いままで体験したことのない「緊急事態宣言」から1ヶ月半経過。
私の生活はといえば、テレワークが増え、外出が減った。
変化はそれだけ。
専門家の方が言うように、「人との接触を8割減らす」ことに、愚直に注力しています。
それでも、相変わらずgoing my wayを保ててるのは、私の精神がおかしいのか、それとも強すぎるのか、その両方だと私は勝手に思っていますが、とにかく
- ウイルスのこと
- それに対する政治家の動き
- それに対する庶民の行動や、一部似非インフルエンサーの無責任な言動
こういうものに関わるのはやめましょう!(^^)!
関わったところで、なにがどうなるわけでもない。貴重な時間の浪費です。
ウイルスのことは専門家に任せ、我々素人は、専門家の言うことに従う。
これでいいんです。
賢者な旅人は、一切合切のくだらないニュースをシャットアウトして、必要とされる情報のみを分析し、次の旅に備えるのが合理的。
しかしながら、国内あるいは外国に目を向けると、さすがに観光旅行などを企てるには時期尚早という感じはします。
では、どのように環境が変われば旅立つことができるのか。
旅にはルールがあります。
したがって、旅人はルールを守る義務がある。
ということは、旅人はルールを知らなくてはならない。
そこで、外務省のホームページから、3つのポイントに絞り、考え方をまとめてみました。
1.外務省が定める各国の感染症危険情報の状況
出典:外務省海外安全ホームページより(2020年5月12日現在)
まず、当たり前ですが、本邦外務省が、渡航国側の感染症危険情報をどのように捉えているかが、第一のポイントです。
すなわち、外務省が現地の大使館や関係当局などから得た情報をもとに、当該国の「感染症危険レベル」を定めているわけで、これにはなによりも従う義務があると考えます。
これによると、2020年5月12日現在、この地球上すべてのエリアにわたって、「レベル2」以上、つまり「不要不急の渡航は止めて下さい」と勧告がなされています。
たとえば、香港については、「各国・地域の治安情勢やテロ等に関する情報や勧告」については、「レベル1」で、「十分注意してください」ですが、感染症の危険は「レベル2」。
現在は、香港であっても、観光旅行できない状態というわけですね。
ちなみに、台湾の感染症危険レベルは「レベル3」(渡航中止勧告)です。
これらについて、法的義務はないようですが、日本国民である以上、守るのが当たり前。
旅人は、まずは何をおいても、この勧告の緩和が待たれるところです。
2.各国の日本人に対する入国制限措置など
さて、外務省の「感染症危険度レベル」が仮に緩和されたとしても、肝心の渡航国側の状況を確認しておく必要があります。
せっかく飛んでいっても、入れない、じゃ情けないですからね。
このポイントは2点。
- 各国が発令している入国制限措置
- 各国が発令している入国後の行動制限措置
これについては、近隣アジア諸国で具体例を挙げてみましょう。
※以下は2020年5月12日現在(抜粋)
中国本土
中国訪問について,15日以内の滞在であれば査証を免除する措置を全て一時的に停止する。
つまりは、ビザが発給されない限り、入国はできないというわけですね。
さらに、北京市においては、
国外から北京に来る者は,引き続き14日間の集中隔離医学観察の対象となり,更に集中隔離医学観察満了後も引き続き7日間の自宅観察を行う。
ということで、事実上の観光旅行は不可能です。
北京市以外にも、各省において、独自のルールが発出されています。
香港
- 海外から香港国際空港に到着したすべての非香港居民の入境を禁止。
- 香港空港の全トランジットを停止。
非常にシンプルでわかりやすいですね。
それにしても、トランジット停止とは、そもそも運行されてないということ??
台湾
- 外国人は,居留証,外交,公務の証明,あるいはビジネス上の契約履行等の証明がない限り,一律入境を禁止。
- 当面の間,航空機のトランジットを禁止。
これまた、シンプルでわかりやすい。
さらに、
全ての国からの渡航者は,14日間の自宅検疫の対象となり,自宅又は指定地点からの外出,公共交通機関の利用は認められない(従わない場合は罰則あり。)。
と、あります。まあ、入国できないんですから、関係ないですけどね。
仕事で入国した人は大変だ・・・
韓国
全ての入国者に対して,健康状態質問書と特別検疫申告書の作成,入国場検疫での発熱チェック,韓国国内滞在住所及び連絡先(携帯電話)の提出と,自己診断アプリのインストール等を求める措置を実施。
あらら、ひょっとして、韓国は、もっとも規制が柔軟なのかな、と思いきや、
全ての入国者は原則として14日間,自宅又は施設にて隔離する。隔離施設利用時の費用は本人負担とする。
というお達しが4月1日に出ているので、やはり不可。
それにしても、わざわざ「隔離施設利用時の費用は本人負担」とか書くかね、セコイよ(笑)
以上、解禁明けすぐにでも飛び立ちたい国の具体例を示しましたが、どれもこれも厳重。
当分様子見ですね。
3.日本における水際対策
さて、せっかく、ルールを守って外国を楽しんできても、帰ってきたところで、網にかかってしまっては、元もこもありません。
現在の、日本国の水際対策はどうなっているでしょうか。
お役所の文章なので、非常に読みにくいんですが、要約すると、
- 空港の検疫所において、質問票の記入、体温の測定、症状の確認などが求められる。
- 全員にPCR検査が実施され、自宅等、空港内のスペース又は検疫所長が指定した施設等で、結果が判明するまでの間待機。
- 自宅等で検査結果を待つ場合、症状がないこと、公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)、旅客船等)を使用せずに移動できることが条件。
- 検査結果が陽性の場合、医療機関への入院又は宿泊施設等での療養となる。
- 検査結果が陰性の場合も、入国から14日間は、ご自宅やご自身で確保された宿泊施設等で不要不急の外出を避け、待機することが要請される。
※2020年5月12日現在(抜粋)
つまり、帰国後、誰とも接触せずに、14日間隔離されなさい、ということですね。
2泊3日の弾丸旅行から帰ってきて、それから14日間の隔離じゃ、あまりにも割が合いません。
まとめ:海外旅行が可能になる諸条件
われわれ日本人が、大手を振って外国に行くには、どのような制限緩和が必要なのかまとめてみました。
- 当該国の、外務省の「感染症危険度レベル」が「レベル1」以下になること。
- 当該国の入国制限や、入国後の行動制限措置が解除されていること。
- 日本国の水際対策が、一定レベルまで緩和されること。
以上3点です。
日本国内の「緊急事態宣言」は解除されても、上記3点が緩和されるのには、時間がかかるかな。
どんなに情報が錯綜していたとしても、この3点がまずは大前提。
もちろん、そのうえで、当該国の個別の事情は、別途調べる必要はありますけどね。
ルールに従って渡航はしたけど、お店がぜんぜん開いてなかった、とか(笑)
でも、逆に言えば、上記3点が解除されれば、とりあえず海外渡航のテーブルには乗るんです。
私は、上記3点が解除された直後の週末に、香港エクスプレスに乗って、香港週末弾丸一人旅を敢行するつもり。
待ってろよーッ! 香港!
思い立ったら、その日の夜からでも行けてしまうのが香港のいいところ。
制限解除後、観光客の日本人渡航第一号になるつもりで、勝手に気分を盛り上げてます!(^^)!