旅に出て6日目の朝。2023年8月7日(月)
本日夕方の飛行機でクアラルンプールへ飛び、ANA機で東京に帰ります。
帰った後は、いつも通り仕事だけど、いったん帰らなくてはならないから、旅の記憶は残り続ける。
そんなことを考えながら、朝のコーヒーを飲みます。
マスカットの早朝散歩
早朝散歩といっても、すでに午前8時。
でも、夜型社会のオマーンは、まだ出歩いてる人はほとんどいません。
太陽も、まだそれほど高くないので、ねっとりとした暑さではありません。
今日も快晴。ていうか、旅の間、ずっと快晴だった。
海をのぞいてみる。
海底が透けて見える、ほんとにきれいな海。
海をきれいと感じるのは、人類が豊かになったからなのかな。
大航海時代のような、食うか食われるかの時代では、人々にとって、海はどんな見え方をしてたんだろう?
海に背を向けて、昨夜さまよったスークへ。
当然、まだ開いてません。
昨夜の夕食を買ったパン屋さんも。
スークの中のロータリーも静かなものです。
さて、朝ごはんどうしようかな?
ケバブ風サンドイッチの朝食
スークを出て、開いてたカフェに入ります。
あの鎖はなんだろ? 治安悪いとか?
さて、ケバブをオーダー。
飲み物はアップルジュース。
9時近くなって、出歩きはじめた市民や観光客。
まず、先に出てきたアップルジュースで乾杯。
そして、ケバブがなんとサンドイッチ。
昨日のケバブはピザだったけど、いわゆる「ケバブ」といった、コッペパンのなかに具をたっぷり突っ込むようなケバブって、オマーンにはないのかな。
でも、ちぎってみれば、たしかにケバブ。焼きたて作りたてで、とても美味しかった。
ごちそうさまでした。
マトラ・スークでお香と香水を買ってみた
では、開いたらしいスークにふたたび乗り込んで、「お香」なるものを買ってみよう。
こういう時の店選びは、年配の貫禄ある親父さんがどっしりと構えているお店がよい。
人間とは、歳とともに落ち着くものだな、という好例。
5リアル紙幣(1940円)を見せて、「この範囲で買いたい」というと、わかったと無言でうなずいて、ひとつひとつ、丁寧にアドバイスしてくれます。
それにしても、いい香り・・・
これを、自宅の部屋で炊いたら、どんな香りが広がるだろうか。
香水も、いくつか香りを試させてもらったので、記念に買います。
お香(Incense)に香水。とても記念になった自分へのお土産。
自宅に帰った後、さっそく開いたシーン。
葬儀用の炭を買ってきて、そのうえにお香を乗せると、部屋中に中東の香りが広がります。
いつでも、旅を思い出せる、とてもいい買い物だった(^ ^)
さて、店主にお礼を言って、お店の中を見学させてもらいます。
このスカーフというかマフラー。冬は暖かそう。
後で知ったんだけど、あの角砂糖のようなのも「お香」。
アラブでは、香りを楽しむほかに、邪悪なものを排除するという考えもあるみたいです。
これは、ムスリムの方の帽子。
私はこの旅、ずっと白装束で行動してるけど、非ムスリムの私は、さすがにこの帽子はかぶれない。
では、買うもの買ったし、マスカットの最後の街歩きと出かけましょう。