さて、チュニジアン料理でお腹も満たされ、ワインでほろ酔いになったところで、街歩き再開です。
今日は、チュニスに着くやいなや、バルドー博物館に行ってしまったので、本日の午後は、すべてチュニスのメディナ(旧市街)の散策にあてるつもりです。
チュニスのメインストリート、ブルギバ通りを西へ行くと、厳格な雰囲気のフランス門につきあたる。そのフランス門の先に広がっているのが、チュニスのメディナです。
メディナの中は、迷路のように細い路地がはりめぐらされ、両サイドには、お土産屋や雑貨屋が立ち並んでいます。
アラブ都市文明の手本として、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ハビブ・ブルギバ通りをフランス門へ
レストランを出た私は、迷わないように、まずはハビブ・ブルギバ通りに出ました。
クロックタワーが見えましたが、それは逆方向。
すでに14時を回っているので、旧市街に急ぎます。
なにしろ、今回の旅は、明日の昼で終わってしまうので、明るいうちに街を歩ける時間は、あと7時間しかありません。
賑わうハビブ・ブルギバ通り。
今日は1月3日。チュニジアは平日だけど、やっぱり、どこか休日ムードが漂っています。
ストリートを横切るトラム。
路上ライブの人だかり。
I love Tunisの向こう側は、独立広場。
その独立広場を見下ろすのが、チュニス大聖堂。
油断してると、メトロの接近に気がつきません。
フランス門の前まで来ました。門の前は、大渋滞です。
メディナの入り口 賑わいを見せるビクトワール広場
噴水のあるビクトワール広場。向こうに見えるのが、泊まっている「ホテル・ロイヤル・ヴィクトリア」。
メディナの入り口で、常に賑わっています。
商店の立ち並ぶジャマー・ジトゥーナ通り
ビクトワール広場から、カスバ通りとジャマー・ジトゥーナ通りという2本の通りが、メディナの中に向けて通じていますが、メインストリートともいえるジャマー・ジトゥーナ通りをチョイス。
さすが、一国の首都の旧市街。スースのメディナよりも、賑わっています。
はっきり言って、すごい人の洪水。
ところが、それは、お土産屋さんが立ち並ぶ最初のうちだけで、200mも歩くと、一気に人の数は少なくなりました。
落ち着いて、旧市街の様子を眺められます。
絨毯1枚ほしいんだよな。イランで買った絨毯に、穴が開いてしまったので。
それにしても、いきなりY差路が登場する迷子になる仕組み満載。
でも、それぞれの通りには、こうしてサインが掲げられています。
この写真撮ったあとで気付いたけど、この建物なんと警察でした(゜o゜)
迷子になるのを楽しむ感覚で、細い路地を行ったり来たり。
もう、完全に自分の居場所はわかりません。
楽しい、メディナの散策。
ふと、広場に出たな、と思ったら、そこがグランド・モスク前でした。
チュニス最大の聖地 グランド・モスク
モスク前でたたずんでいる人々。
ちなみに、今日は金曜日。礼拝のため、ムスリム以外は入ることができません。
もちろん、それは知った上で来ました。
でも、入り口の前までは行ってもいいよね。階段を上って、2階に上がります。
スークを行き交う人々を観察します。
すると、スタッフらしい人に声をかけられ、「入ってもいいよ。」「ほんとですか!」
喜び勇んで、中に入らせてもらいました。入場料は要りません。喜捨を払おうとしたら、それも不要。
ナイスガイなおじさんでした!
このモスクは、靴を脱がなくてもいいみたいです。
ああ、でも礼拝堂の中は、土足禁止ですね。
敬虔なお祈りの最中をのぞいて申し訳ありません。
中庭をゆっくり散歩。
別名「オリーブの木のモスク」と呼ばれています。完成したのは9世紀半ば。
棚ぼたで入ることができた、チュニスメディナのグランド・モスクでした。
迷路のようなメディナの散歩再開
引き続き、メディナの中の散策を開始。
チュニスの旧市街にも、ネコがいました。
夕方になって、ますます賑わうスーク。
いきなり、貴金属を扱う店が並びはじめました。
それにしても、各国の旧市街は味があっていいものですが、チュニスのそれも、群を抜いてます。
道が細すぎて、クルマがないのもいい。
でも、壁はけっこう朽ちはじめてますね。
ダール・バッシュ・ハンバ。メディナで最も美しい建物の一つらしいですが、残念なことに開いてませんでした。
カフェ兼水タバコ喫煙所。
生活雑貨屋さん。
ダール・オスマン
メディナの路地の一角にあった、ダール・オスマン。
偶然出くわしたって感じです。
「地球の歩き方」に載っているので、訪れるつもりではいましたが、はっきり言って、この場所を地図を見てたどり着くのは難しい。
GPSを使っても同様です。
オスマン・ディという中世の政治家の館であったらしい。
タイルの模様が美しいです。
ふたたび、メディナの散策開始。
かなり、メディナの外れに来たようです。
引き返します。って言っても、どこをどう歩いているんだか(笑)
またまた、突然現れるこういう建物。
モスクのようです。
路地の上に建っている家。
あてもなく、旧市街を歩く。
旅人にとって、こんな楽しいことって、あるんだろうか。
ただ、石畳の道をずっと歩いていると、足の裏が痛くなってきます(笑)
今度、疲れない靴でも買うとしますか。
ここは、ゴミ置き場ですか? 向こう側に見えるモスクが可哀想。
何気に複雑な構造の邸宅。
あれ、あの家族、さっきも見かけたけど。
日没も近づいてきました。
このメディナを屋上から見渡せるカフェが、グランド・モスクの近くにあるというので、行ってみましょう。