平安神宮から南禅寺、哲学の道、そして銀閣寺とたて続けに見て歩いて、さすがに疲れました。
当初は、このまま「下鴨神社」「上賀茂神社」のダブル世界遺産と考えていたのですが、もう16時過ぎ。
京都のお寺は閉まってしまいます。
この時点で、「5日間もあるんだから、あまり計画を立てずに、その場その場で行動してみよう」という気になり、比較的夕方遅くまで開いている「清水寺」に向かうことにしました。
「清水寺」へ行くなら、アプローチは「二年坂」や「ねねの道」。
「ねねの道」を歩くなら、その出発点は「八坂神社」。
では、ここ「銀閣寺」から「八坂神社」へ向かうことにします。
こうして、由緒ある「八坂神社」は、私のついでの見学地に選ばれてしまいましたが、これは申し訳ない。
京都市バス100番で「銀閣寺」⇒「祇園」
まず、行動の前に、哲学の道の入り口付近にあった喫茶店で小休止。
夏の京都は暑いとは聞いていましたが、確かに暑い。
アイスコーヒーでのどを潤します。
そして、バス路線を確認。
これやってるだけでも、旅の醍醐味。このあと実際に乗るからね(^_^)
哲学の道の看板を眺めてから100番バスに乗車。
今日は、バス乗車3度目。祇園まではすぐだね。
バスの乗車率はこの通り。まあ、平日だからね。
祇園に近づいて乗り換え案内。こりゃ、わかりやすいわ。
そして、祇園に到着です。
「祇園さん」と呼びかけたい「八坂神社」
朱色の門が青空に映えます。
祇園石段下から、四条通に面した西楼門を見上げます。
観光客も少なく、「祇園祭」も中止。朱楼門が、なんだか寂しそうに見えます。
まずは、こちらで手と口を清めましょう。
西楼門から正面に当たるのが疫神社。
疫病除けの神社。参拝している人もいます。この感染症、なんとかしてほしいね。
京都の守り神&全国の祇園社の総本社「八坂神社」
国の重要文化財に指定されている八坂神社の本殿。
祀られているのは、京の街の守り神「素戔嗚尊(すさのをのみこと)」「櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」「八柱御子神(やはしらのみこがみ)」。
そして、ここは、全国2,300ある祇園社の総本山。
それにしても、存在感のある本殿です。
本殿と拝殿を一つの屋根で覆うという、めずらしい建築様式(祇園造)とのこと。
現在の建物は、1654年に四代将軍家綱が再建したもの。
境内の中を、とりとめもなく散策します。
こんなに人のいない八坂神社なんてありえるのだろうか。
外国に行ったときのように、公式なガイドさんを雇って、細かく説明してもらいたいくらいです。
この奥には庭園が広がっていて、知恩院などがあるそうですが、ここを散策しているときには気づきませんでした。
まあ、私は京都は初心者に近いので、今回の5日間の旅は、場所の強弱を問わず、赴くままに歩いてみようと思います。
南楼門から外に出ます。
西楼門ではなく、こちらが八坂神社の正面。
もう一度、手を合わせてから、背を向けました。
感染症が早く治まりますように。