列車が速度を落としました。
どうやら、終点(なのかどうかわかりませんが)のコムラプール駅に到着のようです。
ダッカの中心駅 コムラプール駅ホームの様子
満員の列車がダッカの中心駅「コムラプール駅」に着きました。
さがしても駅名標見当たらないし、車内アナウンスもない。
でも、乗客が全員降りるので、つられて私も降りた次第。
まあ、アナウンスあってもわからなかったと思うけどw
Googleマップは相変わらず作動しないので、この安定した雑踏が、たぶん「コムラプール駅」なんだろう、と見当をつけて歩きます。
バングラデシュの人口密度からして、この程度は雑踏とは呼ばないんだと思う。
でも、一国の首都の中心駅というのは、バングラならではの安定感と、首都という特有の怱忙な感覚が入り混じって、旅に出た気分を一層盛り上げてくれる。
隣のホームからは、いましも発車していく列車。
その隣の列車は、すでに動き出しています。
その動き出している列車に、まだ飛び乗ろうとしている乗客。
日本では考えられない光景だなあ、とみとれていると、その動き出す列車を追うように、ゴミを回収していくスタッフ。
と思ったら、いましも速度を上げようとしている列車を追いかける人・・・
こちらは、私が乗ってきた列車。
行き止まり駅なので、機関車をつけかえるようです。
少年って、万国共通で、こういうの好きなんだろうな^ ^
将来は鉄道工学を学びたい少年かな。
日本では、旅客列車ではサンライズと新幹線くらい?
ひっきりなしにこんなことやってる、ダッカのターミナルステーション。
力強そうな機関車をみつめるおじさん。
みんなに愛されるバングラの機関車。
あの人も鉄道オタクさん?
自由に線路に入れるなんて、日本の鉄オタさんからみたら夢のような世界^ ^
機関車が行き止まり駅のどんづまりまで進んで、折り返して車線をかえる。
欧州などでは当たり前の光景が、バングラでも当たり前に行われてました。
コムラプール駅の散歩
では、もう少し、コムラプール駅の構内を散歩しましょう。
今回の私の旅は2泊4日。
そんな行程でバングラを旅する人がいるのかどうかは知らないけど、時間がない中で、駅の雰囲気を味わうのも、私にとっては重要な観光ですw
時刻表かなにかかと思ったら、シチズンチャーターとある。
いわゆるマニフェスト? まったく読めないww
ところで、まだ「コムラプール」という駅名標を探せてないんだけど、それはまあいい。
でも、ここが「コムラプール駅」だとしたら、ここからは実はインド・コルカタへの国際列車もでている陸路のターミナル。
そういう概念をもつだけで、怱忙さが旅愁にかわるから不思議だ。
改札口の外に出ましょう。
すごいなこりゃ・・・行列を作れ!と強制されていますw
駅構内のコンビニ。
旅立つ前に、こういうところに寄るのが楽しいのは、これも全世界共通。
犬が寝てるのは共通ではないかもしれないけど、天敵がいないんだろうな・・・
無防備にやすんでます^ ^
あのチケットカウンターのどこかに、コルカタ行き列車の窓口があるんだろうな。
いつかたどってみたい行程のひとつです。
コムラプール駅からリキシャに乗る
列車が着いてから20分ほど滞在したコムラプール駅。
ダッカの街に、夕暮れが訪れようとしています。
さて、今夜の宿は、2泊する予定のトプカナロード沿いのホテル「アジアホテル&リゾーツ」。
ここから3kmくらいなので、歩いて行こうと考えてました。
でも、目の前の人の往来を眺めているうちに、リキシャに乗ってみようかな・・との思い。
どうせ、明日から2日間滞在するわけで、その間リキシャにはお世話になるでしょう。
3km乗って、相場がどのくらいか知っていくのも悪くないな、と考えた次第。
こんなところで、ウロウロしていれば、物色するまでもなく、勝手にリキシャ引きが寄ってきます。
寄ってきたリキシャ引きにGoogleマップでホテルの場所を示します(上手く作動してないけど、地図の読み込みはできる)
すると、大勢のリキシャ引きが集まってきて、あーだ、こーだ言いながら「トプカナロード・・」という声がしたので、そう!それだ!と合図すると、年配の仕切り役のようなバングラ人がひとりのリキシャ引きをあてがってくれました。
そして、そのリキシャ引きに「いくら」と聞くと「400」との答え。
3kmで400タカ。
私が持ってきた10年前の地球の歩き方だと2kmで40タカ程度とあるので、相場の10倍近い。
しかし、ここ10年でインフレも進んでるだろうし、大通りを超える場合は上乗せ料金という情報もある。
そして、そもそも外国人価格というのもあるらしい。
それらを換算して、「もうちょっと・・・」と目配せすると、さっきの年配の仕切り役おじさんが出てきて「OK!300タカ」。
1km100タカ(130円)か・・・たぶん割高だけど、それで手を打つことにしました。
実は、人生初のリキシャ乗車。
インドに行った時も、すべて徒歩で乗る機会なかったし、マレーシアのマラッカで、観光用のリキシャに乗ったくらい。
移動手段で使うのは、生涯初です(^ ^)
ずっと立ちこぎで頑張ってくれるリキシャ引きの好青年。
場所を伝えるときに、みんなで相談してくれ、値段交渉までまとめてくれたバングラ人のおじさん。
今回の旅、バングラ人から受けた2度目の親切(割高だとは思うけど、交渉能力のない私がそれを言っても仕方ない・・)
夕暮れのダッカの街をリキシャに乗って、気持ちいい風を浴びる。
とても優雅な旅w
街の中心部へ近づくにつれ、リキシャ渋滞も激しくなります。
しかし、リキシャ引きの車幅感覚はプロだな。
ここにきて、今回の旅はキャリーでなく、リュックできたことがあらためて正解だったと感じます。
この街に、キャリーは似合わない。
トプカナロードへの交差点で、軽いハプニング。
右のクルマとわがリキシャの車輪がかるく接触。
でも、クルマの方が謝ってた・・・そういう世界なんだ・・
これ、歩いたら30分じゃ着かなかっただろうな・・・と思ったころ、トプカナロードとバンガバンドゥ・アベニューが交わる交差点に到着。
この交差点が凄まじい。なかなか向こう岸へ行けない・・・
そして、すごい騒音w
なんとかすき間をみつけたリキシャの青年。
いやあ、3kmも引っ張ってくれてありがとさん。
300タカ渡して、握手して別れます。
では、まずホテルにチェックインして、荷物を置きましょう。
ようやくGoogleマップが、自分のいる場所を示してくれた。
道端で売ってた果物やさん。マンゴウとかだけでなく、スイカまで売ってるんだ。
「アジア ホテル&リゾーツ」の看板が見えました。
ホテルに荷物を置いたら、ダッカの夜の街に繰り出しますか。
さっきの雑踏を目にしたら、これから2日間の滞在が楽しみでしかたない(^ ^)