここで、ガイドさんと分かれます。待ち合わせ場所と時間を確認して、単独行動です。

月牙泉の近くによって見ました。間近で見ると、泉はとても澄んでいます。

 

休憩所を兼ねた楼閣。

砂と水の組み合わせ。現実離れしてるなあ・・

  

皆さんの思いも同じようで。眺めていて、全然飽きることがありません。

名残惜しいけど、月牙泉にお別れ。

はしごで登る鳴沙山

さて、いよいよ、鳴沙山の登頂です。

 

高さは50mくらいだというけど、うそだろ、もっと高い気がする。

さて、本日最後のメインイベント(かな)。鳴沙山登頂にチャレンジです。

ん? 近くまで来て気がついたけど、はしごのようなのが敷いてある。

歩いてみて驚いた。はしごがないと登れない。砂が柔らかすぎて、前に進まないです。

中腹まで来ました。

離脱者も出ている模様。けっこうキツイですよ。

登るにつれて、月牙泉も見事な形に。

なんとか登りきりました。達成感あるなあ(^。^)

造られたものだっていいじゃないですか。これは、誰が見たって感動する風景です。

尾根伝いに歩く女性。

鳴沙山の裏側に行こうとしている人たち。鳴沙山は東西40キロ、南北50キロに渡って砂山が連なっているんです。あんまりへんなとこ行くと、遭難しちゃうよ・・

私も尾根伝いに、もっと高いところに行ってみます。

  

鳴沙山の頂上から何かを叫ぶ?

一番高いところまで来ました。ここが、鳴沙山の山頂。

何かを叫びたくなる場所です(笑) 風もビュービュー吹いてます。

これじゃ、パラグライダー無理だね。

ほんとに2,000年も、水が絶えたことないのかな?

  

みんなくたばってます笑

さて、そろそろ下りますか。 

時刻は19時。この時間からも登ってきます。今は涼しくて気持ちいいけど、日中はとてつもなく暑いんだろうな。

人間の無力さを感じる光景。

 

実際、無力です。はしごのないところなんて、歩けるわけありません。完全に砂まみれです。

 

それにしても、久しぶりに見た美しい風景だ。

 

ひょっとして、はしごのない所を登ってきた?

実は、下るのも大変です。登る連中にはしごを占領されているので、砂に直に足を踏み入れるしかありません。足に力が入らなくなるので、休み休み。

それにしても、月牙泉なんてよくつけたよな。月牙とは、中国語で三日月だそうです。

人類ってのは、ほんと意味のないことをやることが好きな生き物です。

疲れちゃった? ここは、頂上までの道のりの3分の1。

 

少年よ、がんばれ!

 

ようやく、ふもとまで下りてきました。さすがに疲れた・・

月牙泉にもお別れだね。

おおお、橇で砂すべり。なんか、ここを滑ると、幸運が訪れるとか。

しかし、見事に転倒していました。

 

楽しかった、鳴沙山登頂。やっぱり、来てよかったぜ。

今日は4月28日。10連休の2日目です。

電動カートに乗って帰ります。

  

山頂は風が激しかったけど、ふもとはそよ風です。それにしても、夜20時でこの明るさ。

 

電動カートに後ろ向きに乗ってます。乾いた風が、汗を乾かしてくれます。

 

敦煌、本日最後のイベント、鳴沙山登頂は、ほんとに思い出に残りました。

今日は、未明から陽関、莫高窟、と回って、最後は月牙泉、鳴沙山。敦煌の主要箇所を、全力で駆け巡ったという感じです。

 

それも、ガイドさんと、運転手さんのおかげ。今日一日ありがとうございました。

ホテルまで送ってもらって、握手して別れました。

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