サザエ丼に中村海岸のきれいな海ではじまった隠岐のドライブ。
これから反時計回りに西郷までドライブして、2つの展望台、3つの神社、1か所の漁村を訪れてみようと思います。
天然記念物 白島海岸
まずは、奇勝として知られる白島海岸。
白島展望台の駐車場へは、中村の町からなら5分ほど、西郷からでも30分で着けます。
国道485号線から海岸方面へ折れると、細くクルマがすれ違えないような道へ。
しかし、走っているクルマがほぼない隠岐の島。
パーキングに着きますが、ほんとレンタカーを借りるのに苦労したのがうそのよう。
クルマを止めて展望台に向かって歩きます。
意味ありげな距離標。
領土問題の未来はどうなるんだろうか。
展望台に向かって歩きます。
風もなく、温かく、とても気持ちのいい散歩。
展望台に到着。
白島海岸は、島後の最北端。そして天然記念物。
この先2.5㎞のところに展望所という場所があるらしい。
でも、ここで十分。松島・沖ノ島・白島といった小島が並んでいます。
ここのところ、北朝鮮がミサイルを立て続けに発射している。
この美しい海の上をミサイルが飛び交っているなんて、ちょっと信じられない。
この北西500㎞の先には、北朝鮮がある。そう考えると、少し緊張・・
今年は、島旅を繰り返してるけど、対馬、佐渡、利尻など、ぜんぶ日本海側でした。
冬は鉛色に変身するのだろうか。
ここまで渡ってきたフェリーが大揺れしたことなどウソのような凪いだ海です。
実は、一昨日の夜行バスではあまり眠らなかったし、昨夜も十分に眠ったとは言い難い。
あまりにも気持ちよくて、眠くなってきました(^^)
国道485号線 白島海岸 ~ 那久岬
さて、次の目標は島後西海岸の那久岬。
おや、林業も盛んなのかな。
このあたりで「伊勢命神社」というところに寄ってますが、のちに紹介します。
米どころでもあるようですね。
切り立った崖が迫ります。アップダウンの多い島後のドライブ。
途中、急に右窓が開け絶景が。
すごい透明度。こんなに離れていてもわかります。
ローソク島への遊覧船はここを曲がるようです。
今回、満席で体験できなかったローソク島遊覧船。
さらに南へ。
いきなり断崖の上に出ました。大津久海岸です。
那久岬は、ここをいったん下まで降りて、Uターンするようにふたたび登ったところにあります。
降り切った交差点を那久岬へハンドルを切ります。
那久岬展望台から眺める島前
これまた絶景です。那久岬(なぐさき)。
展望台の向こうに見えるのは「島前」。明日訪れる予定です。
左に見えるのが「中ノ島」。右が「西ノ島」。楽しみです。
昔はこれが灯台の代わりとして、のろしみたいに使われていたようです。
では、いまの灯台のほうに向かって降りていきましょう。
10月8日なのに、汗ばむほどの陽気。
風もなければ人もいない。隠岐の島を独り占めです。
ほんと、こんなに凪いでいるのに、船があんなに揺れたのはなぜなんだろう。
この遊歩道、なぜか途中途中で歩きにくいように切れてる。
あとで理由がわかりました。
これが現役の灯台ですね。
灯台の帰り道で「牛」に遭遇。
話には聞いてましたが、実際に会えばびっくりです。
あのシケインは、牛が遊歩道に入ってこないようにするためだったんですね。
那久岬でのんびりしているうちに、雲がかげってきました。先を急ぎましょう。
舟小屋群 ~ 西郷湾のドライブ
では、最終コース。「舟小屋群」を経由して、西郷の町に戻ります。
これは隠岐牛の闘牛シーン。
真新しいトンネルをくぐります。
こちらが「舟小屋群」。
西郷からクルマで20分程度のところにある小さな漁村です。
「舟小屋」とは、文字通り、舟の小屋。
この漁村では、漁で使う船を虫などから守るために、いわば船の家を造ってました。
それが杉皮葺きの屋根として、今も残る風景です。
これは、船を陸揚げしたりするレールでしょうか。
小屋に守られた船。いまも使われているそうです。
さて、西郷の町に戻りましょう。日が陰り、急に肌寒くなってきました。
このあたりは、リアス式海岸で、入り江が多い。
西日も、それを反射する海も美しい。
予報では雨模様だった島後。
案に反して晴れてくれて、展望台の絶景と海の眺めを堪能できました。
ローソク島へは行けなかったけど、十分に満足なドライブ。
夜の西郷の町も楽しみです(^^)