もう、オロタバの町まではノンストップかな、と思ってましたが、そうもいきません。
だって、こんな崖が現れるから。いったい、なんなんだろう?

大西洋岸の道をオロタバへ
サボテンも現れます。

しかも、花が咲いてる。
野生のサボテンで、花の咲いてる姿って、見るの初めてかな。

この辺りの町の名称でしょうか。
スペイン語圏では、しょっちゅうELってでてきますね。
英語でいえば、THEという意味らしいですが、懐かしいところでは、エル・カラファテ。
ほんとに懐かしい・・・

左手には、どこまでも大西洋が広がります。

ようやくワインディングロードも終わったと見えて、これからオロタバまで海沿いの道かな。
なんか、ミスチルの「未来」のPVに出てくる海沿いの風景が、脳裏に浮かびました。

TF5号線をオロタバに向って、東へ進みます。

途中、いくつかのリゾート地を通り過ぎます。

真鶴道路や、熱海ビーチラインを、走らせている気分。

オロタバに向かってますね。グーグルマップのおかげで迷いなしです。
こちらからテイデ山に登るルートがあるんですね。

オロタバの町です。

そして、目星をつけておいた、町の中心に近いパーキングにクルマを止めます。
ちょうど17時。予定通りです。
スペイン語圏を旅するようになって、「入り口」と「出口」ぐらいは、すぐにわかるようになりました。(それだけかい笑)

古都オロタバ 街の散策
さて、町歩きの勝手がわかりませんが、とりあえず旧市街に行ってみましょう。

いきなり、目に飛び込む大西洋。
この島は、どこにいても大西洋が目に入る仕組みになってるようです。

マップによると、カルバリオ通り。


大西洋を右手に、旧市街の坂を上っていきます。

オロタバは、その昔、ワインの生産がさかんだった古都。
カナリア様式の建物が、いまも形を残す、旅情漂う町と聞いていますが、なんの予備知識もなく来てしまったので、どこをどう歩けばよいのか、戸惑います。

とりあえず、上へ上へ、歩いていきましょう。日没までは1時間以上あります。

路地も急な坂。

今日は大晦日だけど、サンタクロース。

あの路地の隙間から見える教会は、直訳すると受胎告知教会。
あとで寄ってみますか。

どんどん上っていきますよ。

これも教会?

急に人気がなくなります。

坂道に並ぶカナリア様式の建物
こんなものがあるということは、このあたりが旧市街。
よかった、勘は外れてませんでした。

こういうのをカナリア様式というんでしょうか。


日もだいぶ傾いてきましたが、まだ日没までは時間あります。

こう坂が多いと、日常生活でも鍛えられそう。

ほんとに、どっからでも海が見えるね。

これもカナリア様式?
なんか、なんとなく懐かしさを感じるのは気のせいか。

つたない英語力をフルに駆使して訳していくと、どうも、ドア周りや、ベランダなどが木製であることが特徴らしい。

そういう目で見れば、たしかに窓枠が木です。

扉も。

ベランダも。


懐かしさを感じたのは、このせいかな。

病院か博物館かな、と思ってグーグルマップで調べたら、高級ホテルでした。

カナリア様式とコロニアルって、違うのかな。


こういう異国情緒たっぷりの町を歩いていると、「~知らない町を旅してみたい~」という、松田聖子の曲のフレーズが、頭をよぎったりするんですよね。(古過ぎだ・・・)

でも、ほんとに、知らない町を旅するって、楽しい。
こんな楽しいこと、世の中にあるんだろうか。

カナリア様式に、警察車両の大群。
と思ったら、目の前は警察署でした(笑)

さて、誰でしょう?


こんなスタチューを眺めているだけでも楽しい。

知らない町を歩くだけで楽しめる私。
救いは、地球が広すぎること。こりゃ、当分楽しめますな(^^)v

いつのまにか、さっき上から見下ろした「受胎告知教会」の前に来てました。

ベンチに座って、一休みします。


ちょっと違うけど、キューバのトリニダーを思い出しました。

暮れなずむオロタバの街
日が傾いて、ますますいい雰囲気の古都オロタバ。

なんか、サンタクルスよりも、雰囲気ある?

最初に歩いたカルバリオ通りに戻りました。

1時間ちょっとだけど、十分楽しめたね。

最初にこれを見つけてれば、無駄なく回れたけど、なんか、うまく回れた気がする。
少しづつ、旅のカンのようなものが、養われてきたかな。

来たときと同じ橋を渡って、戻ります。

色を変えていく大西洋。

また協会ですね。

暮れなずむ公園の親子。


私も、公園の欄干に寄りかかって、道行く人を眺めます。



もうすぐ2018年も終わります。

2018年も終わってしまうけど、楽しい1年だった。旅に関する限り。

さて、そろそろ古都オロタバともお別れ。

夕陽を浴びるテイデ山ともお別れ。

明日で、テネリフェ島ともお別れですね。

目印にしておいた観光案内所の角を曲がって、パーキングへ。

私を待っていてくれたヒュンダイ。
さあ、いっしょにサンタクルスの町に帰ろう。
