逆走するリキシャ乗り&大渋滞のダッカ空港への道【バングラデシュ旅行記 #14】

時計を見れば17時。

本日の帰国フライトは23時。

ホテルをタクシーで19時に出る予定なので、楽しかったダッカ街歩きもそろそろ終焉モード。

リキシャを捕まえて、ホテル方面へ戻ります。

間近で見た「喜捨」

今回の旅で、リキシャは何度目かな。

渋滞にも慣れた・・・平素のことで、リキシャ乗りもくつろいでます。

ところが、この渋滞がクセモノで、物乞いがよってくるんです。

これについては、教科書的には基本無視します。

だって、あげると際限がないから。

ところが・・・

この物乞いに、リキシャ乗りが、10タカ紙幣をあげてました。

物乞いに地元民が喜捨する瞬間。

私は、はじめてみました。

そして、バツが悪かった・・・ほんとに

喜捨したのは、このおじさん。

何事もなかったかのように、ダッカ大学のキャンパスに入るゲートをくぐります。

イスラム教の掟は素晴らしいんだろうな・・・

目の前で起きた無言劇に、軽い自己嫌悪に。

逆走するリキシャ乗り

ホテルへ帰る途中、「独立博物館」なるものがあると聞いて、途中でリキシャをおりました。

ところが、どこにも博物館らしきものは見当たらず・・・

ミュージアムとあるし、料金表まであるので、間違い無いと思うんだけど。

狐につままれた思いで、バングラデシュの国旗を眺めます。

日本と同じタイプの国旗に、親近感がわきます。

博物館には出会えなかったけど、敷地は公園になっていて、思い思いにくつろぐバングラ人にほっこり。

そして、いよいよホテルに帰ろうとリキシャ乗りをつかまえると、中央分離帯のあるストリートであったことが災いしてか、逆に走り出しました。

いくらダッカでも、それはないだろ、と思ってたら、やっぱり対向のリキシャ達から警告のベル。

でも、そのベルがこちらに向けてのものかはわかりませんでしたが。

夕暮れを迎え、交通渋滞がはじまってますね。

無事にホテルに着いたところで握手して別れたリキシャ乗りのお兄さん。

これで、しばらくは、リキシャに乗ることもないと思う。

名残惜しかったです。

想像を絶する大渋滞 17kmを2時間

さて、ホテルで少し休憩して、予約しておいたタクシーで空港へ。

タクシーかと思ったら、このホテルアジアの専用車でした。

警官が常時警護してくれる「ホテルアジア」。

オールドダッカまで2kmという立地も含め、とても居心地の良いホテルでした。

ホテルを出たのが19時。

フライトは23時。

空港までは17km。普通に考えれば、30分もみておけば十分な距離。

しかしここはバングラデシュ。

2時間かかるかもしれないと踏んで、本当に、その通りに2時間かかりました(^ ^)

信じられます?

17kmを2時間ですよ。

つまり時速8.5km。マラソンランナーより遅い・・・

でも、これを体験したくて、クルマを選んだというのもありますがw

バイクですら、まったく身動きとれない、バングラデシュの大渋滞。

今日は月曜日。

バスに乗ってるのはサラリーマンの人々かな。

毎日これじゃ、時間がもったいない。

まったく動かないので、観察する時間があります。

渋滞を構成するクルマには、きれいな日本車もいるんだけど、バンパーの先にさらにバンパーがついてる。

バスもリキシャもボコボコだから、接触事故など多発してるんでしょう。

オーナーの知恵なのか、メーカーの知恵なのかわからないけど、ピカピカの新車を傷物にしたくないという、一般的な心情は同じなんだな、と感心しました。

ハイウエイに乗っても、渋滞は相変わらず。

全然ハイウエイじゃない・・・

2時間という読みが甘かったかな。

少し気を揉みはじめたころ、ようやく空港に到着です。

コンコースの前も大渋滞。

そもそも、人がいっぱいいる国なんだから仕方ないにしても、コンコースに入る人をチェックして制限してる。

2日間、とくに怖い目には合わなかったけど、つい先日までバングラデシュは、日本の外務省が「不要不急の渡航」を制限していた国ということを思い出します。

たった2日間だから、怖い目に合わなかったのか、政治や宗教関連にかかわらなければ全然怖い国ではないのかはわからない。

でも、この2日間、バングラの人々に親切にしてもらったのは事実。

楽しかった2日間をありがとう(^ ^)

今回のバングラデシュ2泊4日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。