【レバノン】2日目(その1)  朝のベイルート ~ バールベックへの道

この時期、ベイルートの日暮れは夕方5時と早いですが、そのぶん日の出は朝6時。5時半には外が明るくなってました。

ちょうど、レバノンは今週の日曜日にサマータイムが終わり、秋に入る、そんな感じでしょうか。

窓を開けて、夜明け直後で静まり返っている路地を見下ろします。

本日は、旅のメインイベント、バールベック遺跡をめぐるツアー参加日です。

さて、その前に、恒例の早朝散歩に出かけてきましょうか。

ベイルートの朝の風景

いつもながら、見知らぬ街を歩き出すのは、すごくドキドキするもの。

まずは、ホテルの看板を眺めます。

日本の国旗があったことに安堵したけど、イラクとイギリスとアメリカが隣り合うのは恐ろしい。

ていうか、レバノンとアメリカの関係は良くないんじゃないの?

レバノンとイスラエルが敵対してるのは明白だし、アメリカはそのイスラエルに肩入れしている。

レバノンの隣の旗もなんだかわからないし、ちょっと不思議な国旗の並びでした。

さて、通りを歩き出します。

ベイルートの一般的な治安って、どうなのかな。

しかし、通りは閑散。まだ夜明け直後で、ベイルート市民は眠っているようですね。

おっと、そうでもないかな。ピザ屋さんが、盛大にピザを焼いています。

1,000LPが70円ですから、70円から350円くらいといったところですね。

この少年は、何を意味するんだろう?

しばらく歩くと、海が見えました。地中海です。

海が見えてしまえば、海岸に行ってみたくなるもの。

急な下り坂を降りて、海岸通りに出ました。

 

ベイルートの海岸通り「コルニーシュ」

なるほど、これが、ベイルート自慢の海岸通り「コルニーシュ」ですか。

町が眠ってるなんてとんでもない。早起きの皆さんが、ジョギングに勤しんでいます。

ここベイルートの南200kmあたりに、イスラエルのテルアビブがあります。

3年前にそこにいったときも、早朝に同じような風景を見ました。

地中海沿岸では、いたるところで、朝のエクササイズが行われているようです。

風はなく、気温は20度くらい。爽やかな朝です。

この風景だけ見ていると、この国が最近まで「レベル2」、つまり不要不急の旅行は控えようという危険度であったとは思えないですね。

 

太陽も昇ってきました。

今日は、これから、その「レベル2」のエリア、シリア国境近くのバールベックに向かいます。

ホテルのピックアップ時刻が午前8時なので、そろそろホテルに戻りましょう。

朝ごはんは、昨夜買ったパンの残りでいいや・・

旅行会社のクルマでレバノン山脈へドライブ

さて、本日のというより、この旅の最大のイベント、「バールベック」ツアーの開始です。

ツアー内容は、山岳レバノンの中心「バールベック」だけでなく、城壁都市「アンジャル」の見学や、クサラという町では、有名なレバノン・ワインの工場見学&ワイナリーも体験できるという、けっこう欲張ったプラン。

知らなかったんですが、レバノンはワインで有名なんですね。

ちなみに、合計9時間の行程で、食事もついて、1万円というのですから、コスパがいいと思って予約しました。

それに、そもそも、このツアー行程のほぼすべてが、シリアとの国境付近で、外務省危険度「レベル2」のエリア

さんざん考えた挙句に、単独ではなく、信頼できるツアー会社のツアーなら大丈夫だろうと考えた次第。1人で行くのは、絶対やめたほうがいいです。

 

ホテルへのピックアップタイムは午前8時。

ロビーで待っていると、きちんと時間通りにミニバンが横付けされました。

予約サイトはトリップアドバイザーの子会社「Viator」。旅行会社はLebanon Tours & travels。

ちなみに、昨晩確認のメールが入りました。信頼できる旅行会社です。

ミニバンは、お世辞にも広いとはいえませんが、運転手を含めて8名で、レバノン山脈に向かって出発です。

ちなみに、ルートはこんな感じ。

まさしく、シリア国境に向けてのドライブですね。ワイナリーや、アンジャル遺跡は、このルートのほぼ中間地点にあります。

昨夜到着したときは、日が暮れていたので、初めて見るベイルートのダウンタウン。

ベイルートのシンボル、ムハンマド・アミーン・モスクの横を通過。運転手兼ガイドさんいわく、このあたりが、抗議活動デモが激しく、一時は完全に通行止めになっていたとのこと。

 

ガイドさんが運転しながら、本日の行程を説明。

最初に「バールベック」。そして、ワイナリー。途中から聞き取れなくなって(英語なので・・笑)、必死に耳を傾けていると、一同から「オオォ・・」と、失望の声が。

え、なになに?

私は、腰かけていたクルマの最後部から、「プリーズ、ワンサゲン?」

と聞くと、隣にいたドイツ人の男性が、「山岳部でも抗議デモが続けられていて、予定していたアンジャルには行けなくなった。」と、ゆっくりと説明してくれました。

なるほど、それは残念、がっかりだ・・・

ちなみに、前から順に、運転しているのがガイドさん(たしかレバノン人)、助手席にいるのがデンマーク人。その後ろのカップルがベルギー。その後ろがブラジル。そして、ドイツ人、日本人の私という国際構成です。

今日は、この8人で、9時間のドライブです。まずはバールベックまで、約100kmの行程。

抗議デモは、縮小しているだけで、完全におさまっているわけではないそうです。

この山岳レバノンへの道も、主要な幹線道路ではなく、迂回路のようなコースを辿るらしい。

とはいえ、未知の世界なので、どこを走っても楽しいドライブです。

 

おーッ、ベイルートの街を見下ろします。

みんながカメラを向けるので、運転手さんもサービスで、クルマを止めます。

(高速道路のような場所なので、それはそれでコワい・・)

 

レバノンの平野部は、わずかなんだということを悟らされました。

ベカー高原のドライブ

クルマは、レバノン山脈を越えて、シリア国境との間に広がるベカー高原に向かって、下り坂を駆け下ります。

 

いろんなモノが見えて、楽しいドライブ。

 

このあたりは、標高1,500m。雨も多いので、冬には当然雪になるそうです。

宗派としては、イスラム教シーア派が多いらしい。

ザハレの町が見えてきました。

運転手は、巧みにクルマを走らせながら、「シリア国境まで10キロたらずだよ。」と言って、ツアー客を笑わせます。

町中に入りました。見てると、ベンツと日本車が多いですね。

 

パン屋さんで休憩

休憩なしで、バールベックまで突っ走るのかと思ってましたが、町に入るやいなや、1軒のパン屋さんで休憩です。Zammarというお店の名前でした。

ここまでで、大体1時間半でした。

 

ベカー高原の美味しい水で作っているパンなのでしょうか。おいしそうな香りが漂っています。

おしゃれな店内。

ドライフルーツもおいしそう。

あの立っている右側の方が運転手兼ガイドさん。

ブラジル人カップルが、ピザをご馳走してくれました。

さて、あと40km、1時間くらいでバールベックです。

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