台北夜の楽しみ 夜市での夕食&マッサージ&パワースポット龍山寺【台湾旅行記2023 #6】

台湾には「夜市」が無数にあります。

日本で言うところの屋台や縁日が盛大に並ぶ「夜市」。

ことのはじまりは、共働きが多い台湾において、家庭で自炊する習慣があまりなく、どうしても外食が多かったというのがきっかけ。

それが、料理屋さんにはじまり、生活雑貨屋さんとなり、ゲームや余興にまで発展して、毎晩がお祭りのような「夜市」文化が構成されました。

夜市で食べる「焢肉飯」

夕方になって、ドミトリー「寓見青旅」を抜け出した私は、龍山寺の方角へ歩きました。

Googleマップによると、そちらのほうに「夜市」がいっぱい連なっているようだったから。

夕暮れの龍山寺が素敵だった。

この龍山寺、21時まで開門している。帰りに寄るつもりです。

ほら、「夜市」が見えました。

台湾をたずねて、夕食目的で「夜市」を歩くとき、わざわざ有名どこを訪れる必要はない。

それが旅の記念であったり、「士林夜市」のような巨大マーケットに行きたいんだ、という目的があるなら別ですが、夕食を食べるだけなら、そのへんの「夜市」で十分。

地元住民で賑わうお店を選べば、食事はほぼ間違いなく美味しい(ハズレもあるかなw)

ほら、このお店なんか、地元民で行列ができてますよ。

私も並ぶことにしました。

賑わってるけど、回転も早く、すぐに食事にありつけそうです。

店員さんが注文をとりにきました。

私は「魯肉飯(大)」をオーダー。「魯肉飯」なんて久しぶりだな・・

イートインの人もいれば、弁当にして持ち帰る人もあり。

私は、店の中でいただきます。

それにしても、すごい活気。オーダーが次々と入り、続々と紙箱が運び出されます。

こりゃ、見てるだけで楽しいわ^ ^

お、私の料理がきました・・・・?

これ、どう考えても「魯肉飯(大)」ではないよな。オーダーミスしちゃったようだw

でも美味しそうだから、まいいか。察するところ、これは「焢肉飯」、つまり豚肉だね。

うわ、豚肉、しょうゆで煮込まれて柔らかい柔らかい。

こちらは、生揚げ。

いやあ、美味しすぎて、あっさり完食。ほんとに旨かったぞ(^ ^)

これで85元(365円)、幸先よし。

「艋舺夜市」から「華西街観光夜市」

さて、食べ終えて外に出ると、すっかり夜のとばりが。夜市はこれからが本番ですね。

さっきのお店がある場所は「艋舺(もうこう)夜市」。

この一帯すべてを「艋舺夜市」と呼ぶそうです。

いろんなものが売ってますよ。

台湾では、毎晩のように縁日が開かれてる、といったとこですね。

さっきの焢肉飯でお腹いっぱいだけど、こんなところをブラブラ歩くのが、たまらなく楽しい。

ホテルに歩いて帰れるってのもあるよね。

ほんとに、台湾のプチ住民になった気分です。

有名どこじゃないので、日本語が耳に入らないのもいい。

やっぱり、手近な夜市を選んで正解だった。

通りを西へ歩いていくと、ぶつかった門。

これこそ「艋舺夜市」の一部である、「華西街観光夜市」。

こちらは、アーケードがあって、商店街のような夜市です。

いきなり「関東煮」なんて提灯が登場しますが、ネクタイやバッグも売ってます。

香港の廟街を思い出しました。

おや、マッサージ店もあります。

足の裏に穴が開くかと思った「足ツボマッサージ」

このさいだから、足の疲れをとってもらいましょう。

さすがに、マッサージ店に入る際は、Googleマップなどの評価を確認した方が良い。

なかには、ぼったくりの悪質店もなくはないから。

ま、台湾ならば、そんなに心配する必要もないんですけどね。

日本語カタコトのお姉さんに案内されて、着替えます。お茶のサービスがあります。

この施術がはじまるまでの瞬間がたまらないw

そして、このお姉さんの指の力が凄まじかった!

ほんと、足の裏に穴が開くかと思ったほどw

マッサージしてもらって、わざわざ痛くなるなんて、私も変人だ(^ ^)

でも、施術してもらって、少したつと、ふくらはぎが軽く感じたりする。これほんと。

40分のマッサージで500元(2150円)。今回の台湾で、もっとも高い買い物w

でも、気持ちいい買い物だった。ところで、大阪ってなんだ?

ちなみに、この「大阪」の場所はこちら。関西弁は飛び交ってませんでした。

夜でも賑わうパワースポット「龍山寺」

さて、足も軽くなったところで、ぶらぶらと宿に戻りましょう。

帰り道の途中にある「龍山寺」。

ていうか、21時まで開いているし、夜の方が幻想的だと聞いて、帰りに寄ったんです。

この「龍山寺」は、お寺の多い台湾においても、歴史ある寺院の筆頭。創建は1738年。

第二次大戦では、ほとんど部分を焼失したらしいですが、その都度再建されてきた、台北のパワースポット。

「台北の三大廟門」のひとつとされるほど、拝観者も多く、正月には大変な来場者でごったがえすという。

つくられた霧だけど、たしかにこれは幽玄だ。

境内には、うすくライトアップされた滝もあります。

奥に入っていくと、次々と現れる社殿。南北に長い龍山寺。

市民の憩いの場にもなっているようです。

みなさん、真剣にお祈りしてるんだけど、このおまじないのやり方がわからない。

この赤い半月のような積み木を投げては拾い、投げては拾い・・・

着地した形に意味があるのだろうか。

 

呪文の意味はわからなかったけど、私もお祈りしました。娘たちが就職できますように。

美しい提灯。

寺院の屋根と古いビルが、なかなか対比の妙。

龍山時も、正式には「艋舺龍山寺」というみたいです。

毎晩こんなに賑わってるのかな。台湾人は夜更かし?

でも、日中は蒸し暑い台湾も、夜ともなれば、気温は20度以下に下がります。

気持ちのいい、龍山寺の散策。

さて、そろそろ閉門の時間。宿に帰りますか。

夜見ると、ほんと芸術だわこれ。

夕暮れ時にも立ち寄った「剥皮寮歴史街区」を抜けて帰ります。

これまた、とんでもなく幽玄な世界。

台湾の旅は、天然のファンタジー。

久しく見てなかった幻想的なアジアの街景色に、感動してしまいました(^ ^)

今回の台湾4泊6日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。