【香港エクスプレス】無料航空券は空振り?国安法の影響は? 5年半ぶりの香港へ

コロナ禍で全世界が凍結した3年間。

この間、もっとも激動した国家の一つとしてあげられるのが香港だろうか。

一国二制度の特別行政区を「国家」などというと、ややこしくなるからこれ以上の言及は避けるけど、実は、水際緩和後、真っ先に行きたかった場所は香港だった。

香港の、あの安定感とわい雑感が入り混じった雰囲気は、アジアの中でも特有のもの。

あの旅人にとって心安らぐ土地だった香港は、国安法の施行でその姿形を変えてしまったのだろうか。

香港政府(というか中国共産党も?)も、それを気にはしていたようで、香港への航空券を全世界に無料で50万枚も配る、という前代未聞のイベントを興じました。

私も乗っかろうと思ったが、50万枚のうち日本に割り当てられたのはわずか3.8万枚^ ^

ばら撒き開始の月曜日の日中、サラリーマンの身として常時端末の前で身構えるわけにもいかず、見事に空振り。

私は、ふつうにカネを払って、5年半ぶりに香港へ行きます。

 

2023年の10月初旬の3連休。

ブログ名の変更、なんてイベントを他のクリエイターさんにお願いしていたこともあり、時は4ヶ月ほどさかのぼります。

5年半ぶりの香港 出発前準備

出発前準備といっても、香港もビザなし渡航、というか入国に関する様々な制限が取り払われたので、ほぼ準備する必要なし。

このあたりは、未だに観光ビザを必要とする中国とは違うところ。

おなじみの、香港エクスプレスのチケットをポチるだけです。

  航空会社 便名 フライト
往き(10/7土) 香港エクスプレス UO629 羽田2:20 ⇒ 香港6:00
帰り(10/9月) 香港エクスプレス UO624 香港23:55 ⇒ 羽田5:10

UOと書くフライトナンバーが懐かしいな。

このフライトで、10月初旬の3連休、まるまる香港にいられるスケジュールになります。

 

そして、机の中をごそごそやると・・・

出てきました、香港ドル! そして、オクトパス!

5年以上たってるけど、紙幣もカードも使えるのかなあww

それにしても、透けるプラスチック製の香港ドルが、これまた懐かしい。

しかし、為替レートは懐かしくない。

この5年で、しっかり円安が進んで、1香港ドル≒19円。

5年前は14円だったから、5円も円安にふれたことになる。

そのふれ幅、なんと35.7%!

感覚的には、1,000円のモノが1,350円になるようなもの。

これは、心して臨まねば・・・

 

さらに・・・

台風14号(コイヌ)が香港に接近中。

滞在は7〜9日だから、進路予報図によれば、もろかぶり。

本当に「子犬」ならいいんだけど、950hpaなので、それなりに勢力ある。

香港に閉じ込められて帰って来れなくなったら、と一瞬よぎったけど、進路予想図では、そのまま南シナ海を南下するみたいだし、大丈夫でしょ、と自分に言い聞かせるしかない。

なんの根拠もない楽観だけど、5年半ぶりの香港を目の前にして、キャンセルはできなかったな(^ ^)

深夜のモノレールで羽田空港へ

さて、週末香港旅。

荷物の準備なんてパスポートにクレカ、そしてリュックでOK。

香港のクーラー冷えすぎの建物に合わせて、薄手のアウターを1枚用意。

 

そして、深夜0時、羽田空港に着きます。

香港エクスプレスのフライトは2:20だけど、もう搭乗手続きがはじまってました。

午前0時過ぎの空港。

ハブ空港には、こういう時間が似合う気がする。

などと感傷に浸ってたら、香港エクスプレスの手続きは長蛇の列。

オンラインチェックインして来なかったし、まあ、ふつうに並びましょう。

座席は押さえてるので、気持ちに余裕があります。

それよりも、5年半ぶりの香港エクスプレスのロゴが懐かしい。

ほんとに香港に行くんだよね、ワクワクしてしかたない。

だいぶ便も増えてきたよね。

並んでる面々は、香港人9割、日本人1割。そんな感じ。

そして、ボーディングパスGET!

シートは最前列「1F」を確保。足を伸ばしてぐっすり眠る作戦。

そして、出国です。

2023年、10回目の出国だけど、何度体験しても、この瞬間はときめく。

RPGで、アナザーワールドへ移る感じw

深夜の羽田空港のひととき

羽田空港も、訪れるたびに、少しづつお店の営業が復活してきた。

コロナ禍で利用客は完全蒸発。

そんな状態が3年近くも続いたんだから、運営側は大変だったでしょう。

もちろん、雇われる側もだけど。

 

久しぶりに、お夜食でも、と思ったけど、実はもう同僚と夕食は済ませてきた。

ミックスサンドで、軽い腹ごしらえ。

深夜の羽田空港の雰囲気を楽しんでるうちに、夜も本格的にふけてきました。

午前1時とか2時って、本来なら、人間が活動する時間帯ではない。

それでも、時差が考慮されて、国際線は設定される。

だから、もっとも国際空港にいる気分が高まる時間帯だと思うんだけど、どうだろうか?

 

くだらないことを考えているうち、141ゲートではボーディングがはじまりました。

眠いはずなんだけど、5年半ぶりの香港に気持ちが高まります。