さて、楽しかったカナリア諸島テネリフェ島の旅も、終盤に近づいてきました。
空港の、レンタカーの返却期限は本日16時。マドリードへのフライトは18:55です。
こういうとき、空港付近でウロウロしたほうが、精神衛生上もいい。
(弾丸旅行なので、なにかあったら大変・・・)
なので、世界遺産ラ・ラグーナは、最終日に寄ろうと初日から決めていました。
ほんとに、空港に隣接するような位置関係です。

テネリフェ島を走るトラム
ということは、クルマで行って、散策して、そのまま空港に乗り付けて、返却する、というのが、合理的なルートですが、せっかくテネリフェ島まで来て、移動手段がすべてレンタカーというのも味気ない。
サンタクルス散策の際、何度も目にしたおしゃれなトラムで往復してくることにしました。
サンタクルスには、トラムが2本走っていて、そのうちの1本はラ・ラグーナの入り口「TRINIDAD」まで行ってくれます。
もっとも、直線距離では近いんですが、遠回りしていくため、片道40分近くかかります。
それらを計算に入れて、荷物をフロントに預けて、出発です。
あのフレンドリーな黒人スタッフ、今日はいなかったな・・・休みかな・・・
最寄の駅は「GUIMERA」駅です。
正月なので、ひょっとしたら休み? なんて考えてしまいましたが、待ってる乗客もいるので大丈夫でしょう。

料金は1.35ユーロ。

こんなチケットが発券されます。

ほんとに営業運転してる? あれは、サービス休止中とか?

でも、上り電車がやってきました。よかった、運転してるね。

下り電車も来ました。LA TRINIDAD行きです。キューバを思い出すな・・

トラムの中はこんな感じです。

急な坂を、モーターのうなりをあげて登っていきます。

しかし、窓にはスモークフィルムが貼ってあって、外は見えません。残念・・
ちなみに、外からでは、中の様子は全く見えません。
プライバシーの尊重?

GUIMERA駅から35分くらいでTRINIDAD駅に到着。

しかし、カッコいい車両だな。
イスタンブールでも、エルサレムでも、アテネでも、同じような車両が走っていたけど、どこのメーカーなんだろう?

世界遺産の街 ラ・ラグーナ
さあ、世界遺産ラ・ラグーナを堪能しましょう。
今日が元日であることを再認識。

世界遺産といっても、建築様式の独特さが評価されたということらしいので、知識のない私にはそのよさを理解する知識がありません。

ま、でも、難しいことは考えずに、このコロニアル調の建物を眺めているだけでも、楽しいものです。

風もなく、気持ちのいい元日の朝。
標高が高い分だけ、少し空気が冷たいですが。

私と同じように、早起きの観光客。さすが、世界遺産。

通りのつきあたりで、時計塔に出くわしました。

時計を見て、11時であることに気づきます。
朝早いなんて、錯覚でした(笑)

そういえば、朝食べてないのを思い出して、時計塔の近くにあったカフェに入ります。

コーヒーを飲みながら、町の散策ルートを検討。

サンドイッチとコーヒーという、超かんたんなブレックファストでした。

少しづつ、観光客も増えはじめます。


マップに載ってる建物だけど、スペイン語標記なので、わからず。

このカタチの木、サンタクルスの海岸でも見ました。
マダガスカルで有名なバオバブの木とも違うようですが。

模型のような建物の間を、あてもなく歩くのは、それはそれで楽しい。

太陽が昇ってきて、暖かくなってきました。

クルマがいなければ、もう少し美しく見えると思いますが。

よく見れば、不思議な造りをしてますね。

年末年始の休暇を楽しむ家族。

また出た、バオバブの木(じゃないよな)。


夜に来たら、また面白い光景が見れそう。

昼を過ぎて、町にあふれだす観光客。
この人たちの1日は、正午の時報からはじまるみたいです(笑)


ZARDの曲に合わせて、のんびり散歩を楽しんでましたが、そろそろサンタクルスの町に戻らないと。

この扉なんか、障子みたいだね。

では、カナリア建築のラ・ラグーナにさようなら。


帰りのトラムの時間に合わせて、もう少し散歩。
これは、地図によると、サントドミンゴ。

ほんとに聖なる町なんだね。


おっと、懐かしい、旧旧旧プレリュードを発見。
ホイールまで、当時の純正のままやん! こんなとこで生きておったんか、って感じです。

さて、トリニダード駅。

ちょうど入ってきたトラム。あれで、サンタクルスの町に戻ります。
いよいよ、本当に、旅も終わりです。
トラムにも乗れて、楽しかったテネリフェ島の旅。

サンタクルスの町をブラブラと
帰りは、GUIMERA駅ではなく、1つ手前のWEYLER駅で降りて、散歩を楽しみます。

マップによると、なにかの政府系建物。

ムニシパルガルシアサナブリア公園、という長い名前の公園。

では、そろそろホテルのほうに戻っていきましょう。

港に向って、坂を下ります。

坂を下りながら、どこかレストラン開いてたらな、と思うんですが、元日の今日。
みんな閉まってます。

そのうちに、時計塔が見える、いつもの通りに出ちゃいました。

結局、このお花畑の前のカフェで休憩。
みんなビール飲んでます。私も、といきたいところですが、これからクルマを運転するんです。
あぶない、あぶない・・・

ケバブ屋さんなので、ケバブをいただきました。
おいしいケバブでした(^^)v

これで、セラドル橋を渡るのも最後。
3日間お世話になった、ホテル・タナウスともお別れです。
