いよいよ、キューバの首都ハバナの街歩き。
はやる気持ちをおさえて、スマホを確認。
ここキューバは、最近整備されつつあるようですが、wifi環境はないに等しいです。
なので、「maps me」というアプリをインストールし、地図をあらかじめダウンロードしておきました。
すると、GPSだけで、自分の居場所がわかります。
ハバナの旧市街は、典型的なコロニアル都市。
碁盤の目のように通りが敷き詰められていますが、逆にいえば、迷子になりやすい。(少なくとも私は)
何ブロック目を曲がったとか、覚えてられないんですよね~(^^)v
旧市街のホテルから海岸へ
その「maps me」を見ると、すぐそばに海があるじゃないですか。
紛れもなくメキシコ湾です。
通りの向こうにも、青く盛り上がる海が見えます。
旧市街に行く前に、海を見ることにしました。
ちなみに、ハバナの気温は30度前半。
適度に海からの風が吹いてるので、心地よいといえば心地よい。
しかし、北緯23度と、ほぼ北回帰線上にあり、現在の時期は、太陽が真上。
したがって、日差しは痛いくらい強いです。
夏時間が採用されている現在は、日没は遅く20時過ぎ。
私の時計も、ワールドタイムに夏時間モードがあるんですが、設定の仕方を忘れ、同じ時間帯のニューヨーク時間に合わせました。
ハバナとニューヨークは、経度では10度くらいしか違いません。
これが、キューバ危機の起こった理由かな(笑)
旧市街の一角を、海岸方面に歩きます。
何十年も前にタイムスリップした、そんなふうに比喩されるハバナ旧市街ですが、ほんとにそう思います。
置いてあるクルマも現役のようです。
しかし、すごい建物だな・・
おお、海が見えてきました。
古いクルマが似合う街並みです。
果物は豊富なんでしょうか。
こりゃ、カッコいいな。
街並みに、人やクルマがマッチしてます。
海に出るまでに、いくつもの通りとクロスしますが、こんな感じ。
そしてこれが、San Lazaro通り。
海岸通りのマレコン通りの、一つ手前の通りです。
海岸通に出ました。
いきなり行き交うクラシックカー。
こりゃ、ホントにすごいぜ!
初めて見るメキシコ湾
通りを渡って、海沿いへ。
これが、大西洋。(あるいはメキシコ湾)
アルゼンチンに行ったときに見たことはありますが、あれは南大西洋。
北大西洋を、こんな間近で見るのはもちろん初めて。
この海が、有名なメキシコ湾流となって、ヨーロッパ各国を温暖にしているんですね。
学校で習ったことを思い出します。
こちらは、ハバナ新市街の方角。
急速に発展しているそうです。
あれは、カサブランカ地区のモロ要塞。
あの向こう、200キロ足らずのところに、キー・ウエスト。
さらに100キロほどで、フロリダ半島。
アメリカがビビッて、キューバ危機が起きたのもわかるような気がする。
さて、岸壁に腰かけて、通りを行くクルマを眺めます。
しかし、ほんとにカッコいい街並みだなあ・・・
おっと、観光バスも、ふつうに通るんだね。
こういう街並みも、次々に新しく変わってしまうんでしょうか。
「変わってしまう」なんて表現は、完全によそ者の言い方だけど。
オープンカー、気持ちよさそう。
何年式のクルマなんだろうね。
現役で走ってるのが不思議。
観光客も、いっぱいいます。
釣り人は、地元の人でしょう。
これも、地元の人でしょう。
メキシコ湾と、ハバナ旧市街と、キューバの少女。
楽しいマレコン通りの散歩
このマレコン通りは、ハバナの旧市街と新市街を結ぶ、文字通りのメイン道路。
激しく、クルマが往来しています。
楽しそう・・
新市街の右手に見える塔の2つ立つホテルは、2日後に泊まる予定の「Hotel Nacional de Cuba」です。
オープンカーなんて、乗ったことないし。気持ちいいんだろうな。
何のモニュメントかな。
家族連れ。
クラシックカーのデッドヒート
暑くなってきました。
いったん、ホテルに戻るとします。
それにしても、この迫力。
クラシックカー・レースでも行われてるかのよう。
タクシーもがんばってます。
もう少し開けてきたら、ハバナでF1グランプリなんて開催したら面白そう。
その前座レースは、地元のクラシックカーで。
現役のF1ドライバーに、くじ引きで旧車に乗ってもらって、なんて余興もあり?
急に叫び声がしました。
さっきの女の子が、海に向って叫んでます。
古いクルマは、アート、芸術です。
しかも、どこか上品に見える・・・
なんでかなあ、と考えてたけど、たぶん排気音がおとなしいからだと思う。
日本のクルマオタクみたいに、安っぽくエキゾーストを改造して、派手な音になっていない。
弱い犬ほどよく吠えるっていうけど、クルマも同じだ。
この曲線美。うっとりします。
トヨタ2000GTなんかが現れても、ふつうに絵に溶け込みそう。
機械というのは、壊れたら、買い換えるんじゃなくて、直すもの。
あるいは、壊れないようにメンテナンスするもの。
クルマから街並み、すべてに言えるんでしょうね。
いきなり、炎天下を歩きすぎました。
ホテルで休憩しましょう。(また、水を持たずに歩き回ってしまった)
馬車に連なる旧車たち。
炎天下でも元気に遊びまわる子供。
さすがに、この昼時。外を歩いている人は減ります。エジプトに似てる。
レストランですね。まだ、お腹は減ってませんが、昼は何を食べようかな。
それより、のどが渇いた・・・
近いと思っていたホテルになかなか近づかない。目測を誤ったかな(笑)
ようやくホテルまで帰ってきました。
ホテルというよりアパートなので、呼び鈴を押さないとドアが開きません。
そこで、何度もコツンコツンと金具を鳴らすんですが、音沙汰無し。
この暑い中、参ったなあ・・・ と思ってたら、遠くから「オラ~! オラ~!」との声。
向いのアパートのおじさんが、私を呼んでます。(「オラ」は、スペイン語でハローの意味)
「違うよ!となりだよ!」と、教えてくれたのでした。
なるほど、私は、となりのアパートを一生懸命叩いてたんだ。
住居と住居が、あまりにもくっついてるので、わかりませんでした(笑)
あまりにもエキゾチックな街並みに、暑さと体力を忘れて、歩き回りすぎました。
部屋のクーラーを最強にして、体力を回復させます。
そして、ミニバーのコーラを1杯。
そういえば、まだキューバのおカネを使っていません。物価は、どんな感じなのかな。
午後の街歩きが楽しみです。でも、まずは一休み・・・