石畳が光るブカレスト旧市街の散歩&ルーマニアワインの飲み歩き【ルーマニア旅行記 #10】

夕暮れも迫ってきました。

今日の予定は、ブカレスト旧市街の中を散歩して、ワインバーでもめぐりながら、ゆるく過ごそうなんて考えてます。

ブカレストの旧市街はそんなに広くなく、端から端まで歩いても10分とかかりません。

旧市街の中には、レストランやバーが満載ですw

そして、ルーマニアといえば、東欧最大のワイン大国。

お酒を飲みながら、のんびりとルーマニアの雰囲気を楽しむには、もってこいのエリアです。

ブカレスト旧市街の散歩

革命広場を南に下っていけば、勝手にブカレストの旧市街に入ります。

グーグルマップに頼らずに、気の向くままの散歩が楽しい。

しかし、芸術的な縦列駐車ですね。

この通りは・・

黄色いアーケード。

これは、「マッカ・ヴィッラクロス・パッサージュ」と呼ばれる小路。

1841年から存在する伝統の小路とのこと。

バーが多い、お酒が飲みたくなります。しかし、タバコの匂いもすごいw

ルーマニアのワインは美味しいと聞きます。あと1時間もしたら飲みまくりますかw

「マッカ・ヴィッラクロス・パッサージュ」を出ると、ふたたびビクトリア通り。

そして、立派な自転車専用レーン。

自転車に関する限り、日本は後進国かな・・・みんなヘルメットもしてるし。

うわ・・夕暮れ迫る空に、美しい建物、あの建物はなんだろう?

見れば見るほど美しい建物に、歩いているスラヴ系の人々も美しい。

グーグルマップで調べたら、なんと銀行でした。

たしかにBANKって書いてあるわ。

銀行の向かいには教会。1635創建のズラタリ教会です。

その隣にあるのが、ルーマニア国立歴史博物館。こちらは17時で閉館のため入れず。

それにしても威圧感のある建物が並びます。

スタヴロポレオス修道院

ビクトリア通りから、ふたたび旧市街の中へ。

その旧市街のど真ん中に建ってるのが「スタヴロポレオス修道院」。

修道院だから、共同生活の場。でも、あまりにもこじんまりとしています。

1724年に建てられたビザンツ建築様式が美しい。

内部ではお祈りの真っ最中で、とてものぞける雰囲気ではありませんでした。

この顔を削る宗教上の争いだけはやめてほしいですよね。

ほんとに・・・いくら偶像崇拝禁止っていっても、なにも顔を削らなくても・・

と、宗教部外者は思ってしまうんだけどな。

ワイン大国のルーマニア

さて、もういい時間になってきました。ていうか、この時間(お酒をふつうに飲んでも自己嫌悪に陥らない時間w)を待ってました。

なんか、今日はお酒を飲みまくりたい気分^ ^

客引きのお姉さんの口が、また上手。

「日本人大好き!」なんて言うもんだから、入らざるを得ないじゃないですかw

でも、雰囲気のいいレストランです。

とにかくルーマニアのワインを飲みたいw

ルーマニアで、もっとも有名な赤ワインは「ムルファトラル」という銘柄だそうなので、それのグラスをオーダー。

それと、赤ワインだから、ステーキでも注文しておきましょう。

前方のテレビには、なにかのテニスの大会??

※私はおそろしいほどのスポーツ音痴です笑

まだ時間が早いせいか、客足はまだのよう。

さて、ルーマニアは東欧最大のワイン生産国です。

どんなワインが運ばれてくるでしょうか。

きました。これがなかなかよい口当たり。

ムルファトラルとは正確には産地の名前で、細かい銘柄はいくつもあるようですが、「ムルファトラル」と言ったらうなずいてくれたので、その中でもオーソドックスな銘柄なのでしょう。

 

