台湾高鐡(新幹線)ビジネス車両乗車記【台北 ⇒ 嘉義】快適な時速300kmの空間【台湾旅行記2023 #7】

現在午前5時半。まだ暗いけど3月下旬の台湾は、気温18度と暖かい。

ひと晩お世話になったドミトリー「寓見青旅」をチェックアウト。

早朝の場合は、鍵はboxに入れる仕組み。

本日の予定は、高鐵、つまり台湾新幹線で北回帰線の町嘉義まで行き、そして阿里山森林鉄道で奮起湖まで登っていくのが第一目的だ。

ちなみに阿里山森林鉄道とは、文字通り、日の出が美しいことで知られる阿里山へ通じている登山鉄道。

私はこの鉄道に、2006年に乗ったことがあり、17年ぶりの再会が楽しみです。

未明の台北駅へ

比較的治安の良い台湾でも、寝静まった通りは怖い。

慎重にバス通りまで出て、265番バスを待ちます。この時間、まだMRTは走ってません。

時間通りに来たバス。台湾のバスは、Googleマップが時刻表代わりになるので便利。

数分で台北駅前に着いた時には、空が白みはじめる絶妙のタイミング。

よし、南回帰線の街嘉義へ行くぞ! という気持ちになります。

台北駅の軒下には、路上生活者の姿が・・・資本主義社会の現実は厳しい・・

台湾高鐡のチケットGET

さて、台湾高鐡(High Speed Rail)の乗り場は地下です。

ところで、高鐵のチケットは日本にいながらWebで簡単に入手できます。

こんな具合に。

出典:台湾高鐡HPより

阿里山鉄道の列車の発車時刻が9:30なので、それに合わせました。

阿里山鉄道の嘉義駅と、高鐡の嘉義駅はけっこう離れているので、ご注意を。

そして、自動機でチケットを発券するわけですが、機械が動きはじめるのが午前6時から。

少し待ちました。

そして、パスポート番号と予約番号を入力。

あっという間に発券されます。

3年ぶりの台湾との再会に敬意を表して、ビジネス車両、つまりグリーン車を奮発。

1820元(7826円)でした。

高鐡台北駅のひととき

では、プラットフォームへ。

台湾新幹線は、中国のような荷物検査はなく、チケットを持った人間は誰でも入れます。治安の良い証。

あと、25分ほどあるので、腹ごしらえを。

改札の中にあったファミマ。

昨夜、久しぶりのドミトリーに嬉しくなってワインを飲み明かしたのが今になってきいてる・・w

ファミマのツナおにぎりとコーヒー牛乳が、とてつもなく美味しい。

さて、そろそろ、第一月台におりますか。

日本の新幹線そっくりのスタイル。

台湾第二の都市、高雄の新幹線駅「左営」駅行きです。

台湾新幹線グリーン車の車内

では、台湾新幹線のビジネス車両、グリーン車に乗り込みます。

レール幅はいわゆる標準軌。日本の新幹線と同じなので、ゆったりしてます。

3年前に台湾に来た時も新幹線に乗りましたが、そのときは乗車率200%の大混雑だった。

今回はビジネス車両の贅沢空間。旅にはいろいろな楽しみ方があります。

さて、発車時刻が近づきました。

台北駅の地下ホームを静かに発車です。

その直後に、車内販売かと思ったら・・・

コーヒーとスナックのサービスでした。

ビジネス車両だけの特典でしょう。やるじゃないですか台湾高鐡(^ ^)

しかも、コーヒーはおかわり自由でした。

台湾新幹線の旅 台北 ⇒ 嘉義

時速300kmもだしているのに、ほとんど揺れない快適な台湾新幹線。

そして、ほとんどトンネルに入らないので、景色を思う存分楽しめます。

相変わらず乗車率はいいらしく、板橋でグリーン車はほぼ満席になりました。

あっという間に、台湾中部の台中に到着。

台中から先は、さらに見晴らしが良くなります。

ほんとに気持ちのいい乗り心地。

そして、わずか1時間13分で北回帰線上にある嘉義に到着しました。

245kmの距離を1時間13分ですから、いわゆる表定速度は201km。

一級品のスピードです。

左営に向けて発車していく台湾新幹線。

日本の技術の初の海外輸出例とのことで、顔も日本の新幹線そっくりでした。

高鐡「嘉義」から台鐡「嘉義」へ

さて、高鐡の嘉義駅に到着。台湾新幹線の駅は、台北駅以外は、在来線つまり台鐡とかなりはなれています。

嘉義でいえば約13km。そして、この間のバス便が少ないのが気がかり。

それで、少し早めに到着したわけです。

ここから、直接、阿里山へバスで向かうツアーがあるみたいですね。

バスの時刻表を調べるも、やはり30分に1本。

しかたなく、タクシーで行くことに。

駅前に待っていたタクシーは快適な新車。

300元(1290円)で、台鐡の嘉義駅まで、私を運んでくれました。

考えてみれば、タクシーにかぎらず、台湾でぼったくりにあった経験はないな。

嘉義の駅前に到着です。17年ぶりの再会のはずなのに、ちょっと記憶にないのが残念。

その後改築してるとか?

とにかく、これから阿里山森林鉄道の旅がはじまります。

今回の台湾4泊6日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。