ANAビジネスクラス・メキシコシティ直行便で行く中南米ひとり旅出発前夜

よし、遠い国に行くぞ(^ ^)

まとまった休暇がとりにくい一般的なサラリーマンにとって、夏季休暇は少々長めの旅に出るチャンス。

社畜トラベラーである私は、コロナ禍をのぞき、たいてい1年前の予約開始時期にANAの特典ビジネスクラスを押さえては旅に出てきました。

すなわち、私にとって、夏というのは「長期旅」と「プチ贅沢旅」の2つが同時に手に入る、一年を通して最も気持ちが浮き立つ時期。

長期とはいっても、たったの10日程度なのがもどかしい・・・

1年前にGET  ANA特典ビジネスクラス 成田 ⇔ メキシコシティ

2024年の夏、押さえられたのが成田 ⇒ メキシコシティのANA便。

上の写真のように、お金で買えば110万円のチケットが90,000マイル。

1マイルあたり12.2円と、数あるポイントの中でもマイルのコスパはダントツだ。

しかしながら、ANAの特典ビジネスはあいかわらず競争率が高く、北米や欧州などの人気路線の確保は、1年前の予約開始と同時でもおぼつかない。

それでも、長距離路線の中でもメキシコシティ便は、比較的人気度が落ちるらしく、きっちり1年前の予約開始日でなかったにもかかわらず、なんとかGETできた。

メキシコシティのANA特典ビジネスは、2018年の7月にも敢行している。

そのときは、なんと生まれて初めてのビジネスだったので、目のくらむようなメキシコまでのフライト体験だったのが本当に懐かしい。

そして、今回のフライトスケジュールはこんな感じになりました。

  航空会社 便名 フライト
往き(8/4日) ANA NH180 成田16:25 ⇒ メキシコシティ14:15
帰り(8/12月) ANA NH179 メキシコシティ1:05 ⇒ 成田6:20

帰国日は成田空港からエクストリーム出社になるけど、まあ大丈夫でしょう。

 

ところで、私のような陸マイラー(ふだんの買い物などの消費をマイルに換えるような人)は、旅先を決めてからフライトを押さえるようなことはしません。

まずは、どこかのハブ空港までのチケットを押さえる。

これが急務。

それがとれてから、おもむろに、あるいは猫が捕まえたネズミをなぶるように、そこから先の旅程作成を楽しんでいくんです。

楽しい渡航国選び

さて、メキシコシティをハブとして、約1週間でどこへ行くか。

こうして、あれこれ想像をふくらませるのも、旅の楽しみのひとつ。

ていうか、パズルを組み立てるようで、楽しくてたまらない(^ ^)

メキシコシティをハブにした2018年7月は、メキシコの他、当時のトランプ大統領により、米国との関係が不穏になりつつあったキューバへ出かけたことを思い出す。

弾丸トラベラーの私は、日付変更線の向こう側、西半球への訪問頻度は極端に低い。

56回の海外一人旅において、前述のキューバを含めてたったの2回だけだ。

だから、地図を見るだけでよだれが出そうな国が並んでいる。

パナマ経由のコパ航空などを選べば、リオディジャネイロなんかにも足を伸ばせる。

そんな中から私は、コスタリカ、パナマ、コロンビアと渡航し、帰途にメキシコによるプランを考えた。

6年も前の「地球の歩き方」をひっくり返しながら、ルートを模索したいじらしい努力^ ^

ちなみに、アメリカ本土などは、老後などにいつでも行けると思っているので、今のところ、まったく候補にはあがりません。

バスで中南米国境を越える旅をしたかった

メキシコシティ ⇒ コスタリカ ⇒ パナマ ⇒ コロンビア ⇒ メキシコシティ

というルートに至ったのは、もともと中南米はわがバケットリストの上位国であるのに加え、バスで中米の地峡を縦断する旅を、ずっとしてみたかったから。

なぜ好きなのかわからないけど、太平洋と大西洋という2つの地球上の大洋を隔てる壁が、ワンピースでいうところの「赤い土の大陸(レッドライン)」に思えてならない。

バスで移動したいのは、単に「深夜特急」の愛読者だからなわけですが(^ ^)

しかし、このエリア、それこそワンピースのレッドライン並みに政情不安な国が多い・・・

出典:外務省海外安全ホームページより(2024年8月現在)

