現在午前5時半。まだ暗いけど3月下旬の台湾は、気温18度と暖かい。
ひと晩お世話になったドミトリー「寓見青旅」をチェックアウト。
早朝の場合は、鍵はboxに入れる仕組み。
本日の予定は、高鐵、つまり台湾新幹線で北回帰線の町嘉義まで行き、そして阿里山森林鉄道で奮起湖まで登っていくのが第一目的だ。
ちなみに阿里山森林鉄道とは、文字通り、日の出が美しいことで知られる阿里山へ通じている登山鉄道。
私はこの鉄道に、2006年に乗ったことがあり、17年ぶりの再会が楽しみです。
未明の台北駅へ
比較的治安の良い台湾でも、寝静まった通りは怖い。
慎重にバス通りまで出て、265番バスを待ちます。この時間、まだMRTは走ってません。
時間通りに来たバス。台湾のバスは、Googleマップが時刻表代わりになるので便利。
数分で台北駅前に着いた時には、空が白みはじめる絶妙のタイミング。
よし、南回帰線の街嘉義へ行くぞ! という気持ちになります。
台北駅の軒下には、路上生活者の姿が・・・資本主義社会の現実は厳しい・・
台湾高鐡のチケットGET
さて、台湾高鐡(High Speed Rail)の乗り場は地下です。
ところで、高鐵のチケットは日本にいながらWebで簡単に入手できます。
こんな具合に。
出典:台湾高鐡HPより
阿里山鉄道の列車の発車時刻が9:30なので、それに合わせました。
阿里山鉄道の嘉義駅と、高鐡の嘉義駅はけっこう離れているので、ご注意を。
そして、自動機でチケットを発券するわけですが、機械が動きはじめるのが午前6時から。
少し待ちました。
そして、パスポート番号と予約番号を入力。
あっという間に発券されます。
3年ぶりの台湾との再会に敬意を表して、ビジネス車両、つまりグリーン車を奮発。
1820元(7826円)でした。
高鐡台北駅のひととき
では、プラットフォームへ。
台湾新幹線は、中国のような荷物検査はなく、チケットを持った人間は誰でも入れます。治安の良い証。
あと、25分ほどあるので、腹ごしらえを。
改札の中にあったファミマ。
昨夜、久しぶりのドミトリーに嬉しくなってワインを飲み明かしたのが今になってきいてる・・w
ファミマのツナおにぎりとコーヒー牛乳が、とてつもなく美味しい。
さて、そろそろ、第一月台におりますか。
日本の新幹線そっくりのスタイル。
台湾第二の都市、高雄の新幹線駅「左営」駅行きです。
台湾新幹線グリーン車の車内
では、台湾新幹線のビジネス車両、グリーン車に乗り込みます。
レール幅はいわゆる標準軌。日本の新幹線と同じなので、ゆったりしてます。
3年前に台湾に来た時も新幹線に乗りましたが、そのときは乗車率200%の大混雑だった。
今回はビジネス車両の贅沢空間。旅にはいろいろな楽しみ方があります。
さて、発車時刻が近づきました。
台北駅の地下ホームを静かに発車です。
その直後に、車内販売かと思ったら・・・
コーヒーとスナックのサービスでした。
ビジネス車両だけの特典でしょう。やるじゃないですか台湾高鐡(^ ^)
しかも、コーヒーはおかわり自由でした。
台湾新幹線の旅 台北 ⇒ 嘉義
時速300kmもだしているのに、ほとんど揺れない快適な台湾新幹線。
そして、ほとんどトンネルに入らないので、景色を思う存分楽しめます。
相変わらず乗車率はいいらしく、板橋でグリーン車はほぼ満席になりました。
あっという間に、台湾中部の台中に到着。
台中から先は、さらに見晴らしが良くなります。
ほんとに気持ちのいい乗り心地。
そして、わずか1時間13分で北回帰線上にある嘉義に到着しました。
245kmの距離を1時間13分ですから、いわゆる表定速度は201km。
一級品のスピードです。
左営に向けて発車していく台湾新幹線。
日本の技術の初の海外輸出例とのことで、顔も日本の新幹線そっくりでした。
高鐡「嘉義」から台鐡「嘉義」へ
さて、高鐡の嘉義駅に到着。台湾新幹線の駅は、台北駅以外は、在来線つまり台鐡とかなりはなれています。
嘉義でいえば約13km。そして、この間のバス便が少ないのが気がかり。
それで、少し早めに到着したわけです。
ここから、直接、阿里山へバスで向かうツアーがあるみたいですね。
バスの時刻表を調べるも、やはり30分に1本。
しかたなく、タクシーで行くことに。
駅前に待っていたタクシーは快適な新車。
300元(1290円)で、台鐡の嘉義駅まで、私を運んでくれました。
考えてみれば、タクシーにかぎらず、台湾でぼったくりにあった経験はないな。
嘉義の駅前に到着です。17年ぶりの再会のはずなのに、ちょっと記憶にないのが残念。
その後改築してるとか?
とにかく、これから阿里山森林鉄道の旅がはじまります。