36時間かけてリオ・ガジェゴスに到着 ~ チリ国境へ【アルゼンチン旅行記 #9】

こんなに、長い時間バスに乗る旅ははじめて。二晩目の夜を迎えています。

昼も夜も乗りっぱなしだけど、夜は夜で、漆黒の闇の一部にオアシスのような明かりがともり、街があります。

眠っている街が、その瞬間だけ起きる、なんともいえない味のある風景です。

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パタゴニアの夜明け

そして、バスに乗ってから2回目の夜明けを迎えました。 

空気が澄んでいるからか、息をのむほどの美しさです。

写真の腕が、もう少しよかったらなあ(笑)

席を左側に移して、美しい朝の景色を眺めます。

雲の動きが速い。

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ブエノスアイレスから30時間以上走ってきましたが、まだ、陸地は続きます。

マゼランの時代は、飛行機はおろか、自動車も鉄道もなかったんだよね。

当時の人々の距離的感覚って、どんな感じだったんだろうか?

今日は、念願のマゼラン海峡を渡る日ですね。

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配られた朝食、というよりスナック。

「GREEN・・・」とあったので緑茶かと思ってお湯を注いでもらいましたが、ただの紅茶でした。

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太陽が昇って、地面が見えるようになりました。

不毛の大地が、ますます不毛に。

 

街が近づいてきた雰囲気。

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リオ・ガジェゴス バスターミナルに到着

まもなく、このバスの終点リオ・ガジェゴスです。

ブエノスアイレスから2,800km。

飛行機なら2時間半で来るところを、わざわざバスで36時間もかけて、大地を駆け抜けてきました。

バスは、リオ・ガジェゴスの街はずれのバスターミナルに到着です。

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午前7時過ぎ。おおむね定刻です。

36時間の旅は、1台のバスの乗車時間としては、人生最長⁉︎

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ここまで、私を運んできてくれたバス。
砂にまみれたタイヤに、労をねぎらいたくなります。

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リオ・ガジェゴスは、南部パタゴニアの拠点ともいうべき街。

この街自体には見どころは少ないようですが、ここから、エル・カラファテ、プンタ・アレナス、ウシュアイアなどへ多数のバスが出る、いわばハブターミナルです。

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外に出ると、空気がひんやり。

南緯50度より南にきています。

気温はおそらく、5~6度でしょう。ようやく、持ってきたコートが役に立つエリアに入りました。

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バスターミナルのすぐ隣は、なんと「カルフール」です。

こういう街でも、ショッピングは郊外型になるようですね。

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本日の予定

さて、ここリオ・ガジェゴスからウシュアイアまでは、またまた丸1日がかりの行程。

予約してあるバスは、8:30にリオ・ガジェゴスを出発して、一度チリに入国。そして、もう一度アルゼンチンに入って、ウシュアイアに着くのは20:30。11時間の長丁場です

でも、ここまで36時間かかって、全然退屈しなかったし、今日は、国境を越えたり、マゼラン海峡を渡ったりで、あっという間の1日になるでしょう。

そうです! 今日のハイライトは、なんといってもマゼラン海峡の横断!

現役時代中に可能な範囲のバケットリスト最上位に位置する、念願のマゼラン海峡にご対面です。!(^^)!

感動して泣くかも(またまた大げさ・・)

地図でみると、こんな感じです。本当に、南米大陸の最南端にいます。

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ウシュワイア行きのチケット確保

まずは、ここから、ウシュアイアまでのバウチャーをチケットに替えましょう。

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開いてる窓口で尋ねると、指さして「そっち!」。

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なるほど、ここからは、向かう場所によっては、チリとの国境を越えます。

それで、窓口が分かれてるのかな。

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8時ちょうどに出勤してきたおばさん。

私のパスポートを見て、はるばる日本からようこそ、みたいな笑顔。

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チケットは、日本で印刷してきたものを、そのまま使うようです。

そして、くれたチリへの入国審査カードです。

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はるばるブエノスアイレスから携えてきたワイン。まだ4分の1ほど残っています。

でも、チリ入国時には、食料などの検査が厳しいと聞いています。ここで、飲んでしまいましょう。

とりあえず、ブエノスアイレスから、リオ・ガジェゴスまで来れたことに乾杯!