安全ですよと言えるのはコスタリカとパナマだけで、あとは黄色か茶色。

社畜はルールを守るのが生きるための義務。

つまり白と黄色いところにしか行けない。

しかも、この地図は外務省が政府間同士の会話が成り立つという意味で描いてる。

殺人や強盗などの一般的な治安で色をつけたらもっと濃くなるはず・・・

そんなことを勘案して、中米のバス旅で最も安全なルートをさぐっていくと、コスタリカの首都サンホセからパナマシティへ抜ける路線に限られた。

北寄りのホンジュラスや、最近高騰しているビットコインを自国通貨としたエルサルバドルなどにも興味があったけど、調査すればするほど陸路の旅は危険ということがわかってくる。

メキシコでさえバスジャック、バス強盗のニュースが入ってくる。

私も、2018年のメキシコシティ訪問時は、悪徳警官から強盗の被害を受けた。

残念だけど、旅先でなにかあってからでは遅い。

 

コスタリカでは、富士山並みに高い火山にバスで登ることができる。

パナマにはコロニアルな旧市街が残り、パナマ運河などの歴史建造物も観光できる。

コロンビアは、かつては国の全域がレベル2とされたほど政情不安に陥ったが、現在は首都のボゴタ付近に限りレベル1とされている。

このエリアを旅するにあたり、私のような社畜トラベラーでは、上記3国、そして帰りにちょこっとメキシコによるくらいが限界のようだった。

 

それでも、前述の通り、旅の夢の一つであった、中南米をバスで旅して、陸路で国境を越えるというバックパッカーの真似事のような体験を、会社員でありながら体験できる。

月並みな表現だけど、夢が叶うときって、ホッとするように穏やかな気持ちになれる。

そんな穏やかな気持ちで、今回訪れる各地の気候や気温を調べてみた。

涼しすぎる^ ^

8月に赤道付近をうろつく旅とは思えない。

パナマシティは低地だけど、各地とも標高が相応に高いようだ。

昨年のサウジアラビア(連日40度超え)のように、汗みどろにはならなそうでほっとする。

まとまった中南米弾丸旅程

日付

午前

午後 宿泊地

8/4(日)

 

成田16:25 ⇒ メキシコシティ14:15

メキシコシティ20:25 ⇒ サンホセ23:43

機内

サンホセ

8/5(月)

【コスタリカ】

サンホセ観光

イラス火山ツアー

サンホセ観光

サンホセ23:50 ⇒ (バス)

バス

8/6(火)

バス車中

【パナマ】

バス車中 ⇒ パナマシティ17:15

パナマシティ

8/7(水)

パナマ観光

パナマ運河ツアー

パナマシティ観光

パナマシティ

8/8(木)

パナマシティ観光

パナマシティ観光 パナマシティ

8/9(金)

【コロンビア】

パナマシティ7:49 ⇒ ボゴタ9:29

ボゴタ観光

ボゴタ観光 ボゴタ

8/10(土)

ボゴタ観光

ボゴタ観光

1:10(25:10)ボゴタ ⇒

機内

8/11(日)

【メキシコ】

 ⇒ メキシコシティ4:55

バスでプエブラへ

プエブラ観光

バスでメキシコシティへ

空港

8/12(月)

メキシコシティ1:05 ⇒

機内

機内

8/13(火)

成田6:20着

 

 

というわけで、約10ヶ月かけて、中南米の弾丸日程がかたまった。

成田を16:25に出て、メキシコシティに同じ日の14:15に着くなんて、まるでタイムマシンで旅行するような理解を超える旅^ ^

だから、何度も、日付の間違いをしていないか、フライトやホテルのブッキングを確認。

そして、入国時に紙ベースでの提出を求められる国が多いので、すべてのブッキングを英字でプリントアウトしておく。

わずか10日間で中南米4カ国を渡航しようというのだから面の皮が厚い。

といいつつ、私の過去50回を超えるひとり旅において、ベストスリーに入る傑作かもしれない。

往復はビジネスクラスだし、こんな幸運を運んできてくれた旅の神様に、出発前から感謝しても仕切れない気持ちだ。

あらためて、地図を眺めて中南米への旅に勝手にほくそ笑む。

日付変更線越えが生涯4度目なので、本当に楽しみで仕方ない。

アジアや中東帰りの時差は単なる夜ふかしの延長で済むけど、西半球への旅の場合、帰国後しばらく時差ボケが直撃。

夕方、身体に疲労を覚え、眠くなってくるあの感覚がたまらない(^ ^)

今回もそんな体験できるかな。