島前・知夫里島に上陸「赤ハゲ&赤壁」2つの展望所からの絶景【隠岐一人旅 #15】

知夫里島と聞いて、読める人、そしてどこにあるかわかる人は相当な旅通だと思います。

読みは「ちぶりじま」。町の名前は知夫村、そして港は来居(くりい)です。

隠岐諸島は180もの島で構成されていますが、人が住むのは4島。

そのうち、最も小さい島が知夫里島です。

面積は13㎢と日本の島の大きさでは75位。

小笠原諸島の母島が19.88㎢、伊豆諸島の神津島が18.24㎢と、それよりも小さい島に約600人の方が住んでいます。

知夫里島を含む島前3島は、600万年前に火山の噴火によりできたので、地形は急峻。

坂道も多いので、私のような軟弱者は、必然的にレンタカーを借りて島内を行動することになります。

レンタカーで知夫里島のドライブ

知夫里島には4台しかないレンタカー。

当然、争奪戦になりますが、私は甘く見て1週間前に電話。

ほかの3島はキャンセル待ちなど苦戦しましたが、知夫里島では、難なく確保できました。

手続き中に、船の運航状況を確認すると、観光船も欠航になってました。

島前内航船は、今のところは通常運航のようですが、どうなることやら・・

出典:隠岐観光HPより

 

さて、知夫里島は小さいので、訪れる場所は限られています。

まず向かうべきは、地図の左側の「赤ハゲ山」と「赤壁」でしょう。

ところが、この2つを結ぶ道路は、がけ崩れで通れなくなっているとのこと。

 

とりあえず出発しましょう。カーナビはないので、グーグルマップが頼りです。

来居港を出ると、いきなりループ状のかけ橋で高低差をかせぎます。

こりゃ、ほんとに体力のある人じゃないと自転車は無理だ。

「赤ハゲ山」は左ですね。

国道ではありませんが、真新しいトンネル。

道が急に狭くなったりします。

舗装中の箇所も。

集落をかすめます。いずれにしろ、かなりのアップダウン。

グーグルマップは必要なさそうです。

なんと、先行車が。観光バスのようです。

島前3島をドライブして、観光バスと出会うのははじめて。

知夫里島にも牛がいました。

おお・・なんか雄大な風景になってきました。

「赤ハゲ山」の展望台が見えてきました。

おっと、展望台にいたる最終コースで牛が通せんぼ。

ハンドルを切り損ねると、かなり危ない道ではあります。

「赤ハゲ山」展望台 360度の大パノラマ

来居港からクルマで20分ほどで到着した「赤ハゲ山」の頂上です。

まず眼前にあるのが、今朝までいた西ノ島。そして昨日訪れた「鬼舞展望所」が見渡せます。

360度見渡せる展望台です。ゆっくり展望台のふちに沿って散歩。

ここは標高324.5m。知夫里島の最高地点です。

昨日の西ノ島もそうでしたが、「果て」を感じる景観。

雲の流れがすごく速い。低気圧が迫ってるからかな。

低気圧が予報よりも早く来てしまうと、船が欠航して私は隠岐に閉じ込められます。

でも、この絶景を眺めていたら、やっぱり来てよかった。

欠航したら、それはそのときのこと。しかし、海がそんなに荒れてるようには見えないんですが。

牛がこちらをにらみつける姿がカッコいい。

実は、牛さんは、こんなに足場の悪い場所にいます。

観光ツアーで来られた観光客。今回の隠岐で、ツアー客とかち合ったのは初めてでした。

展望台の反対側。本土のほうを眺めていることになります。

隠岐に来る前は、こんなに野性味あふれる島とは思いませんでした。

このワインディングロードをみて、自転車で登ってやろう!という方いますか?

では、そろそろ次の目的地「赤壁」へ。

これ、運転には、ほんとに気をつける必要があります。

そんなところにも、平気で牛がいるからコワい。

「赤壁」200mの断崖絶壁

クルマをパーキングに止めて、「赤壁」を目指します。

パーキングから、およそ5分ほど歩きます。

おお、見えてきました。

「赤壁」と聞くと、私は「三国志」の「赤壁の戦い」なんかを思い出します。

「レッドクリフ」と呼んじゃいますか(^^)

オベリスクが斜めに立ってます。風で傾いたとか?

国の天然記念物にもなっている「赤壁」。

岩に含まれる鉱物により赤く見えるとのこと。200mの断崖絶壁。

風がびゅうびゅう吹き荒れます。波も高いのがわかってきました。

これじゃあ、欠航するよな・・

風は強いですが、10月10日の知夫里島は適温。私はTシャツ1枚で動き回っています。

でも、もうすぐ厳しい冬を迎えるのでしょう。

では、次の目的地に向かいましょう。

今回の島根&隠岐3泊4日ひとり旅の全行程はこちらです。