【シルクロード旅行記 #21】火焔山ふもとのドライブ 展望台から見る火星のような風景

朝一から2つの遺跡を見て、またまた弾丸移動。

次はベゼクリク千仏洞です。

ベゼクリク千仏洞は、火焔山の山中にあります。

なので、しばらくは、火焔山を眺めながらのドライブです。

火焔山ふもとのドライブ

火焔山は、知ってのとおり、「西遊記」にも登場する燃えさかる山。

  

高速道路から外れて、ベゼクリク千仏洞に向かいます。

高速道路は、橋を渡って、まっすぐ東へ向かってます。たぶんハミ方面かな。

水のない川かと思ったら、ちゃんと水が流れています。

ボグダ山脈か、天山山脈からの万年雪でしょうか。

 

サングラスをかけていては、本当の色がわからないので、ときどき肉眼で火焔山を確かめます。

  

ほんとうに、こんなところを三蔵法師は歩いていったのかいな。

 

 

焼けただれたように見える崖が、なんとも見事です。

いやあ、すごいな、これは・・・ こんなところをドライブするなんて考えてもみなかった。

火焔山 展望台より

休憩所でクルマを止めてもらいました。

この灼熱空間の底に緑があるのが、本当に不思議。

この山の火を、孫悟空は芭蕉扇、亀仙人はカメハメ波で消したんですね。

とすると、火焔山は、世界的に有名な山ということに。

流れている川は、ムルトゥク川。水の音が聞こえてきます。

  

川が流れているだけでなく、作物も作ってますよ。この炎天下で育つんだろうか。

今は、気温35度くらい。

非公式には50度を超えることもしょっちゅうと、ガイドさんが話しています。

今日は、ほぼ無風状態ですが、ときおり吹く山から吹き降ろされる風は、熱風そのものです。

7月とか8月に来たら、どんな感じなんだろう?

火焔山は、平均海抜500mで歩いて登ることもできるそうです。

そして、滑り台ですべることもできる・・・ しかし、ガイドさん曰く、10年ガイドしていて、滑った人は一度も見たことはありませんとのこと。

そりゃそうだ、絶対やけどするって・・

滑り台は遠慮するけど、登ってみたい衝動には駆られました。

身体が溶けてしまうかな。

山の向こうから、三蔵一行が歩いてきそうな風景です。

 

ズームレンズを目いっぱい望遠にしたら、ベゼクリク千仏洞が見えました。

こうしている間にも、ガイドさんの携帯に電話が入り、パスポートを失くしてしまった日本の方と連絡を取っています。

ガイドさんも大変ですが、こんなところでも携帯が繋がるのがすごい。

それこそ、三蔵法師が見たら、びっくりするでしょう。やっぱり現代社会はすごいな。

 

せっかくなので、記念写真を撮ってもらいました。ほんとに記念になりました。

 

道路がなければ、火星にいる気分?

では、もう少し足を伸ばして、ベゼクリク千仏洞に向かいましょう。

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