いやあ、美味しいワインです。これ以外に表現できない食事語彙力の無さがくやしいw

ステーキも運ばれてきました。

これから、ワインバーをはしごするつもりで軽めにオーダーしたつもりですが、けっこう分厚いのがきました。

でも焼き加減をレアにしたので、口の中で溶けるように食べられます。

このステーキが、またよくワインに合います。ワインもおかわりです。

いくら払ったか忘れてしまいましたが、50レウ(1450円)くらいだったかな。

ステーキにワイン2杯なら、リーズナブルですね。

夜のブカレスト旧市街

ほどよく酔って、街中に飛び出すと、さらに夕闇が濃くなってました。

2月下旬のこの時期、ブカレストの日の入りは18時過ぎです。

それにしても、美しい旧市街。光る石畳も素敵だ。

ワインを飲んだからそう見えるのかも^ ^

ほろ酔いで歩く旧市街。キリスト教社会は、こういうとき便利。

イスラム社会では、こうはいきません。

新旧折り混ざった建物の感じがいいなあ。

マスクしてる人皆無。そしてアジア人も皆無。

こんな世界を待っていた・・そんな感じ。

3年間の出国禁止、よくがまんできたな・・・ほんと。

自分を褒めてあげたいくらい・・

だから、今夜はお酒が飲みたいのかも。

旧市街の中は、バーだらけですから、もう目移りしてしょうがないw

カラオケバー!なんてのもあるのかいw

お、グローバルチェーン発見。明日のモーニングコーヒーはお世話になりますか。

お、ケバブやさん。中東にも近いもんね。

ホテルの近くまで戻ってきたけど、まだまだ宵の口。

旧市街の外れにある「クルテア・ヴェケ教会」。

旧市街の南端だけど、建立当時はここがブカレスト中心部。

もっとも古いエリアで旧王宮跡にもなっています。

その旧王宮跡は、工事中か何かで柵で覆われてました。

 

その教会の隣にあった公園。

さすがに、夜間ともなると、人通りの少ない場所は避けなくてはなりません。

ルーマニアの治安は決してよくはない。

それも、力業で襲われる犯罪が多いらしいので、防ぎようがない。

用心しながらも、ワインバーをさがしてますw

お、ここなんかいいんじゃない?

ワインバーで楽しむルーマニアワイン

うーん、いい感じのお店です。

衝動的に入ったみたいに書きましたが、ちゃんとグーグルマップで調査してます。

ふだんは口コミや評価なんか当てにしてない私も、異国ではしっかりみます。

ぼったくりバーだったら大変ですから^ ^

ほんとに最高です、この雰囲気。朝まで飲めそうw

ふたたびワイン。今度は「ルーマニアワイン」としか言わなかったので、銘柄はわからず。

それでも、これはフルボディだ。素晴らしい・・

異国のバーでお酒を楽しむなんて、何年ぶりになるのだろう。

最後は、たぶんストックホルムだった気がする。

でもたしか、ワインが高すぎて1杯しか飲めなかったんだw

旅してると、いろんな記憶がよみがえり、ほんとに楽しくなる。

ワインのほかにも、ウイスキーやカクテルもありそうですね。

まだ、本日も終わってないけど、本日の無事に乾杯!

明日で、今回の旅は終わりだけど、無事にすみますように。

3杯目です。

1杯15レウ(435円)だから、そんなに気にせず飲み続けられます。

海外旅行を再開して、ソウル、バンコクと行って、これが3度目だけど、バーで飲むのはこれが再開後初めて。

カオサン通りなんかじゃ、うるさくて飲めなかったし(^ ^)

4杯目〜・・・さすがに、わからなくなってきたぞ・・

飲んでいるのが、ルーマニアのワインなのか、カリフォルニアレッドなのかもわからないw

なんで、こんなに飲みたくなったのか。

それは、素直に嬉しいからだと思う。

コロナの3年間は、はっきり言って地獄だった。

それは、旅の面でも、仕事の面でも。

仕事の面での地獄は、まだまだ続くけど、少なくとも日常は取り返せた。

これから、毎月異国へ旅立つことができる。

そう考えるだけで、思わずほおが緩んでしまう。

こうやって、異国でお酒を楽しめる瞬間を、ずっと待ってたんだよな。

それに、ブルガリアとルーマニアは、東欧諸国の中でも、とくに訪れたかった国。

この2カ国を歩いて、1度も日本人に会わなかったことも嬉しい。

日本人どころか、東洋人ねw

毎月異国を旅できれば、仕事の地獄なんて、吹っ飛ぶだろう。

ごちそうさまでした。いい感じのバーだったな・・・

ホテルに帰る前に、水を仕入れたくてコンビニへ。

おいおい、水を買うのに、なんでアルコールコーナーへ行くんだw

ルーマニアのワイン、日本に買って帰ろうかな。

チーズと一緒にね。ちなみに、かける29で日本の値段になります。

盛大に酔っ払って、ホテルに帰ってきました。

明日は、旅の最終日。21時過ぎの飛行機で日本に帰ります。

その前に、明日は独裁者チャウシェスクが贅を尽くした「国民の館」を見学。

楽しみが尽きない、ほんとに旅って楽しい(^ ^)

今回のブルガリア&ルーマニア4泊7日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。