バングラデシュ旅らしく、カオスな状態のまま空港に送り込まれた気分。
「ホテル アジア&リゾーツ」の専属車の運転手は、空港コンコースに入るセキュリティを「私が日本人だから」という理由を強調して(たぶん)、優先的に中に入れさせてくれました。
あのまま並んでいたら、30分は足止めを食ったでしょう。
バングラデシュ人からいただいた親切、これで7度目。
手を振って、ホテルの運転手にお別れ。
そして、よく冷房の効いたコンコースに入ります。
ビーマンバングラデシュ成田行きチェックイン
ダッカ空港のフライトボードをまじまじと見つめる。
ドバイ、マスカット、シャルージャと中東方面のフライトが占める中に、NARITAの文字。
NARITAと聞いて、日本を思い浮かべられるバングラ人は、どのくらいいるのだろうか。
ビーマンバングラデシュの成田⇔ダッカの直行便。
帰国便は夜間飛行。成田到着は、午前9時。
日本直行便なのに、日本人が皆無の列。
午前9時というのは、私のような時間に追われるサラリーマンには、正直微妙。
定時出社できるはずもなく、半日休暇とろうと思ったけど、思い切って終日休暇を確保しました。
おそらく昼前には自宅に着いてるでしょう。
明日の午後は、バングラデシュで感じた美しい余韻をパソコンの前でコーヒーでも飲みながら楽しみたい。
帰国が成田だと、空港からの足もイメージが必要。
1時間に2〜3本しかないので、なるべく早く降りれる前の方の席の窓際を確保しました。
ダッカ空港でのひととき
ベンガル虎ににらまれ、ビビりながら出国。
入国する時は、あれほど時間がかかったビザの取得も、出国はあっさり。
あっけないほどに、無国籍者になります。
フライトまで適度な時間があるので、ブラブラしてるとスーベニアショップが。
そういえば、今回の旅、街では思い出の品、買ってなかったな・・・
ていうか、そんなお店なかった^ ^
もう、しばらく乗る機会はないかなと、リキシャのアクセサリーを買いました。
そして、腹ごしらえに、ホットドッグ。
これでほぼ、手持ちのタカを使い切ります。
国籍豊かな搭乗シーン
ここダッカも国際空港。
踵を接して、各方面に飛行機が飛んでいきます。
シャルージャにソウル。
そして、マスカットにリヤド。
ん? 午前1時のリヤドが成田より先にボーディング?
そして広州。
そういえば、中国にビザなしで行けるようになるのはいつになるのだろうか。
トロント!
これにはびっくり!
1.2万km以上の超ロングフライト。乗ってみたい^ ^
さて、わが成田行き。
来る時は、美味しい機内食にお見それしたけど、帰りも期待できるかな。
3列シート独占でビジネス並の居住空間
ボーディング開始。ビジネスクラスのシートを素通りしてエコノミーへ。
私の席は12J。
成田まで4,952kmの旅。
深夜便で、景色など見えるはずもないのに、フライト前の高揚感はなんでだろ(^ ^)
ところで、搭乗率は、みわたしたところ、おそらく1割ほど。
3列占領できました。国際線では、こんなのいつ以来だろ?
フルフラットシートにして、ぐっすり眠れそうです。
フライト直前になって雨が。
雨季のバングラデシュ。天気予報は、ずっと雨だったのに、一滴とも雨に降られなかったダッカの街歩き。
親切にしてくれたバングラ人だけでなく、天気の神様にも感謝^ ^
では、お言葉に甘えて、フライト早々に、足を伸ばして街歩きの疲れを癒します。
今日も10時間近く歩いたから、さすがに疲れたなあ・・・
すると、水平飛行に移る間もなく、機内食が配られはじめます。
この時間に提供されるとなると、朝も出るだろうから、往路と同じように機内食2食だ。
アジア便で機内食2食のビーマンバングラデシュに、りんごジュースで乾杯!
そして、あらためて配られた機内食。
チキンと言ったんだけど、これほんとにチキンかな・・・w
でも、機内食なんて、気分の問題。
言うなれば、列車の中でおいしく駅弁を食べるようなもの。
日本のコメにも負けずとも劣らないご飯に感動しながら、たいらげました。
そして、使ってないテーブルを引き出して、くつろぎます。
そして、香りのいい紅茶をいただいてるうちに眠くなってきた。
無理もない・・・疲れてるし、おまけに日本時間は午前3時・・・
機内が減光されるとともに、ドロのように眠りに吸い込まれました。
オムレツが美味しかったビーマンバングラデシュの朝
未明にちょっと目を覚ましてトイレにたつと、あいてる席が際立つ。
満を持して就航した日本直行便なのに、これが埋まるには、もう少し時間かかりそうかな・・・
もうひと眠りすると、シェードが開いていて、夜もあけてました。
そして、2度目の機内食です。
飛行機の中って、なにもしてないのに、なんでこんなにお腹すくんだろ?
朝食は、オムレツをチョイス。
このオムレツが最高^ ^
クロワッサンも、フレッシュなフルーツも、目が覚めるに十分な演出でした。
コーヒーを飲みながら、たった2泊4日の旅をふりかえります。
旅の初日、ダッカ空港からいきなりカオスな鉄道駅に放りこまれた時も驚いたけど、もっとも思い出に残ってるのは、バングラ人の親切さ。
なれなれしく親しんでくるわけでなく、困ってる旅人を言葉もわからないのに手助けしてやろう、という思いやりが伝わってきた。
このあたりは、同じベンガルでも、インド・コルカタとは違ったなぁ・・・(失礼)
回想にふけってると、機は四国上空を飛行中でした。
そして、房総半島上空へ。
午前9時、定刻に成田空港到着です。
楽しい旅ができたことで気持ちいいし、なにより今日は休暇とってあるので気分がいい(^ ^)
楽しい旅を演出してくれたビーマンバングラデシュ、ありがとう!
見慣れた到着ロビーへのサインだけど、バングラデシュのような国からダイレクトに飛んでくると、また違って見えてきます。
今回の、たった2泊4日の旅。
はじめて訪れたバングラデシュ。
人も、土地も、食べ物も、気候も、街の雰囲気も、私の感性にドンピシャ。
直行便があるならいつでも行けるね^ ^
今回の旅を、無事に見守ってくれた旅の神様に感謝です!