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ほろ酔いで眺める、リオ・ガジェゴス バスターミナルの風景。

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ターミナルの外を散歩。

時間があれば、このリオ・ガジェゴスの町も一回りしたいところですが、そんな余裕はなく、すぐにウシュワイアに向かわざるをえません。

世界一周をしている方のブログをみてると、碁盤の目のような道路があるだけで、何もない町ということになっていますが。

ウシュワイア行きのバスでさらに南へ

おおっ、ウシュアイア行きが来ましたよ。いいバスじゃないですか。

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さっきまで乗ってきたバスには及びませんが、フカフカのシート。

乗り心地は抜群。今度は2列×2ですね。

ウシュワイアまで、11時間のバス旅。

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乗車率はこんな感じ。

12月~2月ぐらいのハイシーズンになったら、すごい混雑になるんだろうな。

それにしても、今まで乗ってきたバスもそうだったけど、USBなどの電源はありません。

スマホの電池残量には気を使います。

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犬に見送られて、リオ・ガジェゴスを出発です。

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リオ・ガジェゴスの街並み。

日本と同じような、新興住宅地に見えますね。

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10分も走ると、不毛の大地になりました。

検問所の身元チェック

そして、さらに10分も走ると、検問所のようなところに着きました。

この先には、チリとの国境があります。

まだ国境ではありませんが、女性警察官が乗ってきて、乗客の身元チェックです。

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乗客全員の身元チェックが無事に終わり、再スタート。

マゼラン海峡から先は島だから、私は今、南米大陸の最南端にいるんですね。

地の果てを走っているような、そんな風景になってきました。

南米大陸最南端という響きが、抽象的ではなく胸に響くすごみ。

地の果てに来た、それを実感させる光景です。

いったい、この先に、何があるんだろう。果てってのは、そんなもんかもしれないですね。

と、思ってたら、動物が現れました。

しかし、そんなことに一喜一憂して、感慨にふけっているのは私だけ。

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乗客のほとんどは観光客だと思ってましたが、地元の方でしょうか。

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地の果てだ~、なんて騒いでいるのは、よそ者だけですね(笑)

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でも、私にとっては、まぎれもなく地の果て。

サングラスを外して、しっかりと目に焼き付かせます。

家というか、農家の倉庫かな。

10月下旬。今は初夏ですが、真冬はどんな光景になるのかな。

天気がよくて最高のクルージングです。

アルゼンチンから国境を越えてチリへ入国

小一時間も走ったでしょうか。モニュメントが現れました。国境をイメージしてるんでしょうか。

チリとの国境に到着しました。

緯度は南緯52度。北半球なら、樺太の北端に相当します。

陸路での国境越えに、わくわくしている自分がいます!(^^)!

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肉や果物類の持ち込みはだめよ、って意味かもしれません。

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乗客は全員バスを降り、一列になって、アルゼンチン出国の審査と、持ち物検査です。

バスの車掌さんが、検査官にコーヒーをサービス。賄賂かな?(冗談です(笑))

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そして、チリ入国の審査。やっぱり、他の乗客は観光客とかではなく、地元の人のよう。

パスポートというより、住民登録票のようなものを提出していました。

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チリ入国のスタンプがパスポートに押され、そして紙片をくれました。

これは、大事なものでしょう。しっかりと、パスポートケースに入れておきます。

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チリへ入国です。

チリへの入国で、訪問国の数が14になりました。

それにしても、なにもない国境です。

それこそ、小川未明さん著作「野ばら」にでてくるような国境です。

この国境も、ハイシーズンは観光客で賑わうのでしょうか。

今日は、ほとんど地元の人ばかりのようですが、地元の人が行き来するのに、毎回この手続きでは、効率悪そうです。

もう少し、ここにいたかったですが、乗客全員の国境審査があっさり終わり、みんなバスに乗り込みます。

では、アルゼンチン・チリの国境に別れを告げて・・

これって、私にとっての旅そのもの。なんか、ほんとに旅してる気分だなあ・・

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旅って、ほんとに気持ちいいわ・・

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