パタゴニア&バス旅 ~不毛の大地をひたすら南下~【アルゼンチン旅行記 #8】

物資を運ぶ巨大なトラック群がたくさん現れました。このあたりでは、町らしい町、プエルト・マドリンは近いようです。

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プエルト・マドリン&トレレウの街を通過

街に入る前、カジノの看板が。

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プエルト・マドリンの街です。

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そして、人生初の大西洋。南米に来てから、何もかもが初物尽くしなので、すべてのことに感動してしまいます。

サッカーに興じる少年たち。

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ブエノスアイレスから18時間。バスはプエルト・マドリンの街に入りました。

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ブエノスアイレスを出てから、リオ・ガジェゴスまでの旅程のちょうど半分まできました。

しかし、パタゴニアを行く旅は、まだまだ続きます。

バスはプエルト・マドリンのターミナルに到着しました。

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プエルト・マドリンは、自然や野鳥、動物の宝庫バルデス半島への拠点の街。
降りる乗客もいっぱいいます。

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ブエノスアイレスから18時間乗り詰め。少々停車するみたいなので、私も、ちょっと降りてみます。

18時間ぶりに吸った外気、外の空気がおいしい。

ブエノスアイレスとは、間違いなく違います。

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ここまで、運んできてくれたバス。リオ・ガジェゴスまで、残り半分だね。

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ほぼ満席だった車内も、ひっそり。

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ほんとに、けっこう降りちゃったね。

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プエルト・マドリンの街を出発。

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飛行機が、あっという間に、わがバスを追い越していきます。

ブエノスアイレスから乗った時は、飛行機の時代に、この乗客たちどこまで行くんだ?と思いましたが、やっぱり、この辺りでみんな降りるんですね。

乗客が、普通の感性だったので、妙にホッとしてしまいます(笑)

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バスの「車内食」 お弁当

車掌さんが、昼食を配りはじめました。

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旅の間は、なんでもおいしく感じますね。ちょっと、口のかわくメニューではありますが。

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食事のあとは、みなさんお昼寝。

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風力発電が現れます。今日は穏やかなようだけど、年中風が強いエリアのようです。

プエルト・マドリンから約1時間。トレレウの街に入りました。

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トレレウも、バルデス半島の拠点の町。

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ラテン系の人は明るい。

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バスは、トレレウも発車。さらに南を目指します。

車内では流れ続ける映画。もう4本目ぐらいかな。

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たまに、バスは、操車場ともいうべき場所に立ち寄り、

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車掌さんが、ゴミを出したり、食事を運び入れたり、大忙しです。

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不毛の大地をひたすら南下するバス

これは、なかなかにすごいこと。車窓の景色が一向に変わりません(笑)

20時間以上乗り続けて、窓ガラスの汚れが気になりはじめました。
うーん・・写真がキレイに撮れない。

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すいてきたので、自由に席を移動できます。左側の席に移ったり、

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先頭の座席に座ったり。
南に向かって進行中ですが、太陽が北からさすので、まぶしくありません。

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先頭の座席は、たしかにパノラマビューですが、窓全体に、飛散防止フィルムというんでしょうか、ざらざらの幕が貼ってあり、視界はあまりよくないです。

 

とはいうものの、この迫力はすごい。

事故に会ったらとんでもないことにはなりそうですが、そういえば、ちゃんと運転手、交代してるんでしょうね。

不毛の大地の中、一直線に伸びる道。

やっぱり、大地を駆け抜けてこそ、旅ですね。

自分の席に戻ります。

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右も左も、窓外の眺めは変わらず。

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空と雲が芸術的。

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夕方6時に配られた軽食。太陽が高く、夕方という気がしません。
ちょっと甘いんだけど、おいしくいただきますが、まさか、これ夕食じゃないよね。

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日没前 左窓に現れた大西洋

南下してきたので、日没が遅くなってきています。これは、夜8時の風景。

左の窓に、また大西洋が出現。サン・ホルヘ湾です。

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マゼラン艦隊が、このパタゴニア沿いに南下していた時、パタゴニアのあまりの不毛さに、反乱を招いています。

冬を越そうと停泊したサン・フリアン湾はもう少し南ですが。

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それから、400年余りたって、街ができたんですね。

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南緯46度。これが北半球なら、北海道宗谷岬よりも北に位置します。

コモドロ・リバダビアの街が見えました。このバスのフロントに出ていたサインの街です。

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おだやかな大西洋。

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外は寒いのかな。

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大西洋をバックに抱き合う男女。

コモドロ・リバダビアのバスターミナルに到着。

ブエノスアイレスから2,000キロ近く南下してきました。もう、この先に、大きな町は数えるほどです。

乗客も、少し入れ替わります。

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コモドロ・リバダビアを出発。

郷愁をさそう、夕暮れの大西洋。

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若者は元気です。どんな国でも、こうでなくては社会は発展しません。
夜の9時なんですけどね。

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夕暮れ、とはいっても21時過ぎ。バスに乗って、2度目の夜がやって来ました。

大西洋にもお別れです。 

涙が出てきそうな景色です(#^.^#)

5回目の「車内食」

寂寥感漂う夕暮れの大西洋を眺めていると、ちゃんと夕食が運ばれてきました。

18時頃供された軽食はおやつだったんだね。

最後の晩餐というわけではないんだろうけど、この5食のうちでは、もっともボリュームがあり、またおいしかったです。

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明日は、朝7時にリオ・ガジェゴスに到着予定。すぐにバスを乗り換え、ウシュワイアを目指します。

無事だった本日に、赤ワインで乾杯。

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根っからの旅好きの私。24時間以上バスに乗り続けてビクともしません。

バスのシートに深く、体を沈殿させ、目を閉じます。