すっかり時間を食ってしまいました。
レンタル屋さんがアドバイスしてくれた、アンコール・ワットの最適見学時刻15時半はとっくに過ぎています。
とにかく、今度は間違えないようにバイヨンへ。
ようやくたどり着けた「バイヨン」
今度は観光客もいっぱいいるし、間違いなくバイヨンでしょう。
念のため、チケット確認の係員に聞くと、大丈夫、ここがバイヨンでした。
バイヨンの象徴は宇宙観。
たしかに、先端の尖った構造は、私の今まで見た遺跡の中では、インドネシアのロロ・ジョングランに似てるかな。
でも、私の中では、バイヨンといえば、観世音菩薩の顔と、レリーフで敷き詰められた回廊。
そして、私が訪れたとき、中の回廊めぐりは、観光客が多すぎて入場制限がかかっていました。
バイヨンの回廊には屋根がないため、涼しい時間、つまり朝方か夕方に観光客が集中するということで、ちょうど、その時間に当たってしまったのかもしれません。
観世音菩薩様の顔と対面
中に入れず、外側からズームレンズをいっぱいに伸ばして、観世音菩薩の顔を捉えます。
しかし、よく積み上げたものです。
幸せそうに目を閉じてますね。
観世音菩薩の顔が見れたことで、ほっと一安心。
転がってる岩の上に腰掛けて、休憩。さっき買ったミネラルウオーターで、水分補給。
うん、遺跡は、あわただしく回るのではなく、こうやって、のんびり座って眺めるものなのかもしれない。
中の回廊のレリーフは見れませんが、なんか達観してきました。
とはいえ、外側のレリーフだって見事。
ひょっとして違うかもしれませんが、クメール軍の行進かな。
違うな・・・座ってるもん
これは、何だろう?
わかりませんが、当時の様子を反映したレリーフを眺めるのは、ほんとに面白い。
名残惜しいですが、日が暮れてきてしまいました。
急がないと、アンコール・ワットを見る時間がなくなってしまう。
では、バイヨンにお別れ。
バイヨン、ほとんど見れませんでしたが、アンコール遺跡はまた来る機会もあるでしょう。
そのときの再会を楽しみにします。
門から出ます。
実は、この門は裏側。私は、裏側から入って外面だけ見て、また裏側から出たことになります。
相変わらず、あきれるほどの弾丸行動ですが、時間がないんだから仕方ありませんね。
でも、バプーオンで迷子になって、タイムロスがなかったら、もう30分くらいは時間稼げたかな。
でも、地図一つでの単独行動、ほんと仕方ない。
夕日をあびるバイヨンにお別れです。