中国国際航空(エアチャイナ)で弾丸一人旅 真冬の北京へ【北京&西安旅行記 #1】

さて、今回の旅は中国です。中国と言えば歴史の国。

トルコと同じように、四方八方から奪い奪われてきた民族の入り乱れる国。いたるところに無数の史跡がある、日本の25倍もの広さのある巨大な国。

1党独裁の社会主義国でありながら、市場経済をうまく巻き込んで、今や世界経済に欠かすことのできない不思議な国。

同じアジア人として、中国には興味を抱かざるを得ません。

中国という国に対する感想

ところで、中国に行くというと、「なんでわざわざそんなとこへ行くの?」という反応が大多数でした。

尖閣諸島問題、南沙諸島問題、反日運動、PM2.5・・・多くのの日本人が、よいイメージを持っていないでしょう。

だからこそ行きたい!

わけのわからぬ国だからこそ行きたい!

私はへそ曲がりでしょうか(^-^) 

でも、昨今の中国政府の横暴ぶりを見ていると、北京や上海など、気軽に行けなくなる時代が来るような気がしてなりません。

ありえる、と私は思います。

そのうちに、経済では、世界の覇権をとることは間違いないでしょう。

そして、軍事力でも。

そうなれば、首都の北京など、フラフラしてる1人旅の旅行者など、入国させない、なんて時代が来たっておかしくない。だって、中国にとって、何のメリットもないから。

まあ、ちょっと極論かもしれませんが、いずれにしろ、行きたいところがあれば、行けるうちに行っておく。これが、私の旅の信条なので、これから中国は行きまくると思います(笑)

 

ところで、私は中国への渡航2度目です。1度目はバブル前夜とでもいうべき、今から20年前の1997年。会社の研修で上海と蘇州へ行ってきました。

当時の上海は、テレビ塔が建つなど開発も大きく進んでいましたが、裏通りには路上生活者などがあふれ、発展途上国特有の熱気を感じました。

それから20年。GDPは日本を抜き、世界2位へ。マクロ経済的には、すさまじい発展を遂げたのは周知の事実です。

北京・西安・南京 3都市を回る弾丸旅行の日程

さて、中国といっても広い。限られた日程で、どこに行くかあれこれ思案。多分、何回も行かないと中国のことはわからないでしょう。
 
私の「バケットリスト」には、かなり高順位の中国各都市がありますが、今回は、はじめての弾丸旅行ということもあり、代表的な都市、北京・西安・南京に焦点を絞り、以下のような旅程を組み立てました。

日付

午前

午後

宿泊地

1/7(木)

羽田7:05 ⇒ 北京10:05

北京観光

北京

1/8(金)

北京観光

北京観光

北京22:16 ⇒ (寝台列車)

車中泊

1/9(土)

車中

⇒ 西安12:42着

西安観光

西安

1/10(日)

西安観光

西安観光

西安19:24 ⇒ (寝台列車)

車中泊

1/11(月)

⇒ 南京7:22着

南京観光

南京11:56 ⇒ 上海13:09(新幹線)

上海17:20 ⇒ 成田21:00

 

会社から冬休みを2日もらい、ホテル2泊、列車中2泊の計4泊5日の弾丸旅行です。

主要都市だけ、とりあえず坦々と見学するという点では、うまくできたのではと思います。

地図でいうと、こんな感じのルートです。

DPP_2100

往きと帰りで、航路が違う旅は初めて。チケット代は4万円弱でした。

 
そして、広大な中国。夜行列車での移動が時間を有効に使えて便利。シートリップというサイトで、手配しておきました。
ケタ違いに人口の多い中国では、国内の移動手段のメインは鉄道のようです。日本では数少なくなった夜行列車の旅の味わいにも期待しましょう。

チケットを取ったり、旅程を調整したりしているうち、旅の焦点が定まってきました。

今回の弾丸一人旅の目的

  1. 天安門広場の見学
  2. 万里の長城登頂
  3. 西安の街散策
  4. 中国列車の旅を味わう
  5. 上海リニアモーターカーに乗る
と、こんな感じです。なんか、出発前からワクワクです。
 
おりしも、直前まで、北京の空にはPM2.5注意報が出ているようですが、どんなことになるでしょうか?
では、行ってきます(*^^)v

前泊した羽田空港から中国国際航空で北京へ

 
羽田を7:05にフライトとなると、前泊が必要。でも、これは計算済み。空港送迎バス付の「羽田イン」というホテルに泊まって、前の晩からわざわざ旅立ちムードを掻き立てます。
でも、朝4時から送迎してもらって、その前にバイキングの朝食もついて6,450円ならいいんじゃないでしょうか。

時は2016年もはじまったばかりの1月7日。寒い中、まだ夜も明けやらぬ羽田空港国際線ターミナルまで送っていただき、早速チェックイン。

初めて乗ることになる中国国際航空、エアチャイナです。

定刻にフライトとなりましたが、このガラガラぶり(^-^)

飛行機でこんなに空いてるのはじめてです。

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夜明け直後の東京上空。

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富士山上空を通過。
写真撮ってたら、CAにスマホの電源切れ!と言われました。ごめんなさい

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早朝にホテルのバイキング食べましたが、大好物のスクランブルエッグなので、すぐに平らげました。

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北京首都国際空港で地下鉄の乗り方で迷う?

何事もなく、定刻に北京首都国際空港に到着。さすがに広い空港です。まずは、スタバで休憩。

ところで、中国は金盾という国家ファイアウォールがあります。ポケットwifiを持ってきても、グーグルやLINEなど、繋がらないそうです。

 
私は、一応レンタルして持ってきましたが、案の定うんともすんとも繋がりません。 
しかしまあ、この国家規模の情報規制。すごいっすね。

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さて、まず目指すは天安門近くのホテルです。地下鉄乗り場は、空港の第3ターミナルの外にあります。 

ターミナルの外に出ると、さすがに寒い・・・

1月の北京。こいつは、なめちゃいけません(笑)

ところが、寒い地下鉄乗り場でチケット売り場を探しますが、ありません。

いや、あるんですが、中心部までのチケットを売ってくれないんです。

 
一律25元のチケットしか売ってないらしく、マップを見せて、「ここまでのチケットが欲しい」と言っても相手にしてくれません。

寒さで足を震わせながら途方に暮れかけましたが、「地球の歩き方」をよく読めば、地下鉄機場線は他路線との連絡切符を販売しておらず、とりあえず東直門という機場線の終点まで行き、そこで切符を買いなおす、とあります。 

 
はあ、そうなんですか・・

こんな大空港なのに、不便なもんですね。

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東直門で降りて、普通の地下鉄に乗り換えました。中国らしい広告です。

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なんとか、天安門東駅にたどり着きました。

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地上に出て、びっくりです。

抜けるような青い空!

PM2.5なんて、どこにいるんでしょうか?