「詩仙堂」の拝観を終え、時計を見れば12時。
伊丹空港行きのバスに16時ころには乗りたいと考えれば、残すところあと3時間。旅も終盤です。
あと2箇所ほど回れると思いますが、地理的にいって、「詩仙堂」のあるここ一乗寺から鴨川沿いの寺院に絞ったほうがよさそうです。
なので、自然と「下鴨神社」と「上賀茂神社」の2つの世界遺産に落ち着きました。
ちょうど鴨川がYの字に分かれる「出町柳」まで出れば、この2つの寺院は簡単に行くことができます。
この2つの寺院を見学して京都駅行きのバスに乗れば、16時ころには京都駅に着くでしょう。
この2つの世界遺産には、修学旅行の経験などを含めても訪れたことがありません。
まずは、叡山電車の「一乗寺」駅に急ぎます。
可愛い「叡山電車」で出町柳へ
出町柳へは、バスで行ってもよかったのですが、帰りは電車に乗りたかった。
鞍馬にも、いつか行ってみたいと思ってますが、この電車で簡単に行けるようです。
見知らぬ町で、知らない交通機関に乗る。
これも、旅の醍醐味です。
駅名も京都をそそるようなものばかり。
そして登場した叡山電車。
なんと斬新なデザイン。しかも一両、可愛らしい(^_^)
サイドビューも斬新です。
しかし、一両で観光客さばけるのかな。もしかして、客が少ないから一両にしているとか。
できれば、あの可愛い車両に乗ってみたかったですが、現れた「出町柳」行きは、ふつうの電車でした。
そして「出町柳」駅に到着。
京阪電車「出町柳」駅にあるコインロッカー
この駅の地下にコインロッカーがあるという情報を聞きつけ、やってきましたが、よかった、ありました。
この「出町柳」は、「下鴨神社」だけでなく「銀閣寺」や「京都御所」「平安神宮」などへの拠点となるので、観光客にロッカーの需要があるのでしょう。
キャリーをゴロゴロしながら砂利の参道を歩くのはたまりませんので、とにかく助かりました。
4番バスで「上賀茂神社」へ
「出町柳」という地名も位置関係もアタマに入りました。
旅というのは、地図と交通機関網を眺めながら、移動するのが楽しいんです。
自分の意思で行動したことにより、記憶にも鮮明に残ります。
この場所からは、いろんなところに行けます。
「下鴨神社」は徒歩圏内ですが。「上賀茂神社」へ行くには、Cのバスストップから4番バスに乗る必要があります。
ちょうどここで、鴨川が、「鴨川」と「高野川」に分かれます。
こちらは「高野川」に架かる「河合橋」。
こういうバス停は親切ですね。あとどのくらい待てば来るのか、一目瞭然。
バスは、鴨川に沿ってさかのぼります。「出町柳」から20分ほどで「上賀茂神社」の入り口に着きました。
楽しかった「詩仙堂」から「上賀茂神社」への移動でした。