「八坂神社」の簡単な見学を終えて、本日の最終訪問地とする「清水寺」へ向かいます。
「清水寺」は京都のお寺の中でも、比較的閉館が遅く、本日は18:30まで。
夜間特別拝観期間中はもっと延びますが、さすがに感染症のこの時期、それは無理のようです。
「八坂神社」から「清水寺」にかけては、京都を代表する路地や坂が続きます。
外国人観光客のいない今、それを存分に楽しむつもり。
御影石の石畳が美しい「ねねの道」
「八坂神社」の南楼門を出てすぐに左(つまり東)に曲がり、「ねねの道」を目指します。
「ねねの道」に入った瞬間、突然風景が変わります。
この「円山地蔵尊」のところで、道が右に曲がります。
今通ってきたあたり一帯が「円山公園」というらしいです。
貸し切り状態の「ねねの道」。電線もありませんね。
本来ならこの道は、着物を着た観光客で賑わっているはず。
やっぱり、梅雨の明けきっていない今のうちに訪れたのは正解だ。
おや、この京都旅で、はじめて外国のお方を発見。
豊臣秀吉の正室ねねが名前の由来「ねねの道」
豊臣秀吉の正室ねねが、この地で余生を送っていたことから「ねねの道」と名付けられました。
こんな素敵な京都の路地を独り占め。
もう、後にも先にも、こんな体験はできないでしょう。
さっき、外国の方がのぞいていた「円徳院」。
あとで調べたら、この中に美しい庭園があったようです。
京都の予備知識ほぼゼロだから仕方ないけど、こういう体験が予備知識になります。
外国人観光客の訪日が解禁される前に、あと何度か京都は訪れるべきかも。
こちらは「御陵衛士屯所跡」。
新選組から分派した伊東甲子太郎が屯所としたお寺とのこと。
高台寺掌美術館。豊臣秀吉や、高台寺にまつわる美術品を展示した小さな美術館です。
「ねねの道」ですからね。
この奥には、さらにたくさんのお寺が。
実はここ、豊臣秀吉の奥様ねねが、秀吉の菩提を弔うために建てた寺院です。
したがって、高台寺は、ねねの道の散策に外せないほどの京都屈指の観光スポットだそうです。
こんなスポットもあるので、今度「ねねの道」に来たときは、じっくり見学してみたい。
- 「霊屋」:豊臣秀吉とねねが祀られ、豪華絢爛な蒔絵が施されている寺。
- 「開山堂」:ねねが使っていた御所車の天井部分が飾られている。
- 「臥龍廊」:霊屋と開山堂を結び、龍の背中に似ていることからその名が付いた。
しかし、「ねねの道」一つとっても、奥が深い。
その一つ一つに立寄っていたら、ほんとに日が暮れてしまいます。
今回は「ねねの道」には見どころがいっぱいある、ということを知っただけでも収穫。
先を急ぎます。
風格を感じる茶屋。
こんな路地は、京都をおいて他には見当たらないでしょう。
こんな旅館にも、いつか泊まってみたいもの。
こちらは実は、観光客が騒ぎすぎて撮影禁止となったと言われる「石塀小路」。
それがいまや、この閑散とした有様。
撮影も、「石塀小路」には踏み込まず、「ねねの道」から望遠レンズで撮っているので許してくださいね。
維新の道を東へ
「ねねの道」が尽きて「維新の道」。
新撰組特集でもやっているようでした。
その陰で、店を閉めている漬物屋さん。
二年坂を歩く
「ねねの道」から、これまた有名な「二年坂」。
ほんとに閉めちゃってるお店が多い。
人通りがこんなに少なくては、致し方ないのかも。
おや、スターバックス。
いい雰囲気です。二年坂。
通常なら、中国人観光客でごったがえしてるのでしょうか。
安産を願う「産寧坂」
家並みが京都らしくてかっこいい。
あの坂が「産寧坂」ですね。
「産寧坂」を登りきります。
清水寺への最終コース「清水坂」
ここは、東大路通りから清水寺までの長い坂道。
しかし、やはり、閉めている店ばかりです。
平安時代からの大にぎわい処らしいですが、おそらくかつてない閑散度でしょう。
とても、あの観光客で賑わう天下の「清水坂」とは思えません。
一人の旅人として、「withコロナ」という考え方が正しく定着することを望みます。
ウイルスはなくならないわけですから。
八つ橋屋さんは開いてました。
娘からオーダーのあった、チョコ入り八つ橋はあるかな。